お墓参りをするときは『お花』を供えますよね。
お花を売っている場所といえば【生花店】ですが、生花店の数はそんなに多くはありません。
そのため、わざわざ遠くの生花店に立ち寄ってからお墓参りに行く人もいます。
しかし、お墓参りで使うお花は生花店以外のいろんな場所で購入できるのです。
この記事では、お墓参りで使うお花を買える場所を紹介しています。
今よりもっと近くで手軽にお花を買えますので最後まで読んでみてください。
この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴25年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。
お墓参りで使うお花が買えるのはこんなところ
お墓参りで使うお花はいろんな場所で買えます。
例えば、
- スーパー
- ホームセンター
- 霊園の管理棟
- コンビニ
- オンラインショップ
- 生花店
などです。
あなたの自宅近くに1つくらいはあると思いますので利用してみてください。
スーパー
あなたの自宅の近くに『スーパー』はありませんか?
お墓参り用のお花はスーパーでも買えます。
スーパーの場合は、だいたい《出入口付近》で販売されていると思いますよ。
スーパーで販売されているお花は安価です。
1束あたり3~4種類のお花が入って、だいたい500円~1,000円くらいでしょう。
ただし、安価なだけあって、
- 花のサイズが小さい
- まだ『つぼみ』の状態
- 少し枯れているものがある
など、全体的に花の品質は低めなので注意してください。
ホームセンター
お墓用のお花は『ホームセンター』でも売っています。
ホームセンター内でお花を売っている場所は、スーパーと同じように《出入口付近》が多いように思います。
ホームセンターで販売されているお花も安価ですよ。
スーパーと同じくらいで、1束あたり3~4種類のお花が入って、だいたい500円~1,000円くらいのところが多いです。
そして、お花の品質もスーパーとほぼ同じなので注意してください。
また、ホームセンターには【お盆】や【彼岸】の時期になると『お墓参り用具』が販売されています。
ですから、お墓参りへ行く前にホームセンターに立ち寄って、お墓参り用具とお花を買えばスムーズです。
ちなみに、どこかに立ち寄ってからお墓参りすることを『ついで参り』といい、これを良く思わない人もいます。
しかし、『ついで』にお墓参りをしても何の問題もありませんので、効率よくお墓参りをしてくださいね。
【関連記事】:ついで参りの何がダメなの?他の用事と一緒にお墓参りをしてもOK。
霊園の管理棟
あなたの家のお墓が『霊園』にあるなら、その霊園の管理棟内を確認してみてください。
多くの霊園では、管理棟でお花を販売しています。
霊園に来る人のほとんどは《お墓参り》をしに来ますので、管理棟でのお花の販売は必須みたいなものです。
霊園で販売されているお花の価格は、1束あたり4~5種類のお花が入って、だいたい500円~1,200円くらいでしょう。
そして、霊園で販売されているお花は生花店から仕入れているので品質は確かです。
ただし、確かな品質であるため価格は少しだけ高めになっています。
また、管理棟内での販売スペースはさほど広くはないので、場合によってはお花が完売してしまうことがあるので注意してください。
コンビニ
お墓参り用のお花は『コンビニ』でも買えます。
ただし、どこのコンビニでも買えるわけではありません。
お花を販売しているコンビニは、近所に【大きな霊園】があったりします。
つまり、それなりにお花の需要がある場所でないとコンビニでお花は買えません。
コンビニで販売されているお花は、1束あたり3~4種類のお花が入って、だいたい600円~1,500円くらいでしょう。
ただし、スーパーで販売されているお花と同様、全体的なボリュームや品質に少し不安があります。
しかし、コンビニなので《24時間いつでもお花が買える》というのが大きなメリットです。
オンラインショップ
お墓参り用のお花は『オンラインショップ』でも買えます。
今は何でもインターネットで購入できる時代、スマホやPCがあれば、いつでも簡単にお花を買うことができます。
ただし、オンラインショップのお花は、ある程度高価なものが販売されています。
そして、僕が確認した限りは、1束ずつ購入することはできず、必ず1対(2束)での購入です。
きっと、販売側としては送料などを考えたら1束ずつ販売していると採算が合わないのでしょう。
気になるオンラインショップでのお花の価格は、1対でだいたい2,000円~5,000円くらいです。
自宅に届くまでに仲介業者が入るので、どうしても価格は高めになってしまいます。
ちなみに、オンラインショップで販売されているお墓参り用のお花は、菊が多く使用される『仏花』だけではありません。
仏花以外にも、いろんな種類の花を使用した『アレンジメント』がたくさん販売されています。
もちろん『アレンジメント』の方が高価ではありますが、祥月命日など大事な日には供えてみるのもよいと思います。
生花店
お墓参り用のお花は『生花店』で買うことができます、当たり前ですけどね。
多くの生花店では、お墓参り用のお花を「仏花◯◯円」みたいに店舗内で常時販売されています。
生花店の場合は、1束あたり4~5種類のお花が入って、だいたい700円~1,500円くらいでしょう。
生花店はその名のとおり【お花販売の専門店】ですから、少し価格は高いですが、お花の品質については文句なし。
また、あなたもご存じのとおり、生花店ではたくさんの種類のお花が販売されています。
そのため、よく供えられる『仏花』を好まない人は、あなたの自由にお墓参り用の花束を作ってもらえます。
お墓参り用の花束はあなたの自由に作っても大丈夫ですが、できればお墓参りに適したお花を選ぶようにしてください。
【参考記事】:お墓に供える花は【菊】が無難である理由。逆に、適さない花はどんな花?
お墓には必ず生花を供えなきゃいけないの?
お墓参りでは基本的に【生花】を供えます。
しかし、「頻繁にお墓参りに行けない場合は生花を供えない方がいいのかな?」と疑問に思うこともありますよね。
たしかに、生花は数日経てば枯れてしまい、そのままだとお墓全体の見た目が悪くなります。
しかも、なかなかお墓参りに行けないとなれば、お花を供えること自体を考え直してしまうでしょう。
では、そもそもの話、お墓には必ず生花を供えなくてはいけないのでしょうか?
どうしてもお墓参りに行けない場合、お墓に【造花】を飾ってもかまいませんよ。
もしかすると、お墓に造花を飾ることに対して違和感があるかもしれませんね。
枯れたお花がずっと残っているのは見苦しいですが、まったくお花がないというのも淋しすぎます。
だったら、造花でもよいのでお花を飾っておいた方が良いと僕は思います。
造花は大手オンラインショップでも購入できますので、試しにご覧になってみてください。
【関連記事】:【お坊さんが徹底解説!】お墓に造花を供えるのはダメ?花を供える理由を考えて判断しよう
まとめ
お墓参りで使うお花は、
- スーパー
- ホームセンター
- 霊園の管理棟
- コンビニ
- オンラインショップ
- 生花店
で購入できます。
お墓用の花束には、1束あたり『3~5種類』のお花が入っています。
そして、価格は1束あたりだいたい【500円~2,500円】というのが相場です。
お墓参り用のお花の購入場所には決まりもマナーもありません。
この記事をご参考にあなたの自宅近くで手軽にお花を購入してくださいね。
※お墓参りの持ち物はコチラの記事でチェック!





