今は亡き家族が眠っている『お墓』。
故人の命日、お盆、お彼岸になると、多くの人がお墓参りをしています。
そんな『お墓』について疑問に思うことがいろいろと出てきませんか?
実際に、このブログにもお墓に関する問い合わせが来るんですよね。
この記事では【お墓に関するよくある質問】を紹介し、お坊さんの僕が簡潔に回答しています。
お墓の知識を深めることで、安心して心穏やかにお墓参りができるようになりますので、ご参考にしてみてください。
※それぞれの項目についてより詳しく知りたい場合は、青色文字を押して関連記事をご覧ください。
今まで受けた【お墓に関する質問】をまとめました
僕は今までお墓に関する質問をたくさん受けてきました。
すべての質問を思い出すことはできませんが、記憶している範囲で簡潔に回答していきます。
お墓の意味や役割は何?
まずは、お墓に関する根本的な質問である「お墓の意味や役割は何?」について回答します。
ご存じのとおり、お墓は『遺骨を納める場所』ですが、じつはお墓の役割はそれだけじゃありません。
お墓は【あの世とこの世を結ぶ場所】であり、仏様やご先祖様が宿る【依り代(よりしろ)】の役目をしているのです。
ただし、お墓を建てただけでは、まだ『ただの大きな石』の状態。
お墓を建てて、お坊さんに開眼供養(魂入れ供養)をしてもらい、それでようやく、ただの大きな石が『お墓』に変わるのです。
お墓に変われば、あの世とこの世が開通した状態となり、仏様やご先祖様が宿る【依り代】となるというわけです。
じつは「べつに、お金を払ってまで開眼供養なんてしなくていいよ。遺骨が納められたらそれで十分。」という人も大勢います。
僕はそれでもいいと思いますよ、考え方は個人の自由なのですから。
ちゃんと開通している『お墓』に手を合わせるか、きれいに加工された『ただの大きな石』に手を合わせるか、あなたが納得できる方を選んでください。
【関連記事】:お墓の意味や役割とは何?お墓参りでお墓はパワースポットに育つ?
お墓参りをする意味を知りたい
お墓を建てた後は『お墓参り』ができるようになります。
お墓参りには、
- ご先祖様と私たちのコミュニケーション
- 自分自身の修行
という2つの意味があります。
お墓参りをするのは、お墓を介してご先祖様と私たちがコミュニケーションをとるためです。
もちろん、亡くなった人の声が聞こえるわけではありませんが、お墓を介してお互いの心が通じ合います。
また、お墓参りをすることは、お参りをする人自身の修行にもなります。
お墓へ線香や生花などを供え、心を込めて手を合わせることは、仏教における『善行』であり、これが修行になっているのです。
えっ?今まで何となくお墓に手を合わせていた?
じつは、多くの人があなたと同じように、何となくお墓参りをしています。
今のままだと、まだ不十分というか、本物のお墓参りができていません。
残念ながら、ただ石に向かって手を合わせているのと大差ない状態です。
あともう少し『お墓参りをする意味』を知るだけで、本物のお墓参りができるようになります。
「せっかくなら、ちゃんとしたお墓参りがしたい」という方は、こちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】:お墓参りをする意味とは?お墓参りのやり方と注意点も詳しく解説
外だとなかなか線香に火をつけられない!
お墓参りのときに線香へ火をつけられずイライラしたことはありませんか?
ほとんどのお墓は屋外にあるので、風がジャマをするんですよね。
お墓参りで線香に火をつけるときには【火力の強いターボライター】を使用してください。
ターボライターなら風に負けない火力があるので、しっかりと線香に着火してくれますよ。
ターボライターはインターネット通販でも購入できます。
せっかくのお墓参りでイライラしないように、試しにターボライターを使ってみてください。
【関連記事】:【お坊さんが徹底解説】お墓参りに適したライターの選び方。
お墓参りで供えるお花はどこで買える?
お墓参りのときには基本的に『お花』を供えます。
お墓に供えるお花は、できれば自宅近くで買いたいですよね。
そのせいでしょうか、「お墓に供えるお花はどこで買えますか?」という質問をよく受けます。
お墓参りで使うお花は、
- スーパー
- ホームセンター
- 霊園の管理棟
- コンビニ
- オンラインショップ
- 生花店
など、いろんな場所で買えます。
お花の質については生花店が他を圧倒していますが、手軽さを考えればスーパーやホームセンターで購入してもよいでしょう。
【関連記事】:お墓参りで使うお花はどこで買うことができますか?
