お墓参りをする意味とは?お墓参りのやり方と注意点も詳しく解説

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お墓参り意味手順と注意点

「お墓参りは何のためにするの?正しいやり方はあるの?」

これは多くの人が抱く疑問です。

お墓参りは、

  1. ご先祖様と私たちのコミュニケーション
  2. 自分自身の修行

のためにします。

そして、お墓参りには【基本的な手順】があります。

この記事では、お坊さんの僕が『お墓参りの意味』と『基本的な手順と注意点』について詳しく解説しています。

次からの『お墓参りの質』が大きく変わりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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お墓参りをする意味

あなたは『昔の記憶』や『見よう見まね』で、何となくお墓参りをしていませんか?

お墓参りには、

  • ご先祖様と私たちのコミュニケーション
  • 自分自身の修行

という、2つの重要な意味があるのです。

ご先祖様と私たちのコミュニケーション

お墓というのは、あの世とこの世を結ぶ場所です。

お墓参りをすることで、日頃の感謝や伝えたいことを、お墓を通じてあの世のご先祖様に届けています。

逆に、あの世のご先祖様も、お墓を通じて私たちに『ご利益やお導き』などの恵みをもたらしてくれます。

お墓参りは、ご先祖様と私たちが通じ合える大切なコミュニケーションなのです。

とはいえ、普段のお墓参りはそんなに身構えてするものではありませんよ。

ご先祖様にちょっと挨拶をしに行く、という感覚でお参りして大丈夫です。

お墓参りについては、ときどき「他の用事のついでにお墓参りをするのはよくない」と言う人もいます。

その理由は、ご先祖様のことを優先させていないから、ということみたいです。

でも僕は、他の用事のついでにお墓参りをしても問題はないと思いますよ。

お墓参りは、お参りをする順番やタイミングが大事なのではありません。

お墓へ行って、心を込めて手を合わせることが重要なんです。

ついでにお墓参りをしても、ご先祖様を粗末に扱うことにはなりませんから、余計なことは気にせず『ついで』でもよいのでお墓へ立ち寄ってください。

ついでのお墓参りについては、『ついで参りの何がダメなの?他の用事と一緒にお墓参りをしてもOK。』の記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

自分自身の修行

お墓参りに行ったら、お墓の掃除から始まり、その後にお花・お線香・お水などを供えて手を合わせますよね?

お墓参りは、ご先祖様と私たちがコミュニケーションをとりながら『供養』をしているのですが、それだけではありません。

お墓参りで供養をすることは、お墓参りをしている人にとって【仏道の修行】になっているのです。

供養をすることは、仏教の【善行(良い行い)】にあたり、これを続けると福徳やご利益が積み重なっていきます。

それをさらに続けていくと悟りを開くことができる、というわけです。

つまり、お墓参りは自分自身が悟りを開くための【仏道の修行】そのものといえます。

あなたは、お彼岸にもお墓参りをしていますよね?

お彼岸のお墓参りの目的は、まさに自分自身の【仏道の修行】なのです。

お彼岸に関しては、『彼岸にお墓参りをする理由。彼岸の意味と過ごし方をお坊さんが解説』の記事で詳しく説明をしていますので読んでみてください。

お墓参りの手順

ここからは、お墓参りの基本的な手順を紹介します。

とはいえ、お墓参りのやり方に絶対な決まりはありません。

お墓参りのやり方は、地域や宗派によって違うのです。

基本的な手順を踏まえた上で、あなたの住む地域でのやり方を加えてお参りをしてください。

お墓参りに持って行く物

まず始めに、お墓参りに持って行った方がよい物を紹介します。

お墓参りに持って行った方がよい物は以下のとおりです。

  • 線香
  • 供物
  • 手桶と柄杓
  • 数珠
  • ロウソク
  • ライター(ターボライターがおすすめ)
  • ゴミ袋(古いお花や落ち葉などを持ち帰るためのレジ袋)
  • 剪定ばさみ
  • スポンジ(墓石の清掃用)
  • 新しいタオルや布(墓石の拭きあげ用)
  • ほうき
  • ちりとり
  • 小さなタワシ(金属製のタワシは不可)
  • バケツ
  • 軍手(またはゴム手袋)
  • 帽子(※真夏の熱中症対策)

