お墓

お墓参りをする意味とは?お墓参りの基本的な手順と注意点も詳しく解説します。

この記事では、

要するにこの内容!
  • お墓参りをする意味
  • お墓参りの基本的な手順と注意点

について詳しく解説しています。

あなたはいつもどうやってお墓参りをしていますか?

お墓の掃除をして、お花とお水とお線香を供えて、最後に手を合わせる、みたいなカンジでしょうか?

大丈夫ですよ、そのやり方で問題ありませんから。

でも、お墓参りをしていて、

  • そもそも、お墓参りって何のためにしているの?
  • お墓参りはどのようにすればいいの?

というような疑問をもったことはないですか?

お墓参りの意味や正しいやり方を知らないままだと、何だかご先祖様に申し訳ないような気がしませんか?

今回の記事は、そんな疑問をお持ちのあなたに向けて書いていますので、ぜひ一度読んでみてください。

お墓参りをする意味

日本人のほとんどは、一度くらいはお墓参りをしたことがあるはずです。

お盆やお彼岸をはじめ、命日や法事の時にもお墓参りをしています。

ところで、あなたはお墓参りにどのような意味があるのかご存じでしょうか?

昔の記憶や、見よう見まねで何となくお墓参りをしていませんか?

お墓参りには重要な意味があります。

結論から言いますと、お墓参りは、

  1. ご先祖様や亡き家族と通じ合う
  2. あなた自身の修行

という2つの重要な意味があります。

ご先祖様や亡き家族と通じ合う

お墓は、【あの世とこの世を結ぶ場所】です。

例えば、お盆の初日(8/13または7/13)になると、お墓参りをして、お墓の前で火を焚いて、その火を提灯に移して自宅まで持って帰る『迎え火』という作法をします。

これは、お盆にあの世から帰って来られるご先祖様や亡き家族をお墓までお迎えに行く、というものです。

お墓は、あの世とこの世を結ぶ場所なので、ご先祖様達はお墓を経由して自宅まで帰って来るというわけです。

あなたがいつもお参りしているお墓は、あの世とこの世を結んでいる神聖でありがたい場所です。

お墓参りをすることで、日頃の感謝の気持ちや何か伝えたいことを、お墓を通じてあの世のご先祖様や亡き家族に届けているのです。

逆に、あの世のご先祖様や亡き家族は、この世の私たちに向けて、お墓を通じて『ご利益やお導き』といった恵みをもたらしてくれます。

つまり、

お墓参りは、【あの世にいるご先祖様や亡き家族】と【この世にいる私たち】がお互いに通じ合える、大切なコミュニケーション

ということです。

とはいえ、日頃のお墓参りはそんなに身構えてするものでもないです。

それに、よく「他の用事のついでにお墓参りをするのはよくない」といいますが、ぼくは【ついで】でもイイと思いますよ。

だって、自分のご先祖様や亡き家族に挨拶をしに行くんですよ?

家族と会うのがそんなに気を使うこと?

別にフラッと立ち寄るみたいなカンジでお墓参りをしたってかまわないじゃないですか。

家のことなど何か伝えておきたいことを思い出したら、どこかへ行くついでにお墓参りをして報告すればいいんですよ。

【ついで】でもかまわないので、お墓へ行って心を込めて手を合わせることが重要。

ご先祖様や亡き家族もその方が喜びますってば。

どうぞ、余計なことは気にせずに、お気軽にお墓へ立ち寄ってください。

ついで参りについては、

⇒『ついで参りの何がダメなの?他の用事と一緒にお墓参りをしてOK。余計なことは気にするな!

の記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

あなた自身の修行

あなたはお墓に行ったら何をしますか?

お掃除から始まり、お花・お線香・お水などを供えて手を合わせますよね?

お墓参りは、ご先祖様や亡きご家族と通じ合い、お互いにコミュニケーションをとりながら『供養』をしています。

でも、じつはそれだけではありません。

お墓参りで『供養』をすることは、お墓参りをしている人にとっては、それが【仏道の修行】になっているんです。

供養をすることは、仏教用語でいうところの【善行(善い行い)】にあたります。

善行を重ねると、たくさんの徳やご利益が積み重なります。

それをずっと続けていくと、やがて悟りを開くことができる、と言われています。

つまり、供養(=お墓参り)は自分自身が悟りを開くための【仏道の修行】そのものであるといえます。

あなたは、お彼岸にもお墓参りをしていますよね?

