お坊さん歴20年以上の未熟僧と申します。
- お墓参りには何を持って行けばいいの?
- 久しぶりのお墓参りだから、忘れ物がないようにしたい。
- もうすぐ法事の日だし、お墓参りの持ち物を確認しておかなきゃ。
お墓参りに行く回数は、平均で【年に2~3回程度】といわれています。
そのせいか、「お墓参りには何を持って行けばいいんだっけ?」という人が多いです。
お墓参りの持ち物には、大きく分けて、
- お墓を【掃除】するための持ち物
- お墓を【お参り】するための持ち物
の2種類があり、どちらも大切なので忘れないようにしましょう。
この記事では、お坊さんの僕が『お墓参りの持ち物』を17個選んで紹介しています。
お墓参りをするときの【持ち物リスト】としてもご利用いただけますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
本記事で紹介している『お墓参りの持ち物』の中には、
- Amazon(アマゾン)
- 楽天市場
- Yahooショッピング
で買える商品があります。
商品の詳細については商品画像右側の『◯◯で探す』のボタンから各Webサイトに入って確認をしてみてください。
お墓参りをするときの持ち物
お墓参りに持って行く物は意外とたくさんあります。
お墓参りの持ち物は、
- お墓の【掃除】をするための持ち物
- お墓を【お参り】するための持ち物
の2種類に分別されます。
どちらもお墓参りで必要なものなので、忘れないようにしっかりと準備しましょう。
お墓の掃除をするための持ち物
お墓の前に到着したら、まずはお墓の掃除をします。
ですから、お墓参りの持ち物には【お墓の掃除用具】が必要です。
お墓の掃除用具には以下の、
- ゴミ袋(レジ袋のサイズがおすすめ)
- 剪定ばさみ
- スポンジ
- 小さなタワシやブラシ※どちらも金属製は不可
- バケツ
- キレイな布(マイクロファイバークロス)
- ゴム手袋
- 帽子(夏は必須)
- ほうき(プラスチック製)&ちりとり
を持って行きましょう。
最近では、オンラインショップで【お墓の掃除用具セット】が販売されていますので、1セット持っておくと便利です。
ゴミ袋(Lサイズのレジ袋がおすすめ)
お墓の掃除をするときには、
- 古くなった花
- お墓の香炉に残ったお線香の灰
- お線香を包んでいた紙やビニール
- 落ち葉
- 雑草
などのゴミが出ますので、それらを入れておくための【ゴミ袋】が必要です。
ゴミ袋は、Lサイズ(縦48cm×横26cm×マチ7cm)くらいの『レジ袋』があると便利です。
レジ袋なら【取っ手】の部分があるので、片手でも持ちやすくて、ゴミを入れた後も結びやすいのでおすすめです。
買い物などでレジ袋を使ったら、それを捨てずにとっておいて、お墓参りのときにゴミ袋として使いましょう。
剪定ばさみ
あなたは、お墓に供えるお花のサイズが大きすぎて、調整のために茎を切りたいと思ったことはありませんか?
お花が大きすぎると、お墓の花筒にうまく収まらないので、そんなときは【剪定ばさみ】を使って茎を切ってください。
茎を手で折ることもできますが、仏様に供えるものを手で折ることに抵抗のある人が多いので、ここはちゃんとハサミを使いましょう。
また、墓地によっては『植栽』をしている場合もあり、植栽があると徐々に枝葉が伸びてきますので、それを切らなくてはいけません。
さらに、植栽の枝葉の他には、手では取れないような硬い雑草が生えていることもありますので、それらも放っておくわけにはいけません。
そんなときにも【剪定ばさみ】があれば、植栽の枝葉も、硬い雑草も、どちらも簡単に切ることができるので便利です。
また、本来の使い方ではありませんが、お墓に供えるお菓子などの袋を切るときにも使えますので、【剪定ばさみ】を1つ購入しておくと何かと便利です。
【関連記事】:お墓参りには剪定(せんてい)ばさみを持って行こう!剪定ばさみの選び方も詳しく解説
スポンジ
墓石は屋外にあるので、雨風にさらされてすぐに汚れてしまいます。
ですから、お墓参りをするときには、まず墓石をキレイに掃除してからお参りをするのが理想的。