これらの物があれば丁寧なお墓参りができます。

お墓参りの基本的な手順

まずはじめに、お墓へ向かう前に1つすべきことがあります。

あなたの家のお墓が『お寺』にある場合、お寺に着いたら最初に本堂へお参りしてください。

本堂の外から手を合わせるだけでもかまいません。

あなたの家のお墓やお寺全体を守ってくれているのは、本堂におられるご本尊様(仏様)です。

お寺の場合は、最初にご本尊様にご挨拶をするのが正しい順番です。

お墓が霊園や集合墓地などにあり、そこに仏像がなければ、そのままお墓に向かってください。

もちろん、無宗教であれば仏様に手を合わせる必要はありません。

そして、お墓についたら、さっそく掃除を…始めちゃだめですよ。

まずは、お墓の前で手を合わせる、あるいは礼をしましょう。

それが終わってから墓地の掃除とお墓参りをしてください。

お墓参りの基本的な手順は、

  1. 墓地全体の清掃をする
  2. 水を供える
  3. 花を供える
  4. 供物を供える
  5. 灯明(=ロウソク)に火を灯して供える
  6. 線香を供える
  7. 手を合わせる
  8. 後片付けをする

です。

お供えの順番は前後してもかまいません。

ちなみに、②~⑥の5つのお供えは『五供(ごく)』といい、お墓参りや仏壇参りのときの基本的なお供え物です。

ただ、あくまで基本的なものというだけですから、できる範囲で供えてください。

【関連記事】:お墓参りの時にお供えする『5つの供物=五供(ごく)』の意味。

墓地全体の清掃をする

お墓の前に着いたら、墓地内と墓石を掃除します。

まずは、落ち葉などがあれば取り除きましょう。

時期によっては雑草が生えていますので、できる範囲で雑草も取り除いてください。

次に、濡らした布で墓石全部をキレイに拭きます。

墓石全部とは、『◯◯家之墓』と彫ってある墓石だけではなく、墓地を囲っている外柵(がいさく)、戒名などを記すための墓誌なども含みます。

続いて、生花を供えるために花筒(=花立て)を水でしっかりと洗います。

ちなみに、洗った花筒をすぐに重ねちゃいけませんよ。

洗ったばかりの花筒は水に濡れています。

それを重ねてしまうと、花筒どうしでハマってしまい、どんなに力を入れても取り外せなくなるんです。

もしも取り外せなくなったら、別記事の『お墓の『花立て』を重ねて取れなくなった時の対処法』を参考にしてみてください。

花筒を洗った後は、前回のお墓参りで供えた古いお花をビニール袋などに包みゴミ箱へ捨てましょう。

次に、お線香を供えるために香炉をキレイにします。

前回のお参りで残った線香の灰をゴミ袋に入れて、乾いた布などで香炉を拭くといいでしょう。

もしも、水を使って香炉を洗うときは、しっかりと灰を洗い落としてくださいね。

灰に水分が残ったままにしておくと、灰が固まってしまい、それを洗い落とすときに非常に面倒です。

水を供える

墓石の真ん中あたりにある、だ円形で少し凹んだところを『水鉢(みずばち)』といいますが、ここには水を注いでください。

おそらく、柄杓で2回注ぐとあふれ出てしまうと思いますので、そこはうまく加減しましょう。

あっ、水があふれ出てしまってもかまいませんよ。

水を供えることは『施し』を意味しますので、あふれ出るくらいたくさんの施しをしたと考えてください。

お水が供えられた墓石は全体的に清められます。

ちなみに、お墓に供える水は、できるだけキレイな水を供えるように心がけましょう。

その理由については『仏壇に【水】を供える意味をお坊さんが詳しく解説します。』の記事で詳しく説明していますので読んでみてください。

お墓にお水を注ぐといえば「お墓の上から水をかけてはいけない。」と言う人がいますよね。

あれは、『ご先祖様の頭の上から水をかけているのと同じだから』という理由です。

お墓へ水をかけることを、『かけ水』や『打ち水』といいますが、これらはしなくてよいと思います。

でもそれは、ご先祖様の頭の上から水をかけているのと同じという理由ではなく、お墓に水をかける必要がないと考えているんです。

水は水鉢に供えれば十分。

そもそも、何のために墓石の上から水をかけるのでしょう?

  • 墓石についた汚れを水で洗い流している
  • 墓石のお清めをしている
  • 何となくのイメージでしているだけ

というような感じでしょうか?