お彼岸のお墓参りは、まさに自分自身の【仏道の修行】のためのお墓参りなのです。

お彼岸に関しては、

⇒『お彼岸にお墓参りをする理由とお彼岸の意味をお坊さんが解説します。

の記事で詳しく説明をしていますので読んでみてください。

お墓参りの手順

ここからは、基本的なお墓参りの手順を書いていきます。

先に大事なことを言っておくと、

お墓参りのやり方に【絶対にこうするべき】という決まりはありません。

お墓参りのやり方は地域または宗派によって違いますんでね。

ですから、本当は『正しいお墓参りのやり方』というものはありません。

『正しい』ではなく『基本的な』という表現の方が適しているかと。

あなたも、この記事を参考にして、あなたの住む地域でのやり方を加えてお参りをしていただければ結構です。

お墓参りに持って行く物

まず始めに、お墓参りをする時に持って行った方がよいかなと思う物をご紹介します。

お墓参りに持って行った方がよい物は以下のとおりですが、その中でも【必要】となるものは太字にしています。

  • お花
  • お線香
  • お供物
  • 手桶と柄杓
  • 数珠
  • ロウソク
  • ライター(ターボライターがおすすめ)
  • ゴミ袋(レジ袋のサイズがおすすめ)
  • 花切りハサミ
  • スポンジ(墓石の清掃用)
  • 新しいタオルや布(墓石の拭きあげ用)
  • ほうき
  • ちりとり
  • 小さなタワシ(金属製のタワシは不可)
  • バケツ
  • 軍手(またはゴム手袋)
  • 帽子(※真夏の熱中症対策)

これらの物があれば、しっかりと丁寧なお墓参りができると思います。

お墓参りの基本的な手順

では、お墓参りの手順について書いていきます。

まずはじめに、お墓へ向かう前に一つ注意していただきたいことがあります。

あなたの家のお墓が【お寺の敷地内にある】という場合は、お寺に着いたらまず最初に、

本堂にお参り

をしてください。

本堂の外から手を合わせるだけでもかまいませんよ。

簡単なことなのですが、これをせずにお墓へ直行する人がけっこう多いです。

あなたの家のお墓やお寺全体を守ってくれているのは、本堂におられるご本尊様(仏様)ですので、最初にちゃんとご本尊様にあいさつをしましょう。

お墓が霊園やお堂(仏様)のない集合墓地などにある場合は、そのままお墓に向かっていただいてかまいません。

お墓についたら、さっそく掃除を・・・始めるのはちょっと待ってくださいね。

まずは、お墓の前で『手を合わせる』または『礼』をした方がいいと思います。

それが終わってから掃除とお参りをしましょう。

お墓参りの手順は、以下の

  1. 墓地全体の清掃をする
  2. お水を供える
  3. お花を供える
  4. お供物を供える
  5. お灯明(ロウソク)に火を灯して供える
  6. お線香を供える
  7. 手を合わせる
  8. 後片付けをする