お墓に花粉がついたらどうすればいい?
お墓の上に黄色い粉がついているのを見たことがありませんか?
それは、おそらく花粉です。
花粉(特にスギ花粉)が飛散する時期になると、お墓の上に黄色い花粉がたくさんつきます。
お墓についた花粉を取り除くときは、まず水で大まかに洗い流し、それから濡れた布で優しく拭き上げるようにしてください。
乾いた布でこすり落としてはいけません。
花粉とはいえ、墓石と擦りつけてしまうと、石の表面に細かな傷が入り、その部分の劣化が進みます。
硬いブラシなどで擦るなんて言語道断です。
しつこい汚れ、彫刻の文字など、一部についてはブラシで擦ってもかまいませんが、その際もできるだけ力を加えないようにしてください。
もちろん、墓石はとても硬いので、すぐには劣化しませんよ。
でも、管理方法によって耐用年数に大きな差が出るので、日頃から丁寧に扱いましょう。
【関連記事】:【お墓についた黄色い粉】花粉が飛ぶ時期のお墓参り
お墓の雑草を処分するにはどうすればいい?
3月頃になると、墓地のいたるところにチラホラと雑草が生えてきます。
生えてきた雑草をそのまま放っておくと、後で除草をするときに非常に面倒です。
雑草対策は、とにかく先手必勝。
雑草は手で抜いてもかまいませんが、雑草が生えてくる期間は長いため、大変な作業を何度も繰り返すのはかなり大変です。
除草作業をするときは『除草剤』を使うといいですよ。
除草剤を使えば、体の負担が少なく、時間もそれほどかかりません。
ご先祖様だって、家族が大変な思いをしながら除草をしているのを見たら「あっ…なんかゴメンね。」と申し訳なく思うでしょう。
あなたの負担を減らすため、そしてご先祖様に気まずい思いをさせないために、墓地の雑草対策には除草剤を使ってください。
【関連記事】:【お坊さん愛用】お墓の除草剤2選!春にまけば秋までラクできる
墓地に木を植えても大丈夫?
昔ながらの墓地には植木がされていることもあります。
お坊さんの僕としては、墓地に植木をすることには反対です。
墓地に植木をすると、
- 墓地内の空きスペースが狭くなる
- 隣の墓地に迷惑がかかる
- 通路のジャマになる
- 手入れをするのが大変
- 墓石を傾けてしまう
- ハチが巣を作ってしまう
などのデメリットがあります。
木を植えたばかりの頃は、緑が増えて墓地全体の雰囲気が良くなったように思いますが、その後のデメリットが多いので後悔する人が続出しています。
心穏やかにお墓参りをするためにも、墓地に植木をするのはやめた方がいいと思いますよ。
【関連記事】:墓地に植木をするのはデメリットが多すぎるのでヤメた方がいい
お墓に【菊】を供えるのはなぜ?
お墓に供えるお花として『菊』がよく使用されます。
菊は、仏様へ供える花として無難なのです。
菊には、
- 菊は『最高の権威』の象徴
- 菊は長持ちする
- 菊は種類や色が豊富
- 菊には『邪気を払うチカラ』があると言われている
などの意味があり、仏花として適しています。
もちろん、菊以外のお花を供えても大丈夫ですよ。
故人が好きだったお花、季節のお花など、供えるお花について仏教的な決まりはありません。
ただし、
- 棘(とげ)のある樹から生える花
- 毒の成分がある
- 香りの強い花
- 味が苦い花
というお花は、仏様へ供えるものとして不適切なのでやめておきましょう。
ここで、僕が個人的に非推奨のお花をお伝えします。
百合(ゆり)です。
百合にはオレンジ色の花粉がありますが、これが衣服に付着するとなかなか取り除けません。
僕は百合のせいで何枚もシャツをだめにしました。
ちゃんと花粉を除去している生花店もありますが、百合は香りも強いので、僕としてはおすすめできません。
【関連記事】:お墓に供える花は【菊】が無難である理由。逆に、適さない花はどんな花?
お墓参りには何を持って行けばいい?