僕には、墓石の上からお水をかける理由がイマイチ分からないんですよね。

僕は、

  • 汚れを取り除くには、濡れた布やスポンジで拭き上げるのが一番きれいに清掃できる。
  • お清めをするなら、水鉢へ水をお供えするだけで墓石全体が十分に清められる。
  • 何となくのイメージでしているだけなら、それは時間の無駄。

と考えているんですよね。

特に、隣のお墓との距離が近い『霊園』なんかだと、水がはねて隣のお墓を汚す可能性があります。

それで、もしトラブルが起きてしまったら大変です。

大げさに言うのではありませんよ、実際にウチの寺が管理している霊園にこういう内容のクレームが来たんですから。

トラブルの原因となることは控えるべきなので、僕は、お水は水鉢に注ぐだけで十分、お墓の上から注ぐ必要はない、と考えています。

花を供える

洗った花筒(花立て)には、新しいお花を供えてください。

お花には、

  • 何事にも耐え忍ぶ強い心『忍辱(にんにく)』を象徴するもの
  • あの世でご先祖様や亡きご家族が着ている衣服に相当するもの
  • たくさんの色彩豊かなお花が咲いている『あの世の風景』を表現するもの

といったように、いろんな説があります。

ちなみに、忍辱(にんにく)というのは食べ物のニンニクではなく、耐え忍ぶという意味の仏教用語です。

仏花として供えるお花は『白菊』が一般的ですが、近年では特に制限はなく、いろんなお花を供えています。

お供えするお花として良いとされているものは、『蘇悉地羯羅経』に記されている、

  • 蓮(はす)
  • 百合(ゆり)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 牡丹(ぼたん)

などです。

もしも生花店にこれらのお花があれば、他のお花と混ぜてみてもいいでしょう。

でも、やはり亡きご家族が好きだったお花を供えるのが一番いいと思います。

ただし、トゲや毒のあるお花は、たとえ故人が好きだったとしても避けてください。

仏様に危害が及ぶ可能性のある花ですから、それを供えるのは不適切です。

とはいえ、個人的に、トゲのある花については『トゲを全部取り除いてしまえばOK』だと思っています。

毒のある花については…やめておいた方がいいですね。

【関連記事】:お墓に供える花は【菊】が無難である理由。逆に、適さない花はどんな花?

供物を供える

墓石の前など、空いている場所には供物を供えてください。

供物は食べ物が多いですが、お墓参りが終わったら供物は必ず持ち帰ってください。

供物をそのまま置いて帰ってしまうと、カラスや猫などがそれを狙って居ついてしまいます。

その結果、お墓を汚してしまったり、人に危害を加えてしまうこともあるんです。

特にカラスは、時期によっては攻撃的になりますので注意しなくてはなりません。

今は多くの寺や霊園で『お供物は持ち帰る』という規則があったり、注意喚起の看板が出ていたりします。

昔は、仏様へお供えした物はそのまま置いておくのが一般的でしたが、今はお供物を持ち帰ることがマナーなので注意してください。

灯明(ローソク)に火を灯す

灯明(ローソク)に火を灯して、それをお墓の脇などへ建てます。

灯明の火は、その光で闇夜の中でも道を照らしてくれます。

つまり、お墓の前でローソクに火をつけるのは、仏様に正しい道へ導いてもらうためなのです。

同時に、灯明を灯すことは「私は正しい道を進みます」という決意表明もしています。

しかし、最近ではお墓にローソクを建てることはあまりしなくなっています。

火をつけるときに火傷をしたり、溶けたロウソクが汚く残ってしまうことがあるからです。

あなたの墓地に、ロウソクを建てる専用の場所があるならいいのですが、そのような場所が無ければ無理をしてロウソクに火をつける必要はありません。

【関連記事】:仏壇のロウソクに火をつける意味。供え方や火の消し方など取扱い方法も解説

線香を供える

きれいに掃除した香炉へ線香を供えてください。

線香に火をつけると、線香の『香り』が出てきますが、じつはこの『香り』というのが大事なのです。

じつは、『香食(こうじき)』といって、あの世のご先祖様たちは『香り』を主に食べる、とされているのです。

加えて、お香から出る香りは、その場所やそこにいる人々を清めるチカラもある、とされています。

やはり、お墓参りには線香が欠かせないんですよね。

では、その線香をどのように供えればいいのか。

線香を横に寝かせて供える場合は、火のついている方が『お墓に向かって左側』になるようにしてください。

また、お線香をたくさん供えると、香皿からこぼれたり、時には火が出てしまうので要注意。

一般的な大きさの香炉の場合、市販のお線香であれば3束程度までにしましょう。

立てる形式の香炉であれば、そのまま入る分だけお線香を立てて供えてかまいません。

お香に関する詳細は、『お線香のあげ方やマナーを場面別に詳しく紹介。お焼香の作法も合わせて紹介』の記事で解説していますので読んでみてください。

ちなみに、線香へ火をつけた後、風にあおられて火が出てしまい、その火をなかなか消せないことがありますよね。

火がなかなか消えないと口で息を吹きかけて消したくなりますが、仏様へ供えるお線香やローソクの火を『息を吹きかけて消す』のはやめましょう。

線香から火が出てしまった場合は、線香の火がついている方を上へ向けて、地面に対して垂直に立てるように持ち、そのまま真下へ「シュッ!」っと下げる、という方法で消すことができます。