を行えば問題ありません。

お供えの順番も前後したってかまいません。

ちなみに、②・③・④・⑤・⑥の5つのお供えは『五供(ごく)』といい、お墓参りやお仏壇参りの時の【基本的なお供え】です。

ただ、五供はお参りの基本的なものですから、できるだけ供えるようにしてください。

【関連記事】:お墓参りの時にお供えする『5つの供物=五供(ごく)』の意味。

墓地全体の清掃をする

墓地内と墓石をていねいに清掃しましょう。

まずは、落ち葉などがあれば取り除きます。

時期によっては雑草が生えていると思いますので、可能な範囲で除草します。

次に、濡らした布で墓石全部をキレイに拭いてください。

墓石全部とは、『◯◯家之墓』と彫ってある墓石の他に、墓地を囲っている外柵(がいさく)石、戒名などを記すための墓誌などを含みます。

続いて、生花を供えるために花筒を水でしっかりと洗います。

前回のお参りで供えた古いお花は、ビニール袋などで包みゴミ箱へ入れてください。

そして、お線香を供えるために香炉をキレイにします。

前回のお参りで残った線香の灰をゴミ袋などに捨て、乾いた布などで香炉を拭くといいでしょう。

水を使って香炉を洗う時は、まずはしっかりと灰を洗い落としてください。

灰に水分が残ったままにしておくと固まってしまい、次に洗う時が面倒です。

お水を供える

墓石の真ん中あたりにある、だ円形で少し凹んだところを水鉢(みずばち)といいますが、ここへお水を注いでください。

おそらく、柄杓で2〜3回注ぐとあふれてしまうと思いますので、そこらへんはうまく加減してください。

もし、あふれ出てしまってもかまいません。

水を供えることは【施し】を意味しますので、『あふれ出るくらいたくさんの施し』と考えればいいと思います。

そして、お水が供えられ、【施し】がされた墓石は全体的に清められていきます。

お水を注ぐといえば、「お墓参りの時に【お墓の上から水を注ぐ】ことはしない方がいい」と言う人がいます。

その理由は、『ご先祖様の頭の上から水をかけているのと同じだから』ということです。

柄杓を使ってお墓へ水をかけることを、『かけ水』や『打ち水』といったりします。

ぼくも、かけ水や打ち水はしなくてよいと考えています。

でもそれは、ご先祖様の頭の上から水をかけているのと同じだから、という理由ではありません。

ただ単に、『別にそれはしなくてもいいことである』と考えているだけです。

決して『ダメだ』というわけじゃないですよ。

そもそも、なぜ墓石の上から水をかけるのでしょう?

  • 墓石についた汚れを水で洗い流している
  • 墓石のお清めをしている
  • 何となくのイメージでしているだけ

というようなカンジでしょうか?

ぼくには【墓石の上からお水を注ぐ】理由がいまいちわからないんですよ。

ぼくは、

  • 汚れを取り除くには【濡れた布やスポンジで拭き上げる】のが一番きれいに清掃できます。
  • お清めをするなら、水鉢へ水をお供えするだけで墓石全体が十分に清められます。
  • 何となくのイメージでしているだけなら、時間の無駄です。

って思うんですよね。

特に、隣のお墓との距離が近い【霊園のお墓】なんかの場合は、水がはねて隣のお墓を汚す可能性があります。

それで、もしトラブルが起きてしまったら大変ですよ。

大げさに言うのではありません、実際にウチの寺が管理している霊園にこういう内容のクレームが来たんですから。

必要以上にトラブルの原因となるようなことはしなくていいかなと思いますよ。

というわけで、ぼくの考えとしては、

  • お水を供える時は、水鉢にお水を注ぐだけで十分。お墓の上からお水を注ぐことはしなくていい。

となります。

水鉢に関する詳細は、『お墓にある【くぼみ(水鉢)】って何?湯呑みやコップを置く方がいいの?』の記事で解説しています。

お花を供える

洗った花筒へ新しいお花を供えてください。

お花には、

  • 何事にも耐え忍ぶ強い心【=忍辱(にんにく)】を象徴するもの
  • あの世でご先祖様や亡きご家族が着ている【衣服】に相当するもの
  • たくさんの色彩豊かなお花が咲いている【あの世の風景】を表現するもの

といったように、いろんな説があります。

仏花として供えるお花は、白菊などを用いるのが一般的ですが、近年では特にそのような制限はなく、いろんなお花を供えています。

ちなみに、お供えするお花として良いとされているものは、『蘇悉地羯羅経』に記されている、

  • 蓮(はす)
  • 百合(ゆり)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 牡丹(ぼたん)

などです。

もしも生花店にこれらのお花があれば、他のお花と混ぜてみてもいいと思いますよ。

でも、やはり一番は【亡きご家族が好きだったお花】を供えるのがいいでしょうね。

ただし、いくら故人が好きだったとはいえ、仏様に供えるお花なので、【トゲのあるお花】や【毒を持つお花】を供えることは避けた方がいいと思います。

仏様に危害が及ぶ可能性のあるお花はやめておきましょう。

でも、トゲのある花に関しては、注意しながらトゲを全部取り除いてしまえば、お供えしてもかまわない、とぼくは思っています。

【関連記事】:お墓へ供える花は【菊】が無難である理由。逆に、適さない花はどんな花?