お墓参りをするときには、いくつか持ち物があります。
まず、お墓の掃除用具として、
- ゴミ袋(レジ袋のサイズがおすすめ)
- 剪定ばさみ
- スポンジ
- 小さなタワシやブラシ※どちらも金属製は不可
- バケツ
- キレイな布(マイクロファイバークロス)
- ゴム手袋
- 帽子(夏は必須)
- ほうき(プラスチック製)&ちりとり
などがありますので、これらを使って掃除をしてください。
お墓の掃除が終わったら、次はお参りです。
お参りをするためにお墓へ持って行くものは、
- お花
- お線香
- お供物
- 自宅から持参した水
- ロウソク
- 数珠
- ライター(ターボライター)
- 手桶&ひしゃく
です。
いずれもお墓参りでよく使うものなので、忘れないように持って行きましょう。
お墓参りで使うものは、ホームセンターなどでセット販売されていることが多いので1つ買っておくと便利です。
【関連記事】:お坊さんが紹介する『お墓参りの持ち物』17選。用途やマナーも詳しく解説
夏のお墓参りの注意点は?
多くの人がお墓参りをするのは『お盆』です。
お盆は真夏にありますので、真夏のお墓参りの注意点をしっかりと守ることが大事です。
真夏のお墓参りの注意点としては、
- 熱中症
- 日焼け
- 服装(長袖や帽子を着用する)
- 高温の墓石への接触
- 虫刺され
- 香水や整髪料をつけない(蜂を寄せつけないため)
- お供物の後処理
- 小さな子どもの体調
- 突然の雨
- 複数人で行く(万が一の事態に備えるため)
が挙げられます。
要するに、真夏ならではの『暑さ』と『虫』に注意が必要ということです。
近年、僕のいる寺では、お墓参りで熱中症になってしまう檀家様が毎年のようにおられます。
お墓には日陰が少なく、通路や墓石から日射しの照り返しもあるので要注意です。
日よけ、水分補給、防虫など、あなたに必要な対策をしましょう。
【関連記事】:夏のお墓参りの注意点。暑さ対策(水分補給や服装)が特に重要!
1人でお墓参りをしてはいけないの?
ときどき「お墓参りに1人で行くのは良くないことだ。」と言う人がいます。
1人でお墓参りをすると悪い霊に憑りつかれてしまうから、なのだそうです。
えぇ、これはもちろん迷信です。
お墓参りは1人で行ってもまったく問題ありません。
人数は関係ありません、お墓参りをすることが大事なので、変な迷信に惑わされず1人でもお墓参りをしてください。
【関連記事】:お墓参りに1人で行くのは良くない?その理由と真実をお坊さんが解説
雨の日にお墓参りするときの注意点は?
お墓参りをする日に雨が降っていることもあるでしょう。
雨の日は、普段のお墓参りよりも注意が必要です。
雨の日には、
- 足元をよく確認する
- お墓の掃除もするなら『雨がっぱ』を着る
- すべての動作をゆっくり行う
- お線香に火をつけるときには『ターボライター』を使う
などの点に注意してください。
雨の日は、とにかく【滑る】ので注意してください。
ぬかるみに足をとられて滑る、不用意にお墓へ手をついて滑る、などなど。
ちなみに、「雨の日にお墓参りをするのは縁起が悪い」と言われることもありますが、これは迷信なので気にする必要はありません。
【関連記事】:雨が降っていてもお墓参りをしていいの?雨の日のお墓参りの注意点。
飼い犬を連れてお墓参りをしてもいい?
飼い犬は、大事な『家族の一員』です。
お墓参りにも一緒に連れて行きたくなりますよね。
しかし、お墓参りにはワンちゃんを連れて行かない方が無難です。
とても言いにくいのですが、仏教的には、お墓というのはとても神聖な場所であり、そこへ動物を連れて入るのは不適切なのです。
どうしても一緒に連れて行きたい場合は、
- ペットの同伴が可能かどうか、お寺や霊園に必ず確認をする
- 必ずリードをつけて絶対に目を離さない
- できるだけ自宅で排泄させる
- ペット用のオムツをつける
- 他の家の墓地には入れない
- 他のお墓の供物を食べないようにする
- 動物が苦手な人は意外と多いことを意識する
- 夏は日陰に入れてあげる
などの注意点を厳守して、他の家の人たちも含めてみんなが心穏やかにお参りできるように努めましょう。
【関連記事】:お墓参りに愛犬を連れて行くのはダメ?トラブルを防ぐための注意点。
お墓の真ん中にある『くぼみ』は何なの?