墓石の汚れは、市販の【スポンジ】に水を含ませて洗い落としてください。
スポンジは柔らかい素材のものを使うと墓石にキズが入りにくいです。
スポンジで洗い落とすのは墓石の表面など『平面』の汚れで、字が掘り込んでいる部分などは、スポンジではなく次に紹介するブラシなどを使いましょう。
小さなタワシやブラシ(※どちらも金属製は不可)
墓石には、
- 字が彫り込まれている部分
- 墓石のつなぎ目
- 指が届かない部分
など、スポンジや布では汚れをうまく洗い落とせない場所があります。
そのような場所には【小さなタワシやブラシ】を使いましょう。
とくに『字が彫り込まれている部分』は表面がザラザラしていますので、タワシやブラシが大活躍。
ただし、タワシやブラシを使うときにはチカラを入れすぎないように注意してください。
墓石はとても硬くて丈夫なのですが、あまり強くこすり過ぎると細かいキズがたくさん入り、その部分の劣化が進んでしまうのです。
ですから、しつこい汚れの部分があったとしても、絶対に【金属製】のタワシやブラシは使わないでください。
バケツ
墓石の表面についた汚れを落とすときには《水を含ませてたスポンジ》を使います。
スポンジに含ませる水は【バケツ】に入れておきましょう。
たまに、墓石の掃除で『手桶』に入れた水を使っている人がいますが、それはヤメてください。
手桶に入れる水は、
- 水鉢に供える
- 墓石を清める
というときに使うものであり、掃除のために使うものではありません。
掃除用の水はバケツ、お参り用の水は手桶、といったように用途で使い分けましょう。
キレイな布(マイクロファイバークロス)
スポンジやブラシなどで墓石の汚れを洗い流したら、次は水分を拭き取ります。
水分を拭き取るときには【キレイな布】を使いましょう。
僕が墓石の掃除用として特におすすめしているのは『マイクロファイバークロス』という布です。
水分の拭き取りは新しいタオルでもかまいませんが、タオルはどうしても繊維が付着して【拭き跡】が残ってしまいます。
一方で、マイクロファイバークロスを使えば【拭き跡】が残らないので、掃除の仕上がりがとてもキレイ。
また、マイクロファイバークロスは、墓石の掃除以外にも、食器、家具、窓ガラス(家の窓・自動車の窓)などを拭くときにも使えます。
そして、ここで1つ注意していただきたいことがあります。
それは、拭き上げる布はちゃんとキレイなものを使うということです。
墓石の掃除で汚れた布を使うのは仏様に対して失礼ですから、できれば毎回新品を、あるいは3回に1度取り替えるくらいにしましょう。
ゴム手袋
墓地には、
- 落ち葉
- 折れた線香
- 供えたお花の細かい花びら
などがあります。
これらを手で取って掃除をするときには【ゴム手袋】があると手が汚れません。
また、3月に入った頃から墓地には少しずつ雑草が生えてきますが、まだ初期の段階であれば手で簡単に抜けます。
しかし、雑草を手で取るときにはゴム手袋をしておかないと、
- 爪の間に土が入る
- 草から出る液体で手が汚れる
- 草で手を切ってしまう
など何かと厄介なことになるんです。
ちなみに、墓地の掃除で【軍手】を使うという人も多いですが、僕としては軍手よりもゴム手袋の方がおすすめです。
ゴム手袋であれば水作業ができますし、トゲなども刺さりにくいので、掃除のときのストレスが少なくてすみます。
ただし、厚手のゴム手袋だと指を動かしにくいので、できれば中厚手のものを使うようにしましょう。
帽子(夏は必須)
ほとんどのお墓は屋外にあります。
ですから、お盆の時期などの『夏のお墓参り』には要注意です。
夏は30℃を超えるような気温の中で強烈な日差しを浴びながらお墓参りをしなくてはいけません。
夏に屋外へ出るときには『頭部』をしっかり守らないと危険ですから、夏のお墓参りではちゃんと【帽子】を被りましょう。
お墓参りのときに被る帽子は、あまり見た目を気にしないのであれば【麦わら帽子】が理想的。
麦わら帽子がイヤな場合は、できるだけ通気性があって、たくさん影を作れるような帽子を被ってください。
【関連記事】:夏のお墓参りの注意点。暑さ対策(水分補給や服装)が特に重要!