線香の火の消し方については、『【超簡単!】お線香の火を消す時のコツ。1番スマートな消し方を伝授。』の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。

手を合わせる

諸々のお供えが終わったら、お墓に向かって手を合わせて、ご先祖様や亡きご家族へいろいろなご報告をします。

手を合わせると、心身ともに清められるといわれています。

ご先祖様や亡きご家族を前にするときは、必ず手を合わせて自分自身を清めましょう。

【関連記事】:【お坊さんが徹底解説】合掌の意味と手を合わせるときの作法

後片付けをする

お参りが終わったら、ゴミなどを墓地に残さないようにし、寺や霊園の手桶を使っていた場合は、それを決められた場所へ戻しておきましょう。

最後に、お寺を出る前にもう一度ご本尊様に手を合わせると、さらに丁寧なお参りとして締めくくれます。

お墓参りの注意点

お墓参りの基本的な手順に続いて、その他にも、細かいことですが注意すべきことを紹介します。

お墓参りに行く時間

ときどき信者さんから「お墓参りに適した時間帯はありますか?」と聞かれます。

基本的に、お墓参りに行く時期や時間には決まりがないので、いつお参りしてもかまいませんよ。

ただし、お寺や霊園の門が開いている時間内に行くようにしてくださいね。

ごくまれに、時間外なのに「お墓参りをしたいから、少しの時間だけ門を開けてもらえませんか?」という人がいます。

忙しいのかもしれませんが、ちゃんとルールを守って時間内にお墓参りをしてください。

特に霊園の場合は、無断で時間外にお墓参りをして、そこで何かトラブルが発生しても誰も対処できません。

では、門が開いている時間内の場合は、どのような時間帯に行くのがよいのでしょうか。

お墓参りは、『午前中』に行くのが一般的です。

午後がだめというわけではありません、午前中にお墓参りをする人が多いというだけです。

あなたは、日頃の生活で『できるだけ大事なことから優先的にとりかかる』ようにしていませんか?

お墓参りも同じで、ご先祖様や亡きご家族へのご挨拶を優先する人が多いのです。

また、あの世には『食事をするのは午前中まで』というルールがあるそうです。

ということは、お墓参りで食べ物を供えても、それが午後であれば、せっかくのお供えをすぐに召し上がってもらえません。

だから、午前中にお墓参りをする人が多いんですよね。

とはいえ、これはあくまで午前中に他の用事がない場合の話であり、午前中が忙しくて午後にしかお墓参りに行けなければ午後でもかまいません。

日没後など『夜のお墓参り』はだめですよ、暗くなってからのお墓参りは何かと大変ですし、なによりも危険です。

例えば、日没後のお墓参りは、

  • 墓地や墓石の掃除をしても、どこに汚れが残っているかがわからない。
  • 雑草を取り除こうにも小さな雑草がよく見えない。
  • 視界が悪いので、何かにつまづいて転びやすくなる。
  • 暗いと距離感が狂うので、墓石などに身体をぶつけてしまう。
  • 人によっては、夜の墓地が怖い。
  • 夜の墓地にいるあなたを見た他の人の方が怖がる。

というようなことが考えられます。

日が暮れたらお墓参りはやめておきましょう。

【関連記事】:お墓参りにはいつ行くべき?お墓参りをするタイミングと時間

線香の火をつけるにはターボライターがおすすめ

お墓の前で線香に火をつけるときに、風の影響で火が消えてイライラしたことはありませんか?

風の強い日は、普通のライターやマッチではなかなか線香に火がつきません。

お墓参りで線香に火をつけるときは『ターボライター』を使うといいですよ。

取り扱いには少し注意が必要ですが、ターボライターを使えば、風にも負けない強い火力で簡単に火をつけられます。

昔は、お墓の前で紙を燃やして、その火でお線香に火をつけたりもしました。

しかし、これは誤ってヤケドをしてしまったり、燃やした紙が風で飛んでしまう等の危険もあるのでおすすめしません。

ホームセンターに行けば『お墓参り用のターボライター』も販売されています。

手頃な値段のターボライターもたくさんあるので一度探してみてください。

ちなみに、僕が長年愛用しているライターは、別記事の『【火がつかないイライラを解消】お墓参りに1番適したライターはこれだ!』で紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。

墓石に触ってヤケドをしないように注意

お盆の時期など真夏にお墓参りをするときは、うかつに墓石に触ってヤケドをしないように注意してください。

真夏は、照りつける日射しで墓石が非常に熱くなっています。

特に、日陰がなく風もあまり吹かないような場所にお墓がある場合は要注意です。

よくあるのは、古くなったお花を花筒から取ろうとして、体を支えるために墓石に片手をついて手のひらを火傷するケースです。

じつは僕自身も過去にこのミスをしてしまい、その後数日は手が赤くなってヒリヒリしていました。

真夏に墓石を触るときは、直接触れずに『布の上から触れる』ようにすると安全ですよ。

【関連記事】:夏のお墓参りの注意点。暑さ対策(水分補給や服装)が特に重要!