お供物を供える

墓石の前など、空いている場所にはお供物を供えてください。

お供物は食べ物を供えることが多いと思います。

お墓参りが終わったら、お供物をそのまま置いて帰るのではなく、必ず持ち帰ってください。

お供物をそのまま置いて帰ってしまうと、カラスや猫などがそれを狙って居ついてしまいます。

そうすると、お墓を汚してしまったり、人に危害を加えてしまうこともあります。

特にカラスは、時期によってとても攻撃的になりますので注意しなくてはなりません。

今は、ほとんどの寺や霊園で『お供物は持ち帰る』という規則があったり、注意喚起の看板が出ていたりします。

昔は、仏様へお供えした物はそのまま置いておく、というのが一般的でした。

しかし、今となってはお供物を持って帰ることが常識なんですね。

お灯明(ローソク)に火を灯す

ローソクに火を灯して、それをお墓の脇などへ建てます。

ローソクの明かりが闇夜の中でも道を照らし出すように、お灯明に火をつけることによって『私たちや故人を正しい道へと導いてくれる』と考えられています。

つまり、お灯明(ローソク)を灯すことは、「正しい道を進みます」という私たちの決意というものも表しています。

また、お線香に火をつける時には、このお灯明の火を使います。

しかし、最近ではお墓にローソクを建てることはあまりしなくなっています。

お線香を供える

キレイに掃除した香炉へお線香を供えてください。

お線香に火をつけると、お線香の良い【香】が出てきます。

じつは、この【香】というのが大事なのです。

なぜなら、あの世のご先祖様たちはこの【香】を主に食べていらっしゃるからです。

ちなみに、これを『香食(こうじき)』といいます。

そして、お香から出る【香】は、その場所やそこにいる人々を清める力もあるのです。

ですから、お墓参りにはお線香が欠かせません。

お線香を横に寝かせてそなえる場合は、火のついている方の端がお墓に向かって左側』になるようにしてください。

お線香はたくさん供え過ぎると、香皿からこぼれたり、時には火が出てしまいます。

一般的な大きさの香炉の場合、市販のお線香であれば3束程度が供えられる限界かと思います。

立てる形式の香炉であれば、そのまま入る分だけお線香を立てて供えてください。

お香に関する詳細は、『お香(こう)を供える意味とは?焼香の手順や線香の供え方も紹介します』の記事で解説していますので読んでみてください。

また、お線香に火をつけると、風にあおられて火が出てしまうことがあります。

なかなか火が消えないので、慌てて【口で息を吹きかけて】消したくなります。

しかし、仏様へ供えるお線香やローソクの火を【息を吹きかけて消す】ことはやめましょう。

線香から火が出てしまった場合は、

  • 線香を、火がついている方を上へ向けて【垂直に】立てるように持ち、そのまま真下へ「シュッ!」っと下げる

という方法で消すことができます。

線香の火の消し方については、『お線香の火を消す時のコツ。1番スマートな消し方を伝授。』の記事で詳しく紹介しています。

手を合わせる

諸々のお供えが終わったら、お墓に向かって手を合わせて、ご先祖様や亡きご家族へいろいろなご報告をしてください。

手を合わせると、心身ともに清められるといわれています。

ご先祖様や亡きご家族を前にする時は、必ず手を合わせて自分自身を清めましょう。

【関連記事】:手を合わせること【合掌】の意味。両手を合わせ仏様と一体になり、全身を清める。

後片付けをする

お参りが終わったら、ゴミなどを墓地に残さないようにし、寺や霊園の手桶を使っていた場合は、それを決められた場所へ戻しておきましょう。

最後に、お寺を出る前にもう一度ご本尊様に手を合わせると、さらに丁寧なお参りとして締めくくれます。

お墓参りの注意点

その他にも、細かいことですが注意をした方がいいと思うことを書いておこうと思います。

お墓参りに行く時間

お墓参りをするには【どのような時間帯】に行くのがいいのでしょうか?