お墓の真ん中には、楕円形(だえんけい)の『くぼみ』がありますよね。
この『くぼみ』のことを【水鉢(みずばち)】といいます。
水鉢には、自宅から持参したキレイな水を注いでください。
水を入れた湯呑みを置いている人が多いですが、水はそのまま水鉢の中へ注ぎましょう。
湯呑を置くと、カラスがお墓のお花をイタズラしに来たときに接触し、湯呑が落下して割れてしまうんですよね。
そもそも、水鉢は『器』の役目をしているので、そこへさらに湯呑(器)を置く必要がありません。
自宅から持参したきれいな水を、そのまま水鉢の中へ注ぐだけで十分です。
また、水鉢はキレイな水を注ぐための場所なので、ジュース、お茶、お酒などは供えないでください。
仏様にお供えする水は、できるだけ『不純物が混ざっていないもの』がよいのです。
【関連記事】:お墓の真ん中にある【くぼみ】は何?湯呑みやコップを置くための場所?
お墓に造花を供えてもいい?
頻繁にお墓参りに行くことは難しいですよね。
僕は、頻繁にお墓参りができない人は、お墓に【造花】を供えてもよいと思います。
遠方にお住まいの檀家様の場合、お墓に供えたお花が枯れたまま放置される、というケースがとても多いのです。
そりゃそうですよね、年に数回しかお墓参りに来られないのですから。
生花を供えることに重要な意味があるので、本来なら造花を使用するのは好ましくありません。
しかし、お墓はご先祖様と繋がることができる非常に神聖な場所。
そんな神聖な場所に、枯れたお花がいつまでも残っていることを考えたら、お墓の景観を維持する意味でも、造花を供える方がまだマシだと僕は思います。
【関連記事】:【お坊さんが徹底解説!】お墓に造花を供えるのはダメ?花を供える理由を考えて判断しよう
お墓参りで【お酒】を供えてもいい?
亡くなった家族が『お酒が好きだった』というのはよくあるケース。
せっかくなら故人が好きだったお酒を供えてあげたいですよね。
しかし、お墓にお酒を供えるのはおすすめしません。
お酒が絶対にNGというわけではありませんが、故人のためを思うなら、なるべくお酒は供えない方がいいでしょう。
故人はあの世で仏道修行をしているのですが、仏道修行において「お酒を飲んではいけない」という約束事があります。
故人は大好きなお酒を飲まずに頑張っているのに、そこへお酒を見せてしまうのですから、それはあまりに可哀想ではありませんか?
お墓には、お酒、ジュース、お茶などは供えず、家から持参したきれいな水だけを供えてあげてください。
【関連記事】:お墓参りで【お酒】を供える時の注意点。お墓にお酒をかけるのはNG!
お墓参りにはいつ行くのがいいですか?
お墓参りに行くタイミングについてはよく質問されます。
まず、お墓参りをする時期については、故人のご命日、お盆、春秋のお彼岸、新年(できれば1月7日まで)がよいでしょう。
そして、お墓参りをする時間については、午前中に行うのが一般的です。
これはあくまで理想的というだけでなので、あなたの都合を優先して午後でもかまいませんよ。
ただし、夜にお墓参りをするのは、いろんな危険があるので控えましょう。
お墓参りをするのは『午後4時まで』を目安にするといいですよ。
午後4時までなら、まだ明るいですし、だいたいの寺院や霊園は開門しているので、心穏やかに安全にお墓参りができます。
【関連記事】:【多い質問】お墓参りにはいつ行くべき?お墓参りをする時期や時間について解説
お墓に『赤い文字』が入っているのはなぜ?
お墓によっては『赤い文字』が書かれていますよね?
赤い文字になっているのは、存命中の人の名前の部分です。
お墓に生前戒名を彫刻している場合、生前戒名を授かった人がご存命の間は名前の部分に赤いペンキを入れておきます。
赤色にするのは、その人に血が通っていることを表すためです。
やがて、その人が他界されたら赤色のペンキを落とします。
【関連記事】:どんな意味があるの?お墓に赤い文字が彫られている理由
お墓に供えたはずのお花が無くなっている
久しぶりにお墓参りに行ったら、前回お墓に供えたはずのお花が無くなっている!
供えたお花はどこに行ってしまったのか、ひょっとして誰かにイタズラされたのでは?
大丈夫、それは『お墓参りあるある』です。
お墓に供えたお花が無くなっているのは、
- カラスや猫などの【動物】のイタズラ
- 強風で花立からこぼれ落ちた
- 親戚が抜いた
- 墓地の管理人が抜いた
というのが原因です。
そんなに複雑な原因でもないですし、犯罪性もありませんので、どうぞご安心ください。
【関連記事】:誰かに抜かれた?お墓に供えたお花が無くなる原因と、その対処法を詳しく解説
お墓を継ぎたくない場合はどうすればいい?
