- 墓地(お墓)に生えた雑草をいちいち手で取るのが面倒くさい!
- できるだけ早く簡単に雑草を無くしたい。
- 除草剤を使いたいけど、使い方が分からない。
- どんな除草剤を使えばいいの?
墓地に生えてくる雑草の処理というのは本当に面倒くさいですよね。
墓地の雑草をできるだけラクに、早く、確実に処理したいなら『除草剤』を使うのがベストです。
お坊さん歴20年以上の僕がおすすめする除草剤は、
の2つで、これらは取り扱いがカンタンで、しかも除草効果が高いです。
この記事では、
- 墓地の雑草対策に除草剤を使うべき理由
- おすすめする2つの除草剤の紹介
- 除草剤の使用法と注意点
について書いています。
最後まで読んでいただければ、今までのような、
- 長時間の除草作業による腰痛
- 長時間の除草作業による日焼け
- 除草作業を何度も繰り返すことの虚しさ
から解放されるだけではなく、貴重な『あなたの時間』を無駄にしなくてすみますので、ぜひ参考にしてみてください。
墓地の雑草対策には【除草剤】を使うのがベスト

墓地に生えた雑草を手で取るのはかなり大変です。
ずっと【かがんだ状態】で草を取っていると、腰と膝と足首が痛くなりますし、しばらくして立ち上がろうとすればフラっと【立ちくらみ】をおこします。
ですから、雑草は『手で取る』のではなく『除草剤』を使って取り除くようにしましょう。
※早く『おすすめの除草剤』を知りたい方はコチラからどうぞ。
雑草を手で取るのはメチャクチャ大変
墓地には、いろんな特性の草が生えます。
例えば、
- 指では掴みにくい草
- 根が強くてなかなか抜けない草
- トゲのある草
- 触ると【かぶれてしまう】草
- 手につくとなかなか落ちない成分が出る草
など、草ごとに厄介な特性があります。
それらをすべて手で取り除くには、かなりの労力と時間が必要です。
手には軍手をはめて、カマを持ち、首にタオルを巻いて帽子をかぶり、関節の痛みに耐えながら、ひたすら草を取り除く、そんな作業を一年間に何度も繰り返すわけです。
まだ若いうちはコレができますが、30年後も同じようにはできないですし、もしも腰、膝、足首を痛めたら日常生活にも支障があります。
ですから、雑草を除去するなら【手作業】以外のもっとラクな方法を選ぶべきです。
雑草の対策には、メリットだらけの【除草剤】がベスト
墓地の雑草は、手で取るなんて面倒くさいことをせず、『除草剤』を使って対処してください。
除草剤を使えば、とてもラクに効率よく除草ができるだけでなく、除草剤のタイプによっては草の発生そのものを抑制することもできるんです。
とりあえず、除草剤を使えば除草作業による腰痛の悩みから解放されます。
それに、薬剤をまくだけなので作業時間が大幅に短縮されて、あなたの貴重な時間が増えます。
それだけではなく、強烈な紫外線を浴びる時間を大幅に短縮できるため、必要以上に日焼けをしないですむんですよね。
雑草というのは何度も生えてきますので、ちゃんと除草剤を使って【無駄な作業】と【無駄な時間】と【紫外線】を削減しましょう。
しかし、そのためには除草剤を購入しなくてはいけないので、多少の出費はあります。
とはいえ、除草剤の費用対効果を考えれば、【手作業】と【除草剤】のどちらが正解か、賢明なあなたならお分かりですよね?
【※注意】最終的には、枯れた草を手で取ることになる
除草剤を使うにあたって大事な前提があります。
それは、『最終的には【枯れた草】を手で取る』ということです。
たまに勘違いをする人がいますが、除草剤を使っても雑草が消えて無くなるわけではないです。
除草剤によって枯れた雑草は、水分が無くなりパリパリの状態で墓地に残りますので、これだけは手で取らなきゃいけません。
とはいえ、除草剤のかかった草は根まで枯れており、除草剤を使わない場合に比べれば圧倒的にラクに取れますので、おそらく時間も労力も《3分の1以下》くらいですみます。
なので、墓地を【常に雑草がない状態】にしたい人は、
- 除草剤をまく
- 枯れた草を手で取る
を毎回やる必要があります。
一方で、僕のように【少しくらい枯れた草が残ってもいい、とにかく手間をかけたくない】という人は、
- 除草剤をまく
- そのまま放置
- 新しい雑草が生えたら、早めに除草剤をまく
- 再び放置
- ①~④を繰り返す
- 雑草が生えない時期になったら、枯れた雑草をすべて手で取る
という方法で大丈夫です。
もしかすると、「何度も除草剤をまく方が面倒だ。」という人がいるかもしれませんが、全部を手作業でやる方が何倍も面倒ですから、やはり墓地の雑草の対策には『除草剤』を使うのがベストです。
墓地(お墓)の雑草の対策には、この2つの除草剤がおすすめ!