ほうき(プラスチック製)&ちりとり
もしも、あなたの家の墓地が『大きな木』の近くにある場合は【ほうき】を持って行きましょう。
大きな木の近くの墓地には、たくさんの落ち葉があるはずなので、それらは【ほうき】を使って掃除してください。
墓地で使うほうきは、接地する部分が《プラスチック製》になっているものがおすすめです。
落ち葉をはく場合、接地する部分に【適度な硬さ】がないと非常にはきづらいのです。
しかも、プラスチック製の方が価格も安いので、墓地用のほうきはプラスチック製一択です。
また、落ち葉というのは墓地の中だけでなく、通路など墓地の周りにもたくさん落ちています。
お墓参りのときには、自分の家の墓地だけではなく、できれば通路など近くの共有スペースも一緒に掃除をしてみましょう。
共有スペースを掃除するあなたの姿を誰かが見て、次からその人も掃除するようになるかもしれません。
そして、ほうきとセットになるのが【ちりとり】です。
ほうきではいた落ち葉やゴミは【ちりとり】で取り、持参したゴミ袋に入れてから、設置されているゴミ箱に捨てるか、あるいは持ち帰ってください。
ちりとりは、ほうきと同様にお寺や霊園で貸し出されていることもありますので、それを使ってかまいません。
ちなみに、僕がいる寺では、自分の墓地に【ほうき&ちりとり】を置いている家が数軒あります。
その家は頻繁にお墓参りに来られるのでそのようにされているのでしょう。
もしも、ある程度墓地が広くて、お墓参りも頻繁に行くなら、ほうき&ちりとりを墓地内に置いておくのもいいと思います。
お墓のお参りをするための持ち物
お墓の掃除が終わったら、次はお参りです。
お参りをするためにお墓へ持って行くものは、
- お花
- お線香
- お供物
- 自宅から持参した水
- ロウソク
- 数珠
- ライター(ターボライター)
- 手桶&ひしゃく
です。
いずれもお墓参りでよく使うものなので、忘れないように持って行きましょう。
お墓参りで使うものは、ホームセンターなどでセット販売されていることが多いので1つ買っておくと便利です。
ホームセンターまで行くのが面倒な人は《オンラインショップ》でコチラのような『お墓参りセット』を購入してください。
お花
ほとんどの人がお墓参りで供えているのが【お花】です。
お墓に供えるお花には、
- あの世はキレイな花々が咲いているので、お墓をそれに近づける。
- あの世にいるご先祖様や亡き家族が着ている衣服に相当するもの。
- お花を供えている側の人の「私は辛抱強く耐えます」という決意表明。
という意味があります。
ですから、お墓参りではちゃんとお花を供えることが大事です。
とはいえ、お墓に供えたお花は数日すると枯れてしまい、墓地内には花びらが散乱し、さらに強烈な悪臭を放ちます。
そうなると、せっかくお花を供えても、結果的に大事なお墓を汚してしまうことになります。
頻繁にお墓参りができる人は、お墓が汚れても早い段階で掃除ができますが、遠方に住む人にはそれができません。
ですから、本来なら『生花』を供えるべきですが、頻繁にお墓参りができない人は代わりに『造花』を供えてもかまいません。
とはいえ、「造花を供えるのはご先祖様に失礼だ、それなら何も供えない方がいい。」という人もいます。
造花については賛否両論ありますので、実際にどうするかは個々の自由ですが、僕としては『お墓が汚れるくらいなら、造花を供えた方がいい。』と考えています。
ただし、造花を供えるなら安物ではなく、せめてコチラのような【それなりにボリュームのある造花】を使うようにしてください。
【関連記事】:【お坊さんの僕が徹底解説!】お墓に造花を供えるのはダメ?お花を供える理由を考えて判断
お線香
お花と同じように、お墓参りに欠かせないのが【お線香】です。
お線香を供えるのは、仏様に食事をしていただくためです。
ご先祖様や亡き家族を含めた『仏様』は、お香を燃やしたときに出る【香り】を食べると言われています。
つまり、お線香やお焼香などの《お香を供える》ことは、仏様に食べ物を供えているのと同じなんです。
私たちは誰かの家を訪ねるときに【手土産】を持って行きますよね。
お墓参りも同じように、仏様にご挨拶するときにはちゃんと手土産(=お線香)を持って行きましょう。
【関連記事】:お線香のあげ方やマナーを場面別に詳しく紹介。お焼香の作法も合わせて紹介
お供物
お墓参りをするときには【お供物】があると丁寧です。
お供物は、肉や魚以外の『故人の好きだったもの』を供えてあげましょう。
ただし、先ほども言いましたが、仏様は『お香から出る香り』を召し上がります。
