今は亡き家族が眠っている『お墓』。
故人の命日、お盆、お彼岸になると、多くの人はお墓参りをしています。
そうやって日頃から見ている『お墓』ですが、お墓参りをしているうちに疑問に思うことがいろいろ出てきませんか?
実際に、このブログにも《お墓に関する問い合わせ》が来るんですよね。
そこで、この記事では【お墓に関するよくある質問】を紹介し、それぞれに対してお坊さんの僕が簡潔に回答しています。
お墓の知識を深めることで、安心して心穏やかにお墓参りができるようになりますので、ご参考にしてみてください。
※それぞれの項目についてより詳しく知りたい場合は、青色文字を押して関連記事をご覧ください。
この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴25年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。
今まで受けた【お墓に関する質問】をまとめました
僕は今までお墓に関する質問をたくさん受けてきました。
すべての質問を思い出すことはできませんが、記憶している範囲で簡潔に回答していきます。
お墓の意味や役割は何?
まずは、お墓に関する根本的な質問である『お墓の意味や役割は何?』について回答します。
ご存じのとおり、お墓は【遺骨を納める場所】ですが、じつはそれだけではありません。
お墓は【あの世とこの世を結ぶ場所】であり、仏様やご先祖様が宿る『依り代(よりしろ)』の役目をしているのです。
ただし、お墓を建てただけでは、まだ《ただの大きな石》の状態です。
お墓を建てて、お坊さんに開眼供養(魂入れ供養)をしてもらうことで、ただの大きな石が《お墓》に変わります。
お墓に変われば、あの世とこの世が開通した状態となり、仏様やご先祖様が宿る『依り代』となるというわけです。
【関連記事】:お墓の意味や役割とは何?お墓参りでお墓はパワースポットに育つ?
お墓参りをする意味を知りたい
無事にお墓が建てば、その後は【お墓参り】ができるようになります。
お墓参りには、
- ご先祖様や亡き家族と通じ合うためのコミュニケーション
- あなた自身の修行
という2つの意味があります。
お墓参りをするのは、お墓を介してご先祖様や亡き家族とコミュニケーションをとるためです。
もちろん、亡くなった人の声が聞こえるわけではありませんが、お墓を介してお互いの心が通じ合います。
また、お墓参りをすることは、お参りをする人自身の修行にもなります。
お墓へ線香や生花などを供え、心を込めて手を合わせることは、仏教における【善い行い】であり、これが修行になっているのです。
【関連記事】:お墓参りをする意味とは?お墓参りのやり方と注意点も詳しく解説
外だとなかなか線香に火をつけられない!
あなたは、お墓参りのときに線香へ火をつけられずイライラしたことはありませんか?
ほとんどのお墓は屋外にありますので、風がジャマをするんですよね。
お墓参りで線香に火をつけるときには【火力の強いターボライター】を使用してください。
ターボライターなら風に負けない火力があるので、しっかりと線香に着火してくれます。
ターボライターはインターネット通販でも購入できます。
せっかくのお墓参りでイライラしないように、試しにターボライターを使ってみてください。
【関連記事】:【お坊さんが徹底解説】お墓参りに適したライターの選び方。
お墓参りで供えるお花はどこで買える?
お墓参りのときには基本的に『お花』を供えます。
できることなら、お墓に供えるお花は《自宅の近く》で買いたいですよね。
そのせいでしょうか、「お墓に供えるお花はどこで買えますか?」という質問をよく受けます。
お墓参りで使うお花は、
- スーパー
- ホームセンター
- 霊園の管理棟
- コンビニ
- オンラインショップ
- 生花店
など、いろんな場所で買えます。
お花の質については、やはり生花店が圧倒していますが、手軽さを考えればスーパーやホームセンターで購入してもよいでしょう。
【関連記事】:お墓参りで使うお花はどこで買うことができますか?
お墓に花粉がついたらどうすればいい?
お墓の上に黄色い粉がついているのを見たことがありませんか?