まず、原則として、お墓参りに行く時期や時間には何の決まりもありませんので、いつお参りしてもいいのです。

しかし、一般常識として【お寺や霊園の門が開いている時間】に行くようにしてくださいね。

特に霊園の場合は、時間外にお参りに来て、そこで何らかのトラブルが発生しても誰も対処できません。

必ず【門が開いている時間】にお墓参りをしてください。

では、【門が開いている時間】の中でも、どのような時間帯に行くのよいか、という話になります。

お墓参りだけではなく、基本的に『仏事は【午前中】に行うことが望ましい』と覚えておいてください。

決して午後がダメというわけではありません、午前中が望ましい、だけです。

あなたは、日頃の生活で『大事なことから優先的にとりかかる』ようにしていませんか?

お墓参りも同じ考え方です。

敬うべきご先祖様や亡きご家族へ挨拶をしに行くことをまず優先するのです。

ですから、お墓参りに行くのなら、なるべく早めの時間帯(=午前中)に行きましょう、となるのです。

また、あの世では『食事をするのは午前中まで』というルールがあるそうですよ。

ということは、お墓参りの時にあなたが何か食べ物(お供え物)を供えても、それが午後であれば、せっかくのお供えをすぐに召し上がっていただけないのです。

このようなことを考慮すると、やはり『お墓参りは午前中が望ましい』となります。

でも、忙しくてお墓参りは午後にしか行けない、という場合は午後でもかまいませんよ。

都合が合わないからお墓参りには行かない、という選択はしないでほしいと思います。

ただし、日没後など【夜のお墓参り】は避けましょう。

暗くなってからのお墓参りは何かと大変ですし、危険です。

例えば、

  • 墓地や墓石の掃除をしても、どこに汚れが残っているかがわかりません。
  • 雑草を取り除こうにも小さな雑草がよく見えません。
  • 視界が悪いので、何かにつまづいて転びやすくなります。
  • 暗いと距離感が狂うので、墓石などに身体をぶつけてしまいます。
  • 人によっては、夜の墓地が怖いです。
  • 夜の墓地にいるあなたを見た他の人の方がもっと怖がるかもしれません。

というようなことが考えられます。

日が暮れたらお墓参りはやめておきましょう。

ご先祖様たちだって、さすがに、それくらいは許してくれますから。

お線香の火をつけるにはターボライターがおすすめ

お墓の前でお線香に火をつけようとしても、風が吹くと火が消えてしまってイライラしたことはありませんか?

特に風の強い日は、普通のライターやマッチではなかなかお線香に火がつきません。

ぼくは、お墓参りでお線香に火をつける時は『ターボライター』を使うことをおすすめします。

取り扱いには注意が必要ですが、ターボライターを使えば、風にも負けない強い火力で簡単に火をつけられます。

昔は、お墓の前で紙を燃やして、その火でお線香に火をつけたりもしました。

しかし、これは誤ってヤケドをしてしまったり、燃やした紙が風で飛んでしまう等の危険もあるのでやめましょう。

ホームセンターに行けば【お墓参り用のターボライター】も販売されています。

手頃な値段のターボライターもたくさんあるので、ぜひ一度探してみてください。

ちなみに、僕のお墓参りにおすすめのライターは【ツインライト AGAINST PJ Stage2 ターボライター】ですから、ぜひ一度使ってみてください。

墓石に触ってヤケドをしないように注意

お盆の時期など『真夏のお墓参り』の時には、うかつにお墓に触らないよう注意をしてください。

真夏は、照りつける日射しで墓石が非常に熱くなっています。

特に、まったく日陰もなく、風もあまり吹かないような場所にお墓がある場合は要注意です。

よく、古くなったお花を花筒から取ろうとして、体を支えるために墓石に片手をつきます。

これで手のひらをヤケドする人が多いのです。

ぼくもこのミスをしてしまい、しばらくは手が赤くなってました。

真夏の墓石は本当にヤケドをしてしまいますので、墓石には布の上から触れると安全です。

墓石の掃除でタワシを使ってもいいの?