お墓を継いで、その後もちゃんと管理していくのは想像以上に大変なことです。
近年では「お墓なんて継ぎたくない」という人が急増しています。
どうしてもお墓を継ぎたくない場合は、無理をする必要はありませんよ。
形式的に一旦は引き継いで、その後すぐに墓じまいをすればいいのです。
お墓を維持すること、逆に放棄することも、お墓を継いだ『墓地名義人』が権限を持っています。
もちろん、墓じまいにあたり数十万円程度の費用が発生しますが、お墓を継いで維持することの負担を考えれば、お墓を手放した方が賢明でしょう。
【関連記事】:お墓なんて継ぎたくない!お墓を継承せずにすむ方法とは?
お墓の花立てを重ねたら取れなくなった
お墓の花立てを洗った後は、しっかりと水気を取り除くまでは花立て(花筒)を重ねないでください。
水を拭かずに重ねると、花立ての中が真空状態になり、そこへ水の性質が加わって驚くほど取れなくなってしまいます。
もしも花立てを重ねて取れなくなったら、
- 厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分に差し込む
- 重なった外側の花立てだけを温める
という2つの方法を試してみてください。
僕は重ねた花立てを無理やり引き離したせいで、1組の花立てを傷だらけにした経験があるので、あなたは十分に注意してくださいね。
【関連記事】:お墓の『花立て』を重ねて取れなくなった時の対処法
お墓の花立てはどんなものがいい?
お墓の花立て(花筒)にはいくつかの種類があります。
まず、形状でいうと、
- 落とし込み式
- ネジ式
- 接着式
があります。
次に、素材でいうと、
- 【ステンレス】:水に強くサビにくい。軽い。風雨に強いので耐久性がある。
- 【プラスチック】:価格が安い。とても軽い。耐久性に難があり劣化が早い。
- 【アルミ】:昔はよく使われた。風雨に強く耐久性はあるが、ステンレスに比べれば劣化は早め。
- 【銅】:少し高価。やや重い。殺菌作用があるため生花が長持ちしやすい。
- 【陶器】:お墓の花立てとしてはほとんど使われない。デザイン性に富んでいる。強い衝撃に弱い。
があります。
これらを踏まえて、花立てとして最適なのは【ステンレス製+落とし込み式】です。
もしも新たにお墓を建てる場合は、使い勝手に優れた【ステンレス製+落とし込み式】の花立てを選びましょう。
【関連記事】:賢い人なら、お墓の花立てには【ステンレス製+落とし込み式】を選ぶ!
お墓に供える線香の火をなかなか消せない
お墓参りでは必ず線香を供えます。
線香を供えるときは、まず線香の束に火をつけて、その火を消して煙だけ出ている状態にしてから供えますよね。
ところが、線香につけた火がなかなか消せないことがありませんか?
線香の火を消す方法にはちょっとしたコツがあります。
線香の火を消すときは、
- 線香を地面に対して垂直に持つ
- そのまま真下(地面の方向)にシュッと素早く下げる
という方法が一番簡単で安全です。
ポイントは【素早くしっかりと下げる】ということなので、線香の火が消えないときは試してみてください。
【関連記事】:【超簡単!】お線香の火を消す時のコツ。1番スマートな消し方を伝授。
小さな子どもを連れてお墓参りに行ってもいい?
僕がいる寺では、多くの人が家族でお墓参りをしています。
先日、親御さんから「まだ小さな子どもを連れてお墓参りするのはよくないことですか?」と質問されました。
お墓参りに小さなお子様も連れて行っても問題はありません。
むしろ、お子様を連れて行った方がご先祖様もお喜びになると思いますよ。
ただし、小さなお子様を連れるときには、
- 走り回らないようにさせる
- 騒がないようにさせる
- 他の家の墓地に入らせないようにさせる
- 夏場は墓石に触らせない
- 子どもが撒いた小石は全部拾う
ということに注意をしてください。
小さなお子様にとって、お墓参りは遊びの延長みたいなもの。
心静かにお墓参りをするため、お子様の安全を守るためにも、親御さんがしっかりとお子様の行動を監視してください。
【関連記事】:小さい子どもをお墓参りに連れて行く時の注意点。
どんな形のお墓を建てればいいの?