それは、おそらく花粉です。
花粉(特にスギ花粉)が飛散する時期になると、お墓の上に黄色い花粉がたくさんつきます。
お墓についた花粉を取り除くときは、まず水で洗い流し、それから濡れた布で優しく拭き上げるようにしてください。
乾いた布でこすり落としてはいけません。
花粉とはいえ、墓石と擦りつけてしまうと、石の表面に細かな傷が入り、その部分の劣化が進みます。
ですから、硬いブラシなどでこするなんて言語道断です。
墓石はとても硬いので、すぐに劣化することはありません。
しかし、管理方法によって耐用年数に大きな差がでますので、日頃から丁寧に扱いましょう。
【関連記事】:【お墓についた黄色い粉】花粉が飛ぶ時期のお墓参り
お墓の雑草を処分するにはどうすればいい?
3月頃になると、墓地のいたるところにチラホラと雑草が生えてきます。
生えてきた雑草をそのまま放っておくと後で除草が面倒なので、できるだけ早めに対処しましょう。
もちろん、雑草は手で抜いてもかまいませんが、雑草が生えてくる期間は長いため、大変な作業を何度も繰り返すことになります。
ですから、除草作業には【除草剤】を使ってみてください。
除草剤を使えば、体の負担が少なく、あまり時間もかかりません。
ご先祖様だって、家族が大変な思いをしながら除草をしているのを見たら「あっ・・・なんかゴメンね。」と申し訳なく思うでしょう。
あなたの負担を減らすため、そしてご先祖様に気まずい思いをさせないために、墓地の雑草対策には除草剤を使ってください。
【関連記事】:墓地(お墓)の雑草対策には、この2つの除草剤がおすすめ!使用時の注意点も解説。
墓地に木を植えても大丈夫?
昔ながらの墓地には植木がされていることもあります。
しかし、僕としては墓地に植木をすることに反対です。
墓地に植木をすると、
- 墓地内の空きスペースが狭くなる
- 隣の墓地に迷惑がかかる
- 通路のジャマになる
- 手入れをするのが大変
- 墓石を傾けてしまう
- ハチが巣を作ってしまう
などのデメリットがあります。
木を植えたばかりの頃は、緑が増えて墓地全体の雰囲気が良くなったように思いますが、その後のデメリットが多いので後悔する人が続出しています。
心穏やかにお墓参りをするためにも、墓地に植木をするのはヤメておきましょう。
【関連記事】:墓地に植木をするのはデメリットが多すぎるのでヤメた方がいい
お墓に【菊】を供えるのはなぜ?
お墓に供えるお花として【菊】がよく使用されます。
菊がよく使用される理由は、菊が仏様へ供える花として無難だからです。
菊には、
- 菊は『最高の権威』の象徴
- 菊は長持ちする
- 菊は種類や色が豊富
- 菊には【邪気を払うチカラ】があると言われている
などの意味があり、他のお花よりも仏花として適しています。
もちろん、菊以外のお花を供えても問題はありません。
しかし、
- 棘(とげ)のある樹から生える花
- 毒の成分がある
- 香りの強い花
- 味が苦い花
というお花は、仏様へ供えるものとして不適切なのでヤメておきましょう。
【関連記事】:お墓に供える花は【菊】が無難である理由。逆に、適さない花はどんな花?
お墓参りには何を持って行けばいい?
お墓参りをするときには、いくつか持ち物があります。
まず、お墓の掃除用具として、
- ゴミ袋(レジ袋のサイズがおすすめ)
- 剪定ばさみ
- スポンジ
- 小さなタワシやブラシ※どちらも金属製は不可
- バケツ
- キレイな布(マイクロファイバークロス)
- ゴム手袋
- 帽子(夏は必須)
- ほうき(プラスチック製)&ちりとり
などを持って行きましょう。
お墓の掃除が終わったら、次はお参りです。
お参りをするためにお墓へ持って行くものは、
- お花
- お線香
- お供物
- 自宅から持参した水
- ロウソク
- 数珠
- ライター(ターボライター)
- 手桶&ひしゃく
です。
いずれもお墓参りでよく使うものなので、忘れないように持って行きましょう。
お墓参りで使うものは、ホームセンターなどでセット販売されていることが多いので1つ買っておくと便利です。
【関連記事】:お坊さんが紹介する『お墓参りの持ち物』17選。用途やマナーも詳しく解説
夏のお墓参りの注意点は?