ですから、お供物というのはあくまでも《おまけ》なので、
- ちょっとした『おかず』
- 菓子類
などを供える程度でかまいません。
そして、お墓参りが終わったら、お供物は必ず持ち帰ってください。
お墓にお供物を置きっ放しにすると、それを見ているネコやカラスが「ここにはエサがあるぞ♪」と覚えてしまいます。
その結果、墓地を荒らされたり、時期によってはカラスに攻撃されます。
お墓参りで供えた物は必ず持ち帰り、自宅で処分をしてください。
自宅から持参した水
お墓の中央部には『水鉢』と呼ばれる、楕円形で少しへこんだ部分があります。
この水鉢には【自宅から持参した水】を注いでください。
仏様に水を供えることには、
- ご先祖様や亡き家族など、仏様たちの喉を潤してもらう=感謝の気持ち
- すべての生き物に対して【布施】をする=施しの気持ち
という2つの意味があります。
お寺や霊園の水場でくんだ水を注いでもいいのですが、せっかくならご先祖様や亡き家族が慣れ親しんだ場所の水を注いであげましょう。
また、仏様に供える水というのは、できるだけ【余計なものが入っていない澄んだ水】が理想的です。
ですから、ペットボトルの《お茶》や《ジュース》を供えている人がいますが、それはあまり好ましくありません。
水鉢には、ちゃんと【キレイな水】を供えるようにしましょう。
仏様に供える【水】に関する考え方は、お墓も仏壇も共通してますので、詳しくは別記事の『仏壇に【水】を供える意味をお坊さんが詳しく解説します。』を読んでみてください。
ロウソク
お墓参りでは【ロウソク】に火をつけて供えます。
ロウソクを供えることには、
- ロウソクの火が仏様の教えを象徴する
- 仏様の温もりを象徴する
- 明かりを取る
- ロウソクの火が私たちの煩悩を焼き払ってくれる
というような、仏教では重要な意味があります。
しかし、最近ではロウソクをお墓に供えないケースもあります。
というのも、お墓の前でロウソクに火をつけても、
- 風ですぐに火が消えてしまう
- 溶けたロウソクがこぼれて墓地や墓石を汚す
といったような結果になるからです。
ですから、ロウソクの火は大切なものですが、無理に供えなくてかまいません。
しかし、お墓にロウソクが供えられるような専用の筒もありますので、それがある場合はぜひロウソクに火をつけて供えてください。
数珠
お墓参りをするときには、ちゃんと【数珠】を使いましょう。
僕が今まで見てきて、お墓参りでも数珠を使っている人は100人に1人くらいで、非常に少ないです。
しかし、本来であれば、お葬式でも法事でも、もちろんお墓参りでも仏様の前で手を合わせるときは数珠を使うべきです。
数珠を使うのは『数珠の宿った仏様のチカラで体を清めてもらう』という意味があります。
神聖なお墓をお参りするのですから、ちゃんと数珠を持ってまずは身を清めてから手を合わせるのがご先祖様や亡き故人への礼儀です。
ですから、お花やお線香と一緒に【数珠】を忘れず持って行くようにしましょう。
数珠はお葬式や法事で必ず使うものですから、もしもまだ数珠を持っていなかったら今のうちから1つ購入しておきましょう。
【関連記事】⇒【女性用】お坊さんの僕がおすすめする数珠3選
【関連記事】⇒【男性用】お坊さんの僕がおすすめする数珠3選
ライター(ターボライターがおすすめ)
お墓参りではお線香を供えますが、お線香に火をつけるためには【ライター】あるいはマッチが必要です。
マッチの火は風に弱すぎるので、お墓参りではライターを使うのが一般的です。
しかし、普通のライターでも風が吹くと火が消えてしまいますので、僕はお墓参りで使うなら【ターボライター】をおすすめしています。
ターボライターなら火力が強く、少しくらい風が吹いたくらいでは火が消えませんのでストレスなくお線香に火をつけられます。
とはいえ、ターボライターにもいろんな種類があるため、何を使えばいいのか迷ってしまうことでしょう。
僕は20年以上お坊さんをしてきて、本当におすすめできるターボライターが1つだけあり、それがコチラの『ツインライトAGAINST PJ Stage2』です。
このライターなら使い勝手がいいのはもちろん、他の強力なターボライターよりも価格がダンゼン安いんです。
このターボライターを見つけて以来、あまりにも便利なのでもう10年以上ずっと使い続けています。
もしも他にもっと優秀なターボライターをご存じであれば、ぜひお問い合わせフォームからそのライターのことを教えてください。
【関連記事】:【火がつかないイライラを解消】お墓参りに1番適したライターはこれだ!