じつは、除草剤には、
- 液体タイプ
- 粒剤タイプ
の2種類があります。
性質や取扱い方法が違うため、用途によって使い分けなくてはいけません。
ここからは、20年以上除草剤を使い続けてきた僕がおすすめする除草剤を、《液体タイプ》と《粒剤タイプ》でそれぞれ1つだけに絞って紹介します。
すでに雑草がたくさん生えている状態なら『ラウンドアップマックスロード』がおすすめ!
基本的に、除草剤は【液体タイプ】の方が使いやすいです。
液体タイプの除草剤なら、『ラウンドアップマックスロード』がおすすめです。
この『ラウンドアップマックスロード』は、すでにたくさんの雑草が生えている状態のときに使用する除草剤です。
液体タイプの場合は、薬剤を雑草へ直接かけることによって【薬剤を草の葉から吸収させ、光合成を利用して根まで浸透させて枯らす】という方法で除草します。
ですから、正しい分量の薬剤を雑草の上からサーッとまくだけで、数日後には雑草の葉と根をいっぺんに枯らすことができるのです。
手で草を抜こうとすると途中でブチッと切れてしまうことがありますが、それだと根はまだ生きており、同じ所からまた生えてきます。
しかし、この除草剤であれば薬剤を草の中まで浸透させて枯らすことができますので、草が再生することはありません。
ちなみに、僕はいつも『ラウンドアップマックスロード』の原液と水を混ぜ合わせて《薬剤の濃度の比率》を調整しながら使っています。
とはいえ、それは慣れていない人にとっては面倒くさい作業でしょう。
じつは、『ラウンドアップマックスロード』には【シャワータイプ】のものがあり、最初から適正な濃度の薬剤が入っているので、キャップを外してそのまま液剤を雑草の上にかけるだけでしっかりと除草ができます。
除草剤を使ったことがない人は、まずはこの『ラウンドアップマックスロード』の【シャワータイプ】を使ってみてください。
そもそも雑草が生えないようにしたいなら『ネコソギ』がおすすめ!
除草効果を長持ちさせたいなら【粒剤タイプ】がおすすめです。
粒剤タイプは、すでに生えてしまっている雑草の処理はもちろん、そもそも雑草が生えないようにできるとても便利な除草剤です。
そんな粒剤タイプの除草剤で僕がおすすめするのは『ネコソギ』です。
この除草剤は、その名のとおり雑草を根こそぎ枯らすことができます。
粒剤タイプの除草剤は、薬剤によって土を変質させて【植物が生きられない状態】にしてしまうので、除草剤をまいた場所の雑草や植物が枯れるのです。
しかも、その効果はしばらく持続するので、除草剤をまいてから6か月間、もしくは少し値段の高いものだと9か月間くらい草や植物が生えなくなります。
草が生え始めるのは4月に入る頃ですから、そのタイミングでこの『ネコソギ』をまいておけば10月くらいまで墓地はキレイなままですし、10月頃になると草がグイグイ生えるなんてことはありません。
ですから、草がたくさん生える期間に合わせてこの除草剤をまいておけば、墓地をほぼ一年中キレイな状態に保つことが可能です。
粒剤タイプの除草剤の使い方はとても簡単で、草が生えてほしくない場所にまいておくだけですから、手作業の除草がバカバカしく思えてきますよ。
【番外編】墓地に石を敷き詰めるという選択肢もある
番外編として、除草剤の他にも雑草の対策はあります。
それは、墓地に石を敷き詰めて土の部分を無くすという方法です。
この方法、じつは最近とても増えており、いくら便利な除草剤があるとはいえ、やはり皆さん除草剤をまく作業自体が面倒くさいんですよね。
ですから、石を敷き詰めることで草が生える余地を与えないようにし、根本的に除草作業そのものを無くすわけです。
そのような墓地は、土が一切なくて、墓地全体に御影石(みかげいし)が敷かれているので、これなら間違いなく草は生えてきません。