多くの人がお墓参りをするのは『お盆』です。
ご存じのとおり、お盆というのは夏にあります。
そのため、お盆のお墓参りをするときには《夏のお墓参りの注意点》を守ることが大事です。
夏のお墓参りの注意点としては、
- 熱中症
- 日焼け
- 服装(長袖や帽子を着用する)
- 高温の墓石への接触
- 虫刺され
- 香水や整髪料をつけない(蜂を寄せつけないため)
- お供物の後処理
- 小さな子どもの体調
- 突然の雨
- 複数人で行く(万が一の事態に備えるため)
が挙げられます。
要するに、夏ならではの『暑さ』と『虫』に注意が必要ということです。
【関連記事】:夏のお墓参りの注意点。暑さ対策(水分補給や服装)が特に重要!
1人でお墓参りをしてはいけないの?
ときどき「お墓参りに1人で行くのは良くないことだ。」と言う人がいます。
その理由は、【1人でお墓参りをすると、悪い霊に憑りつかれてしまうから】なのだそうです。
はい、これはもちろん迷信です。
ですから、お墓参りは1人で行ってもまったく問題ありません。
1人でも複数人でもかまいません、とにかく『お墓参りをすること』が大事なので、変な迷信に惑わされないようにしましょう。
【関連記事】:お墓参りに1人で行くのは良くない?そんなの気にせず1人で行け!
雨の日にお墓参りするときの注意点は?
お墓参りをする日に雨が降っていることもあるでしょう。
雨の日のお墓参りは、普段のお墓参りよりも注意が必要です。
雨の日には、
- 足元をよく確認する
- お墓の掃除もするつもりなら【雨がっぱ】を着る
- すべての動作をゆっくり行う
- お線香に火をつけるときにはターボライターを使う
などの点に注意してください。
また、「雨の日にお墓参りをするのは縁起が悪い」と言われることもありますが、これは迷信なので気にする必要はありません。
【関連記事】:雨が降っていてもお墓参りをしていいの?雨の日のお墓参りの注意点。
飼い犬を連れてお墓参りをしてもいい?
飼い犬は大事な『家族の一員』ですよね。
ですから、お墓参りにも一緒に連れて行きたくなることでしょう。
しかし、お墓参りにはワンちゃんを連れて行かない方が無難です。
非常に言いづらいのですが、お墓というのはとても神聖な場所であり、そこへ動物を連れて入るのは不適切な行為なのです。
しかし、どうしても一緒に連れて行きたい場合は、
- ペットの同伴が可能かどうか、お寺や霊園に必ず確認をする
- 必ずリードをつけて絶対に目を離さない
- できるだけ自宅で排泄させる
- ペット用のオムツをつける
- 他の家の墓地には入れない
- 他のお墓の供物を食べないようにする
- 動物が苦手な人は意外と多いことを意識する
- 夏は日陰に入れてあげる
などの注意点を厳守して、他の家の人たちも含めてみんなが心穏やかにお参りできるように努めましょう。
【関連記事】:お墓参りに愛犬を連れて行くのはダメ?トラブルを防ぐための注意点。
お墓の真ん中にある『くぼみ』は何なの?
お墓の真ん中には、楕円形(だえんけい)の『くぼみ』がありますよね。
この『くぼみ』のことを【水鉢(みずばち)】といいます。
水鉢には、自宅から持参した《キレイな水》を注いでください。
水を入れた湯呑みを置いている人が多いですが、水はそのまま水鉢の中へ注ぎましょう。
また、水鉢は《キレイな水》を注ぐための場所なので、ジュース、お茶、お酒などを供えないでください。
【関連記事】:お墓の真ん中にある【くぼみ】は何?湯呑みやコップを置くための場所?
お墓に造花を供えてもいい?