墓石の掃除にタワシを使ってもいいの?

先日、あるテレビ番組で「お墓の掃除にタワシを使ってはいけません。ご先祖様の身体をタワシでこするようなものです。」という放送がされていました。

僕は、この放送の表現が少し不適切かなと思います。

まず、墓石は『ご先祖様の身体』ではありません。

墓石は『ご先祖様が宿る場所』なので、ここをまず強調しておきますね。

タワシを使ってお墓の掃除をしても、ご先祖様の身体をこすることにはなりません。

ただし、長年にわたりタワシでこすり続けると、墓石表面の加工が落ちて傷がつき、その部分から劣化が進んでしまいます。

墓石の掃除をするときにタワシは必要以上に使わないほうがいいので、なるべく『濡らした布』で拭くのがいいですよ。

布ではなかなか取りきれないような部分や汚れがあれば、そこだけタワシ(金属のタワシは不可)を使ってみてください。

服装はどうすればいい?

お墓参りのときの服装ですが、決められた服装というものはありません。

日頃のお墓参りをするときには普段着で大丈夫ですよ。

『仏事=喪服』というイメージがあって「お墓参りのときにも喪服を着なくちゃいけないの?」と思うかもしれません。

喪服でもかまいませんが、お墓参りは日常的な宗教行為なので、そこまでしなくてもいいです。

あなたは、仏壇に手を合わせるときにわざわざ喪服に着替えないですよね?

それと同じように、お墓参りも日常的な宗教行為なので、わざわざ喪服を着る必要はありません。

とはいえ、お墓はご先祖様や亡き家族を祀る場所ですから、敬意を表すという意味で、あまり派手な服装でない方が無難だと思います。

また、アクセサリーを着けているときは、墓石に当たらないように注意してくださいね。

墓石に当たってしまうと、墓石とアクセサリーの両方に傷が入ってしまう可能性があります。

あとは、久しぶりにお墓参りへ行くのであれば、墓地の掃除をすると思うので、普段着でも動きやすい服装の方がいいですよ。

真夏の炎天下でお墓の掃除をする場合は、必ず帽子を着用し、日焼けを考慮した服装にしてください。

犬を一緒に連れてお参りするのはヤメておきましょう

お墓参りは、できれば家族みんなでしてほしいです。

ただし、僕は『犬』を一緒に連れてお墓参りをするのはやめた方がいいと思います。

お墓というのは、ご先祖様の遺骨が納められている大事な場所であり、あの世とこの世をつなぐ『神聖な場所』でもあります。

そこへ人間以外の動物が踏み入ることは、仏教的に好ましいことではないんですよね。

普段はどんなに利口なワンちゃんでも、動物である以上は失敗をしてしまうことがあります。

万が一、愛犬が他の家の墓石に尿をかけてしまったり、他の人に危害を加えてしまったら大問題です。

大事な家族の一員であるワンちゃんですが、お墓参りに行くときは『自宅でお留守番』をしてもらいましょう。

【関連記事】:お墓参りに愛犬を連れて行くのはダメ?トラブルを防ぐための注意点。

まとめ

お墓参りは、あの世とこの世を繋いでくれるお墓を通じて、

  • ご先祖様と私たちのコミュニケーション
  • 自分自身の修行

をしています。

お墓参りには一応の手順はあっても、それが絶対に正しいわけではありません。

お墓参りのやり方は宗派や地域によっても違いますし、同じ宗派と地域であっても、その寺の住職さんの考え方によっても違います。

お墓参りはある程度『自由』というか、柔軟に対応した方法でかまいません。

この記事をご覧のあなたは、「間違いのないよう、ちゃんとお墓参りをしたい」と思っておられるはず。

それはきっと、ご先祖様や亡きご家族のことを大切にする気持ちがあるからでしょう。

あなたのその思いはちゃんとご先祖様や亡きご家族に伝わっており、きっと喜んでおられると思いますよ。

※お墓参りへ行く前にコチラの記事も読んでみてください。

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