先日、あるテレビ番組で、

『お墓の掃除にタワシを使ってはいけません。ご先祖様の身体をタワシでゴシゴシとこするようなものです。』

という放送がされていました。

ぼくは、この放送の表現が少し不適切かなと思います。

別に墓石は【ご先祖様の身体】ではありませんよ。

長年にわたりタワシでこすり続けると、墓石表面の加工が落ちて傷をつけ、その部分から劣化が進んでしまいます。

だから、タワシは必要以上に使わないほうがイイですよ、というだけのことです。

基本的に墓石の掃除をする時には【濡らした布】でキレイに拭いてあげてください。

そして、布ではなかなか取りきれないような部分や汚れがあれば、そこだけタワシ(金属のタワシは不可)を使ってください。

服装はどうすればいい?

お墓参りの時の服装ですが、『決められた服装』というものはありません。

ですから、日頃のお墓参りをする時には【普段着】でかまいません。

もしかすると、『仏事=喪服』というイメージがあって「お墓参りの時にも喪服を着なくちゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。

お墓参りは、『日常的な仏事』とでも言いましょうか、日頃の生活の中で行われる仏教的行為です。

例えば、あなたはお仏壇に手を合わせる時にわざわざ喪服に着替えないですよね?

それと同じように、お墓参りも『日常的な仏事』なので、お葬式や法事とは違って【喪服】を着る必要はありません。

しかし、ご先祖様や亡きご家族を祀る場所ですから、敬意を払うという意味では、あまり派手な服装でない方がいいと思います。

また、アクセサリーを着けている時は、墓石に当たってしまわないように注意してください。

墓石に当たってしまうと、墓石とアクセサリーの双方に傷が入ってしまう可能性があります。

もしも久しぶりにお墓参りへ行くのであれば、墓地の掃除をしなくてはならないでしょう。

掃除することを考えると、普段着でも動きやすい服装の方がよいでしょう。

炎天下でお墓の掃除をする場合は、必ず帽子を着用し、日焼けを考慮した服装にしてください。

犬を一緒に連れてお参りするのはヤメておきましょう

お墓参りは、できれば家族みんなでしてほしいところです。

でも、いくら【大事な家族の一員】だからといって、『犬』を一緒に連れてお墓参りをするのはヤメておきましょう。

お墓というのは、各家のご先祖様達の遺骨が納められている『大事な場所』です。

また、この世とあの世をつなぐ『神聖な場所』でもあります。

そこへ人間以外の動物が踏み入ることは好ましくありません。

そして、普段はどんなに利口な犬だとしても、動物である以上は【失敗】をしてしまうことがあります。

万が一にも飼い犬が他の家の墓石に尿をかけてしまったら大問題となります。

大事な家族の一員であるワンちゃんですが、お墓参りに行く時は自宅で【お留守番】をしてもらいましょう。

【関連記事】:お墓参りに犬を一緒に連れて行くのはダメ?犬を連れる時の注意点。

まとめ : お墓参りは、ご先祖様や亡き家族との大切なコミュニケーション。でも【手順】だけではなく【気持ち】が大事ですよ!

お墓参りは、あの世とこの世を繋いでくれるお墓を通じて、

  1. ご先祖様や亡き家族との大切なコミュニケーション
  2. あなた自身の仏道修行

をしているのです。

そして、お墓参りであなたがしていることの全てが『供養』になっています。

ですから、お墓参りでしていることの一つ一つに大事な意味があるということです。

となると、お墓参りを【正しい方法や手順】で行いたいなと思いますよね。

しかし、お墓参りには一応の決まりや手順というものはありますが、じつは【これが絶対に正しい】というものではないんですよ。

宗派や地域によっても違いますし、仮に同じ宗派と地域であっても、その寺の住職さんの考え方によって違ったりもするんです。

だから、本来お墓参りって、ある程度は【自由】でかまわないんですよね。

今回は、お墓参りの意味と手順について詳しく紹介しましたが、特に手順に関してはあくまでも【基本的なもの】だけを書きました。

ですから、結局何が言いたいかというと、

お墓参りをするのは大事なこと。

でも、【お墓参りの手順】だけではなく、ご先祖様や亡き家族に感謝をする【気持ち】が大事ですよ。

ってことです。

この記事をご覧のあなたは、『間違いのないよう、ちゃんとお墓参りをしたい』と思っておられるはずです。

それはきっと、ご先祖様や亡きご家族のことを大切にする気持ちがあるから、そのように思うのです。

あなたのその思いは必ずご先祖様や亡きご家族に伝わっています。

そして、きっと喜んでおられることと思います。