頻繁にお墓参りに行くことは難しいですよね。
そのため、お墓に供えたお花が枯れたまま放置されてしまうケースが多いです。
僕は、頻繁にお墓参りができない人は、お墓に【造花】を供えてもよいと思います。
本来なら生花を供えることに重要な意味があるので、造花を使用するのは好ましくありません。
しかし、お墓はご先祖様と繋がることができる非常に神聖な場所なのです。
そんな神聖な場所に、枯れたお花がいつまでも残っている見た目の悪さを考えたら【造花】を供える方がまだマシでしょう。
【関連記事】:【お坊さんが徹底解説!】お墓に造花を供えるのはダメ?花を供える理由を考えて判断しよう
お墓参りで【お酒】を供えてもいい?
亡くなった家族が『お酒が好きだった』というのはよくあるケース。
お墓参りのときには故人が好きだったお酒を供えてあげたいと思いますよね。
しかし、お墓にお酒を供えるのはおすすめしません。
お酒が絶対にNGというわけではありませんが、故人のためを思うなら、なるべくお酒は供えない方がいいですよ。
じつは、故人はあの世で仏道修行をしており、仏道修行の約束事の1つに「お酒を飲んではいけない」というものがあるんです。
故人は大好きなお酒を飲まないように辛抱しているのに、そこへお酒を見せてしまっては可哀想ではありませんか?
お墓には、お酒、ジュース、お茶などは供えず、家から持参したキレイな水だけを供えてあげてください。
【関連記事】:お墓参りで【お酒】を供える時の注意点。お墓にお酒をかけるのはNG!
お墓参りにはいつ行くのがいいですか?
お墓参りに行くタイミングについてはよく質問されます。
まず、お墓参りをする時期については、故人のご命日、お盆、春秋のお彼岸、新年(できれば1月7日まで)がよいでしょう。
そして、お墓参りをする時間については【午前中】に行くのが理想的です。
しかし、これはあくまで理想的というだけで、あなたの都合を優先して午後でもかまいません。
ただし、夜にお墓参りをするのは、いろんな危険があるので控えましょう。
お墓参りをするのは『午後4時まで』を目安にしてください。
午後4時までなら、まだ明るいですし、寺院や霊園も開門しているので、心穏やかに安全にお墓参りができます。
【関連記事】:【多い質問】お墓参りにはいつ行くべき?お墓参りをする時期や時間について解説
お墓に『赤い文字』が入っているのはなぜ?
お墓によっては『赤い文字』が書かれていますよね?
赤い文字になっているのは、存命中の人の名前の部分です。
お墓に生前戒名を彫刻している場合、生前戒名を授かった人がご存命の間は名前の部分に赤いペンキを入れておきます。
赤色にするのは、その人に血が通っていることを表すためです。
ですから、その人が他界されたら赤色のペンキを落とします。
【関連記事】:どんな意味があるの?お墓に赤い文字が彫られている理由
お墓に供えたはずのお花が無くなっている
久しぶりにお墓参りに行ったら、前回お墓に供えたはずのお花が無くなっている!
供えたお花がどこに行ってしまったのか、誰かにイタズラされたのではないか、などと心配になりますよね。
しかし、これは『お墓参りあるある』なので、どうぞご安心ください。
お墓に供えたお花が無くなっているのは、
- カラスや猫などの【動物】のイタズラ
- 強風で花立からこぼれ落ちた
- 親戚が抜いた
- 墓地の管理人が抜いた
というのが原因です。
ですから、そんなに複雑な原因でもないですし、犯罪性もありません。
【関連記事】:誰かに抜かれた?お墓に供えたお花が無くなる原因と、その対処法を詳しく解説
お墓を継ぎたくない場合はどうすればいい?