近年のお墓にはいろんなデザインがあります。
お墓の形は、
- 【和型】:背の高い縦向きの三段構造の形
- 【洋型】:背の低い横向きの二段構造の形
の2つに大別できます。
洋型のお墓にはたくさんデザインがあるので、お墓の形を選ぶときの自由度が高いです。
お墓の形については絶対的な決まりはありませんが、
- 後代の人たちも使うことを考える
- 霊園の規定に沿ったものにする
- お墓として適さない形や彫刻は避ける
という点に注意しましょう。
【関連記事】:【お坊さんが解説!】お墓の形(デザイン)を決める時の注意点
お墓にまつわる間接的な質問
ここからは、お墓にまつわる間接的な質問をいくつか紹介します。
お寺の『檀家』って何ですか?
お墓を建てる場所として、お寺、霊園、地域の集合墓地などがあります。
多くの人がお墓を建てているのは『お寺』です。
お寺にお墓を建てるには、そのお寺の【檀家】になる必要があります。
檀家とは、簡単に言うと『お寺を積極的に支える立場となる家』のことです。
つまり、
- そのお寺が属する宗派の教えを信仰する
- お葬式のときには必ずそのお寺のお坊さんがお勤めをする
- 法要などのご先祖様や故人の供養をしっかりと行う
- お寺の行事には積極的に申し込みや参加をする
- 寺から寄付などの要請があればちゃんと納める
- 基本的に檀家以外の人よりもお布施を多く納める
ということです。
お寺にお墓を建てるときには、檀家になることについて必ず家族でよく話し合いましょう。
お寺を檀家みんなで支えなきゃいけないので、檀家になるのはとても大変なことなんです。
【関連記事】:お寺の檀家とは何か。檀家になるとデメリットだらけでメリットは少ない!
檀家をやめたい場合はどうすればいい?
近年では、お墓の継承者がいなかったり、宗教離れが進んでいることもあり「お寺の檀家をやめたい」と考える人が増えています。
お寺の檀家をやめることを『離檀(りだん)』といいます。
どうしても離檀をしたいときは、以下の手順で進めてください。
- 遺骨の移転先を決める
- 住職さんへ離檀の意思を伝える
- 必ず住職さんに『墓石の魂抜き供養』をしてもらう
- 石材店に依頼して『遺骨の取り出し』『墓石の撤去』『墓地の整地』をしてもらう
- 取り出した遺骨は、持ち帰って手元供養、または他の場所へ改葬する
また、離檀をするときには、
- 墓石の魂抜き供養のお布施
- 『墓石の撤去』と『墓地の整地』の費用
- 離檀料
などの費用が発生しますので、お寺や石材店に確認しておきましょう。
【関連記事】:【檀家をやめたい】菩提寺を離檀する方法と費用の相場
塔婆にはどんな意味があるの?
あなたは、お墓の後ろに『木の板』が建ててあるのを見たことがありませんか?
それは【塔婆(とうば)】というものです。
塔婆を建てることには、
- 最高級の供養ができる
- 故人に宛てた手紙の役割をする
という2つの意味があります。
法事をするときには、丁寧に供養するためにも、できるだけ塔婆を建てるようにしてください。
【関連記事】:塔婆(卒塔婆)って何なの?塔婆の意味と必要性を説明します
墓地が近くにある家に住むメリットは何?
場所によっては、お寺や霊園の周辺に多くの住宅があります。
じつは、お寺や霊園のような『墓地』の近くにある物件(家)は、お得な条件であることが多いです。
墓地というマイナスイメージにより、物件の買い手や借り手が少ないのです。
ところが、悪いのはイメージだけで、実際に住んでみると非常に快適な環境だったりします。
墓地の近くは、
- 静かな場所であることが多い
- 風通しがよい
- 墓地が家の南側にあれば、日当たりは最高
- 安定した地盤であることが多い
- 住宅などの不動産物件の価格が安い
- 賃貸アパートなどは良質な設備にしている場合もある
などのメリットがあります。
物件の価格の安さや環境の良さを考えれば、墓地の近くに住んでいる人達は賢い選択をしていると思いますよ。
【関連記事】:【知らなきゃ損!】墓地のすぐ近くの家に住むメリットとデメリット
まとめ
日頃から見ているお墓でも、意外と知らないことが多いものです。
お墓は神聖で重要な場所なので、大事に管理をしましょう。
お墓について疑問が沸いたときは、再度この記事を読んでみてください。
この記事を参考にしていただき、お墓に関する知識を深め、より質の高いお墓参りをしてくださいね。
※当ブログでは仏事に関するいろんな情報を発信しています。




