お坊さん歴20年以上の未熟僧と申します。
- お墓参りで線香に火をつけたいのに、なかなか火がつかない!
- 風に強いライターが欲しい!
- お墓参りにはどんなライターを使えばいいの?
お墓参りをするとき、線香になかなか火がつかないとイライラしますよね。
僕が今まで見てきた限りでは、90%の人が線香へ火をつけるのに苦労しています。
でも、それは『お墓参りに適したライター』を使えば簡単に解消できることです。
この記事では、お墓参りに適したライターの選び方について詳しく解説しています。
最後まで読むと、線香に火が着かずイライラすることなく穏やかな気持ちでお墓参りができるようになりますので、ぜひチェックしてみてください。
※こちらの記事も読まれています。
お墓参りに適したライターの選び方

お墓参りで線香へ火をつけるときにイライラしなくてすむ方法は、お墓参りに適したライターを使うことです。
お墓参りに適したライターの選び方は意外と簡単で、
- 【火力の強いターボライター】であること
- 【ガス注入式】のもの
- 【風よけ】がないもの
という条件を満たしたライターを探すだけです。
この条件を満たしたライターを使っていれば、もうお墓の前でイライラすることなんてありませんよ。
【火力の強いターボライター】であること
お墓参りで使うライターの絶対条件は【火力の強いターボライター】であることです。
当たり前ですが、外にいるときにライターの火が消えてしまう原因は【風】です。
しかし、私たちの意思で風を止めることなんかできませんので、対策としては『風に強いライター』を使うしかありません。
そして、風に強いライターといえば【ターボライター】なんですよね。
ただし、ターボライターは火が噴射される形状なので、使用時には大事な注意点があります。
それは、点火時には絶対に噴射口を上から覗かないということです。
ターボライターから出る火は、普通のライターのように《赤い火》ではなく、もっと温度の高い《青い火》です。
しかも、ターボライターは普通のライターと違って、噴射口のあたりだけ青い火が出ているので火が見えにくいんですよね。
でも、見えにくいですが、しっかりと強い火が出ています。
このことを知らずに、火がちゃんとついているのか心配になって噴射口を覗こうとする人がいますが、本当に危険ですから絶対にやめましょう。
ちなみに、ターボライターといっても【300円未満】のような価格の安いものはダメです。
なぜなら、価格が安いものは『火力の弱いターボライター』だからです。
火力の弱いターボライターは、タバコに火をつける程度なら重宝しますが、線香に火をつけるには火力不足です。
ここは少しくらいお金がかかっても『火力の強いターボライター』を購入するようにしてください。
お坊さん歴20年以上の僕が唯一おすすめできるターボライターを紹介しておきますので、気になる方は試してみてください。
※このライターについては『【超絶便利!】おすすめする『お墓参り用のライター』はコレ1つだけ。』の記事で詳しく紹介しています。
【ガス注入式】のもの
ライターを選ぶときに忘れてはいけないことがあります。
それは、ライターは【ガス注入式】のものを選ぶということです。
線香は簡単に火がつくものではありませんから、火をつけるときには、しばらくガスを噴射し続ける必要があるのです。
そうすると、ライターのガスをけっこうなペースで消費してしまうんですよね。
でも、ガスが無くなるたびに新品を買うわけにはいきませんよね、お金がかかり過ぎてしまいますので。
だから、ガスを注入できるものにするんです。
ターボライターには『ガス注入式』のものがたくさんあります。
ですから、お墓参り用のライターを買う時には、【ガス注入式】のターボライターを選びましょう。
ちなみに、ガス注入式のターボライターを買うときには、一緒にガスボンベも購入しておくといいですよ。
【風よけ】がないもの
ここで、あなたに1つ大事なアドバイスをします。
お墓参り用のライターを購入するときには、【風よけ】という文言に惑わされないようにしてください。
これ、本当に大事な注意点ですから、ちゃんと覚えておいてくださいね。
お墓参り用のライターには『便利な【風よけ】が付いている』というのをウリにしているものがたくさんあります。
確かに、火の吹き出し部分に【風よけ】が付いていれば、ちょっとの風くらいじゃ火は消えなさそうですよね。
僕も「おぉっ、これは良さそうやん!」と思って実際に使ってみました。
するとですね、その【風よけ】の効果がほとんど無いばかりか、かえって【風よけ】がジャマなんですよ。
各社の【風よけ】の設計が悪いのか知りませんが、
- 普通に風で火が消えてしまう【※この時点でアウト!】
- 風よけがジャマで線香に火をつけづらい
- 風よけがあるせいでライター本体が無駄にデカい
- 火の吹き出し口が故障しやすい【※構造上、線香へ火を着ける時に灰が吹き出し口に落ちやすいのです】
- 使い方によっては、風よけ(プラスチック製)が火の熱で変形、もしくは溶ける
というように、どれも残念な仕上がりなんです。
簡単に言うと、『風よけ付きライター』は、その【風よけ】が不要ということです。
百歩ゆずって、【風よけ】が役に立たないのは仕方ないとしても、その存在自体がジャマになるっていうのは問題外だと思います。
たぶん、インターネットの検索で『お墓参り ライター』と調べれば、【風よけ】のあるライターがいくつも出るはずです。
でも、見た目だけで安易に購入しないよう本当に注意してくださいね。
僕は、それらのライターを《何度も試しては後悔する》の連続でしたからね。
ということで、人それぞれに好き嫌いはあるでしょうけど、僕は『風よけ付きライター』は非推奨です。
紙を燃やして火をつけるのはダメ!

最近でこそ【ターボライター】という便利なものがありますが、昔はお墓の前でマッチを使って紙を燃やし、それで線香に火をつけている人がたくさんいました。
しかし、時代は変わっています。
今では、紙を燃やして火をつけるのはダメなので注意してください。
じつは、風の強い日にこれをやってしまい、火がついたままの紙が風で近くの家まで飛んでボヤ騒ぎが起きたケースが実際にあるんです。
お墓参りでは『燃やした紙』ではなく、必ず『ターボライター』で線香に火をつけるようにしてください。
まとめ:お墓参りでは、ちゃんと『お墓参りに適したライター』を使いましょう。
お墓参りのときには線香を供えます。
でも、線香に火をつけたくてもライターの火がすぐに消えてしまいイライラしている人は多いです。
残念ながら、そのような人たちはみんな『お墓参りに不向きなライター』を使っています。
お墓参りで線香に火をつけるときにはちゃんとお墓参りに適したライターを使いましょう。
お墓参りに適したライターとは、
- 【ターボライター】であること
- 【ガス注入式】のもの
- 【風よけ】がないもの
という条件を満たしたものです。
お墓参りは、ご先祖様や亡き家族と通じ合い【感謝の気持ち】をお伝えするためのものです。
それなのに、線香の火がつけられずイライラしていたら、感謝の気持ちなんか伝えられませんよ。
せっかくお墓参りをするのですから、確実に線香へ火をつけられるライターを使って【穏やかな気持ち】で手を合わせましょう。
※お墓参りにはライター以外にも持ち物がいろいろとあります。忘れ物をしないようにこちらの記事も読んでみてください。