手桶&ひしゃく
お墓にお花を供えるときは、【手桶】にくんだ水を【ひしゃく】ですくって花筒へ注ぎ入れます。
手桶とひしゃくは、お寺や霊園であれば貸し出しているところが多いので、それを使ってもかまいません。
しかし、お墓参りでは手桶とひしゃくを必ず使いますので、思い切って『自家専用の手桶』を買ってもいいでしょう。
僕がいる寺でも、貸出し用の手桶ではなく『自家専用の手桶』を使っている人がたくさんおられます。
また、どうせ自家専用の手桶を買うなら、せっかくなので【家名入り】のものを買ってみてはいかがでしょう?
ただし、自分専用の手桶とひしゃくは、毎回持ち帰るか、墓地内に置いておくようにし、共有スペースには置かないように注意してください。
お墓参りをするときの服装はどうしたらいいの?
お墓参りの持ち物について調べている人は、きっと【お墓参りのときの服装】についても気になるはず。
お葬式や法事などの《仏事》では必ず喪服を着ますが、同じ仏事であるお墓参りではどんな服装が適しているのでしょうか。
結論から言いますと、お墓参りのときの服装については特に決まりがありませんので、どのような服装でお参りしてもいいです。
お墓参りも仏事だからといって、服の色が【黒、紺、茶】である必要もありませんし、喪服のように【肌の露出を控える】なんていうことも気にしなくて大丈夫。
とはいえ、ご先祖様や亡き家族にご挨拶をするのですから、さすがに寝間着などでは避けてくださいね。
お墓参りのたびにわざわざ喪服を着る必要はありませんが、あなたが普段外出しているような【他人に見られても恥ずかしくない服装】でお参りをしましょう。
お墓参りは『手を合わせるだけ』でもいいの?
この記事では、これまで【お墓参りの持ち物】について紹介してきました。
しかし、お墓参りは『他の用事のついで』で行くこともありますよね。
もともとお墓参りをする予定がなかった場合は【お墓参りの持ち物】なんて用意していません。
そんなときは、お墓の前で『手を合わせる』だけでも大丈夫です。
何も持たずにお墓参りするのは良くないと思うかもしれませんが、そこはあまり気にしないで、ちゃんとお墓の前で手を合わせてください。
せっかくお墓の近くまで来ているのに、お線香やお花がないからという理由でスルーしてしまう方が好ましくありません。
ただし、手を合わせるだけのお墓参りは、あくまで『予定外のお墓参り』のときだけです。
最初からお墓参りに行くつもりなのであれば、本記事を読んでしっかりと【お墓参りの持ち物】を持って行きましょう。
まとめ
お墓参りをするときには、ある程度【持ち物】が決まっています。
お墓参りに持って行くものには、大きく分けて、
- お墓を【掃除】するための持ち物
- お墓を【お参り】するための持ち物
の2種類があります。
お墓を【掃除】するための持ち物は、
- ゴミ袋(レジ袋のサイズがおすすめ)
- 剪定ばさみ
- スポンジ
- 小さなタワシやブラシ※どちらも金属製は不可
- バケツ
- キレイな布(マイクロファイバークロス)
- ゴム手袋
- 帽子(夏は必須)
- ほうき(プラスチック製)&ちりとり
の9つです。
そして、お墓を【お参り】するための持ち物は、
- お花
- お線香
- お供物
- 自宅から持参した水
- ロウソク
- 数珠
- ライター(ターボライター)
- 手桶&ひしゃく
の8つです。
上記の合計17個は、お墓参りで必要または頻繁に使われるものです。
人によっては「えっ、こんなにたくさんあるの?」と思うかもしれませんが、実際のお墓参りではこれらを使うことになります。
頻繁にお墓参りができる人は少ないですが、たまにしか行けないお墓参りで『忘れ物』をしないよう、本記事を参考にしっかりと【お墓参りの持ち物】を用意しておきましょう。
※もう一度『お墓参りをするときの持ち物17選』に戻る場合はコチラからどうぞ。
※お墓参りについてはコチラの質問も多いです。