ただし、これをやろうとするとお金が数十万円はかかりますし、夏は日射しが石を高温にしてしまうため、他の墓地よりも暑い中でのお墓参りになることになるので注意してください。
除草剤をまく時の注意点

とても便利な除草剤ですが、薬剤を使うにはいくつかの注意点があります。
とはいえ、べつに資格が必要なわけではなく、さほど難しくもないので安心してください。
本来なら、液体の除草剤は濃度を調整する
先ほども言いましたが、液体タイプの除草剤を使う場合は、薬剤の原液と水を混ぜ合わせて使用します。
つまり、液体タイプは本来なら生えている雑草の種類に合わせて【薬剤の濃度調整】をするのです。
濃度が薄いとせっかく薬剤をまいても効果が出ませんし、反対に濃度が濃いと薬剤の無駄使いになので、ちょうど良い濃度で調整してあげることが大事です。
ここで一応、本当に念のために、参考程度に【薬剤の割合】の例を書いておきます。
薬剤と水の配合割合は『◯◯倍』と表現し、例えば、
- 『100倍』であれば、1,000cc(1ℓ)の水に対して10ccの薬剤を入れる。
- 『10倍』であれば、1,000cc(1ℓ)の水に対して100ccの薬剤を入れる。
となります。
つまり、倍率の数字が小さくなるほど薬剤の濃度が濃くなるということです。
配合の割合の目安は以下のようなカンジです。
- 100倍:草に薬剤がちゃんとかかっていれば、多くの草が枯れる倍率
- 50倍:草に薬剤が少しかかるだけで、多くの草が枯れる倍率
- 30倍:除草剤の効きにくい厄介な草でも枯れる倍率
- 10倍:ここまで濃度を上げると、薬剤の無駄使い
このように、そこにどんな草が生えているのかを見て薬剤の濃度を調整します。
これを言うと、多くの人は「えぇ〜、そんなことすんの?面倒くさっ!」と思うでしょう。
大丈夫です、僕が先ほどおすすめした『ラウンドアップマックスロード』のシャワータイプなら、最初からベストバランスで調整されているので何も面倒なことはありません。
『ラウンドアップマックスロード』のシャワータイプを購入して、それをそのまま墓地に持って行き、キャップを開けたら後は薬剤を雑草にかけるだけなので非常にラクです。
周囲に人がいないことを確認する
除草剤を使う時には、必ず周囲に人がいないことを確認するようにしてください。
当たり前ですが、薬剤は【薬品クサい】です。
これは安全のためにわざとニオイを付けているわけですが、薬品クサいのを嫌がる人は多いです。
そのような人は、ニオイが嫌というか、薬剤を吸い込んでしまうことが嫌なんですよね。
ですから、除草剤は周囲に人がいなくなってからまくようにしましょう。
噴霧器を使う場合、風が強い日には除草剤をまかない
液体タイプの除草剤を使用する場合は、【噴霧器】を使えば必要最低限の量の液剤をまくことができるので非常に便利です。
噴霧器を使う時には、先ほど紹介した倍率に調整した液剤をまいていきます。
しかし、噴霧器を使うなら風の強い日は避けるべきです。
なぜなら、強風で薬剤が他の墓地まで飛んでしまうからです。
もしも、隣の墓地に花が植えてあった場合、それに薬剤がかかって枯れてしまう可能性が十分にあります。
あなたの墓地の雑草がキレイに枯れていて、隣の墓地に植えられた花も枯れている、となると【花を枯らした犯人】は一目瞭然ですね。
植木にかからないように注意。というか、植木はヤメましょう。
あなたの墓地に植木があるなら、それに液体タイプの除草剤がかからないように注意してください。
理由は先ほどの【植えた花を枯らしてしまう】のと同じです。
とはいえ、植木であれば液体タイプの除草剤が少しかかったくらいで全部枯れることはなく、せいぜい薬剤の当たった部分だけが枯れる程度です。
ただし、もしも植木を大事に残しておきたいのなら【粒剤タイプの除草剤】を絶対に使ってはダメですよ、見事に全部枯れてしまいますから。
というか、墓地に木を植えるのはもうヤメませんか?