お墓を継いで、その後もしっかりと管理していくのは想像以上に大変なことです。
そのため、近年では「自分はお墓を継ぎたくない」という人が急増しています。
どうしてもお墓を継ぎたくない場合は、無理をする必要はありません。
形式的に一旦は引き継いでおき、その後すぐに墓じまいをすればいいのです。
お墓を維持すること、逆に放棄することも、お墓を継いだ《墓地名義人》が決定権を持っています。
もちろん、墓じまいにあたり数十万円程度の費用が発生しますが、お墓を継いで維持することの負担を考えれば、お墓を手放した方が賢明でしょう。
【関連記事】:お墓なんて継ぎたくない!お墓を継承せずにすむ方法とは?
お墓の花立てを重ねたら取れなくなった
お墓の花立てを洗った後は、しっかりと水気を取り除くまでは花立て(花筒)を重ねないでください。
水を拭かずに重ねると、花立ての中が真空状態になること、そして水の性質によって驚くほど取れなくなってしまいます。
もしも花立てを重ねて取れなくなったら、
- 厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分に差し込む
- 重なった外側の花立てだけを温める
という2つの方法を試してみてください。
僕は重ねた花立てを無理やり引き離したせいで、1組の花立てを傷だらけにしましたので、あなたは十分に注意してくださいね。
【関連記事】:お墓の『花立て』を重ねて取れなくなった時の対処法
お墓の花立てはどんなものがいい?
お墓の花立て(花筒)にはいくつかの種類があります。
まず、形状でいうと、
- 落とし込み式
- ネジ式
- 接着式
があります。
次に、素材でいうと、
- 【ステンレス】:水に強くサビにくい。軽い。風雨に強いので耐久性がある。
- 【プラスチック】:価格が安い。とても軽い。耐久性に難があり劣化が早い。
- 【アルミ】:昔はよく使われた。風雨に強く耐久性はあるが、ステンレスに比べれば劣化は早め。
- 【銅】:少し高価。やや重い。殺菌作用があるため生花が長持ちしやすい。
- 【陶器】:お墓の花立てとしてはほとんど使われない。デザイン性に富んでいる。強い衝撃に弱い。
があります。
これらを踏まえて、花立てとして最適なのは【ステンレス製+落とし込み式】です。
もしも新たにお墓を建てる場合は、使い勝手に優れた【ステンレス製+落とし込み式】の花立てを選びましょう。
【関連記事】:賢い人なら、お墓の花立てには【ステンレス製+落とし込み式】を選ぶ!
お墓に供える線香の火をなかなか消せない
お墓参りでは必ず線香を供えます。
線香を供えるときは、まず線香の束に火をつけて、その火を消して煙だけ出ている状態にしてから供えますよね。
ところが、線香につけた火がなかなか消せないことがありませんか?
線香の火を消す方法にはちょっとしたコツがあります。
線香の火を消すときは、
- 線香を地面に対して垂直に持つ
- そのまま真下に向かってシュッと下げる
という方法が一番簡単で安全です。
ポイントは【素早くしっかりと下げる】ということなので、線香の火が消えないときは試してみてください。
【関連記事】:【超簡単!】お線香の火を消す時のコツ。1番スマートな消し方を伝授。
小さな子どもを連れてお墓参りに行ってもいい?
僕がいる寺では、多くの人が家族でお墓参りをしています。
そして、ときどき親御さんから「まだ小さな子どもを連れてお墓参りするのはよくないですか?」と質問されることがあります。
お墓参りに小さなお子様も連れて行っても問題はありません。
むしろ、お子様を連れて行ってあげた方がご先祖様もお喜びになると思いますよ。
ただし、小さなお子様を連れるときには、
- 走り回らないようにさせる
- 騒がないようにさせる
- 他の家の墓地に入らせないようにさせる
- 夏場は墓石に触らせない
- 子どもが撒いた小石は全部拾う
ということに注意をしてください。
小さなお子様にとって、お墓参りは遊びの延長みたいなもの。
ですから、心静かにお墓参りをするため、そしてお子様の安全を守るためにも、親御さんがしっかりとお子様の行動を制御してください。
【関連記事】:小さい子どもをお墓参りに連れて行く時の注意点。
どんな形のお墓を建てればいいの?
近年のお墓にはいろんなデザインがあります。
お墓の形は、
- 【和型】:背の高い縦向きの三段構造の形
- 【洋型】:背の低い横向きの二段構造の形
の2つに大別できます。
【洋型】のお墓にはたくさんのデザインがあるので、お墓の形を選ぶときの自由度が高いです。
お墓の形については絶対的な決まりはありませんが、
- 後代の人たちも使うことを考える
- 霊園の規定に沿ったものにする
- お墓として適さない形や彫刻は避ける
という点に注意しましょう。
【関連記事】:【お坊さんが解説!】お墓の形(デザイン)を決める時の注意点
お墓にまつわる間接的な質問
ここからは、お墓にまつわる間接的な質問をいくつか紹介します。
お寺の『檀家』って何ですか?
お墓を建てる場所として、お寺、霊園、地域の集合墓地などがあります。
そして、多くの人がお墓を建てているのは『お寺』でしょう。
お寺にお墓を建てるには、そのお寺の『檀家』となる必要があります。
『檀家』とは、簡単に言うと【お寺を積極的に支える立場となる家】のことです。
つまり、
- そのお寺が属する宗派の教えを信仰する
- お葬式のときには必ずそのお寺のお坊さんがお勤めをする
- 法要などの供養をしっかりと行う
- お寺の行事には積極的に申し込みや参加をする
- 寺から寄付などの要請があればちゃんと納める
- 基本的に檀家以外の人よりもお布施を多く納める
ということです。
あなたの家のお墓を守ってくれるお寺を、あなたがしっかりと支えなきゃいけないので、『檀家』になるのはとても大変なことなんです。
【関連記事】:お寺の檀家とは何か。檀家になるとデメリットだらけでメリットは少ない!
檀家をやめたい場合はどうすればいい?
近年では、お墓の継承者がいなかったり、宗教離れが進んでいることもあり「お寺の檀家をやめたい」と考える人が増えています。
お寺の檀家をやめることを『離檀(りだん)』といいます。
どうしても離檀をしたいときは、以下の手順で進めてください。
また、離檀をするときには、
などの費用が発生しますので、お寺や石材店に確認しておきましょう。
【関連記事】:【檀家をやめたい】菩提寺を離檀する方法と費用の相場
塔婆にはどんな意味があるの?
お墓の後ろに《木の板》が建ててあるのを見たことがありませんか?
それは【塔婆(とうば)】というものです。
塔婆を建てることには、
- 塔婆を建てることで『最高級の供養』になる
- 塔婆が『故人に宛てた手紙』の役割をする
という2つの意味があります。
法事をするときには、丁寧に故人を供養するためにも、できるだけ塔婆を建てるようにしてください。
【関連記事】:塔婆(卒塔婆)って何なの?塔婆の意味と必要性を説明します
墓地が近くにある家に住むメリットは何?
お寺や霊園の周辺には多くの民家があります。
じつは、お寺や霊園のような『墓地』の近くにある物件(家)は、お得な条件であることが多いのです。
これは、墓地というマイナスイメージにより物件(家)の買い手や借り手が少ないからです。
しかし、悪いのはイメージだけで、実際に住んでみると意外と快適な環境なんですよね。
墓地の近くは、
- 静かな場所であることが多い
- 風通しがよい
- 墓地が家の南側にあれば、日当たりは最高
- 安定した地盤であることが多い
- 住宅などの不動産物件の価格が安い
- 賃貸アパートなどは良質な設備にしている場合もある
などのメリットがあります。
物件の価格の安さや環境の良さを考えれば、墓地の近くに住んでいる人達は賢い選択をしていると思いますよ。
【関連記事】:【知らなきゃ損!】墓地のすぐ近くの家に住むメリットとデメリット
まとめ
日頃から見ているお墓ですが、意外と知らないことが多いものです。
お墓は神聖で重要な場所なので、大事に管理をしてください。
また、お墓参りについて深く知ることで、より高いレベルのお墓参りになります。
本記事を繰り返しお読みいただき、お墓に関する知識を深め、より密にご先祖様とコミュニケーションをしましょう。
※当ブログでは仏事に関するいろんな情報を発信しています。