植木があるせいで除草剤がまけないことはもちろん、木が育つと根が大きくなって墓石や外柵を傾けてしまいます。
おまけに、枝は伸びるし、葉は落ちるし、ハチが巣を作るし、メチャクチャ面倒なことが多いです。
しかも、それは隣の墓地にまで影響してしまうとトラブルになる可能性がありますので、いっそのこと墓地に植木をするのはヤメましょう。
除草剤が墓石に付着しても大丈夫?

除草剤を使うと、薬剤が雑草だけではなく墓石にも付着することがあります。
それを見て『墓石にシミができる』とか『石の劣化を早めてしまう』ということを心配する人も多いです。
しかし、まいた除草剤が墓石に影響するのは《不適切な使い方》をした場合であり、常識的な使い方をすれば何も心配はありません。
《不適切な使い方》というのは、例えば、
- メチャクチャ濃度の高い液剤がたくさん付着したのに、それを清掃せずにずっと放置した。
- 適正な濃度の液剤であっても、それをわざと墓石に長年かけ続けた。
- 墓石の上に多量の粒剤をまいた。
などです。
これだけ《不適切な使い方》をすると墓石の傷む可能性が一気に高くなりますが、それはとても稀なこと。
僕は20年以上ずっと除草剤を使い続けていますが、除草剤のせいで墓石にシミができたり、一部だけ劣化が進むなんていうことは1度もありません。
しかし、ここまで言っても、どうしても心配だという人もいることでしょう。
どうしても心配な人は、以下のようにしてみてください。
- 春彼岸(草が少しだけ生えている時期)にお墓参りをしに行く。
- 墓地に着いたら、まず先に除草剤をまく。
- 除草剤をまき終わったら、墓石の拭き掃除をする。
- 掃除が終わったら、お参りをする。
こうすれば、墓石に除草剤がついたとしても、後から拭き掃除をするので大丈夫です。
ただし、この手順は春彼岸の頃など【まだ草が小さい状態】の時にしかできません。
草が大きく成長している場合、最初に除草剤をまくと、お墓の拭き掃除をしている時に、雑草にかかった除草剤が靴やズボンなどにも付着してしまいます。
除草剤をまくときのコツは、とにかく『先手必勝』です。
雑草が小さいうちにつぶしておけば、あらゆる面でとてもラクになりますので、早めに除草剤をまいておきましょう。
除草剤を使って『あなたの時間』を増やしてほしい!

僕がこれだけ除草剤を強くおすすめするのには理由があります。
それは、除草作業のために【あなたの貴重な時間】を使ってほしくないからです。
つまり、除草の時間をできるだけ減らして、その分だけ『あなたの時間』を増やしてほしいということなんです。
時間は全ての人に平等に与えられたもので、それをどう使うかによってその人の一生を決めてしまいます。
だから、除草作業なんかのために無駄な時間を使うのは『人生の浪費』です。
たまに、「墓地に除草剤をまくのは、ご先祖様に対して失礼なんじゃないかな?」と思っている人がいますが、それは違います。
あなたのご先祖様だって、お墓の除草に時間を費やすのではなく、あなたにはもっと有意義な時間を過ごして、あなたの時間をあなたらしく生きてほしいと思っているはずです。
僕も、あなたには除草の時間ではなく、ご先祖様にお参りする時間の方を多くしてもらいたいと思っています。
ですから、ご先祖様のためにも、そして、あなたのためにも、墓地の雑草の対策には除草剤を使うのがベストです。
まとめ:墓地の雑草の対策には【除草剤】を使って『あなたの時間』を増やしてください!
墓地に生えた雑草は本当に厄介ですが、お墓を管理する上で『除草作業』はセットみたいなものです。
だからといって、それを手作業なんかですることはなく除草剤を使うのがベストです。
除草剤を使えば、あなたの体への負担が少ない上に、しっかりと墓地の除草をすることができます。
何よりも、除草作業に費やしている『あなたの時間』を削減できるのです。
除草剤は注意点を守っていれば誰でも簡単に使えます。
そのために、除草剤は、
- 液体タイプなら『ラウンドアップマックスロード』
- 粒剤タイプなら『ネコソギ』
を使っておけば間違いはありません。
これらを上手に使って、墓地をキレイに、そして『あなたの時間』を有効に活用してくださいね。
※お墓参りには持ち物がいろいろあります。忘れ物をしないように読んでみてください。