お葬式や法事などで必要となる【数珠】。
女性用の数珠は種類がとても多く、色やデザインがさまざまなので、どれを選べばいいか悩みますよね。
「せっかく買うなら、上品で可愛いくて、しかも価格が手軽なものがいい。」
そう思って探し始めたのに、逆に選択肢が多すぎて選べない・・・なんてことも。
そんなあなたのために、本記事では、お坊さんの視点で厳選した【女性におすすめの数珠】を紹介します。
私が今までお葬式や法事で見てきた経験をもとに、見た目、使いやすさ、マナー面のすべてにおいて安心して使えるものを選んでみました。
もちろん、お財布に優しいものを中心に選んでいますので、数珠を買うときのご参考になさってください。

あなたにピッタリの数珠があるかもしれませんよ。
この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴20年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。
女性におすすめの数珠
女性用の数珠にはたくさんの種類がありますが、その中でも僕がおすすめしているのは、
というタイプの数珠です。
女性をより美しく見せてくれる、特別な青。
数珠は、お葬式や法事のような『厳粛な場面』で使います。
でも、どうせなら上品で美しく、自分らしさを感じられるものを選びたいと思いませんか?
そんな女性にピッタリなのが、淡くて優しい青色の天然石である『ブルーレース』の数珠です。
ブルーレースの数珠は、喪服の黒色と絶妙に調和し、あなたの気品と美しさを引き立たせてくれます。
「お葬式で使うのに青色は派手なんじゃない?」と思うかもしれませんが、このブルーレースは違います。
派手ではなく、むしろ控えめで清楚。
まるで、静かに咲く一輪の青い花のように、奥ゆかしく、そして凛とした印象を与えます。
実際にこの数珠を購入した女性たちからも「色がとてもキレイで、思った以上に上品。」と好評です。
また、肝心な【数珠の品質】についても申し分なく、京都の念珠職人によって細部にわたり丁寧に仕上げられています。
しかも、ちゃんと数珠袋も付いてくるので収納や持ち運びにも便利。
でも、正直に言うと、他の数珠に比べると価格は少し高めです。
とはいえ、それだけの価値は間違いなくあります。
なぜなら、ブルーレースの数珠を持つ女性は美しく上品に見えるからです。
ブルーレースの《優しく淡い青色》は、美しいだけでなく神秘的であるせいか、それを持つ人も美しく上品に見せてくれます。
男性がこの数珠を持つと違和感があるので、ブルーレースの数珠は女性が持つからこそ成立するのです。
なので、青色が好き、人とは少し違った上品さを大事にしたい、という方にはピッタリの数珠です。
「厳粛な場面だからこそ、私らしく、きちんと上品で美しくありたい。」
そんな想いを込めて、このブルーレースの数珠を使ってみてはいかがでしょうか?
仏事に適した『紫色』の数珠
数珠の『色選び』って意外と難しいと思いませんか?
女性用の数珠は、色やデザインがとても豊富なので、どれを選べばいいのか迷ってしまう・・・という声をよく聞きます。
そんな女性におすすめなのは【紫色の数珠】です。
紫色は、古くから仏事において大切にされてきた色です。
さらに、控えめでありながらも気品があり、どの世代の女性が持っても《落ち着いた美しさ》を演出してくれます。
この数珠は、透明感のある高級天然石【藤雲石(とううんせき)】が使われており、全体が淡い紫色で統一されています。
じつは、この藤雲石の紫色は、喪服の黒色と自然に馴染みながら、女性らしい上品さや清楚さを際立たせてくれるのです。
そして、紫色は、
- 高貴
- 上品
- 神聖
- 喪の礼節
ということを表すため、まさにお葬式にふさわしい色。
それに、紫は【黒の代わり】となる色ですが、黒よりも柔らかい印象を与えてくれます。
もしかしてあなたは今、「紫色って普段はあまり使わないなぁ・・・。」と思ったかもしれませんね。
でも、実際のところ紫色の数珠を選ぶ女性は多く、実用性と礼節の両面を兼ね備えた安心できる色なんです。
また、この数珠は品質面でも申し分なく、珠の加工から房の結びまで丁寧に作り上げられています。
さらに、しっかりとした数珠袋も付いてきますので、収納や持ち運びにも困りません。
数珠の色選びに迷ったら、間違いのない【紫色】を選ぶというのも賢い選択でしょう。
女性から根強い人気の『本水晶』の数珠
「数珠は清潔感があるものを選びたい」というあなたにおすすめなのは、昔から女性に根強い人気を誇る【本水晶の数珠】です。
本水晶の魅力は、何といっても透明感と清潔感があることです。
光を受けてさりげなく輝きながらも、決して主張しすぎない控えめな美しさがあり、喪服の黒とよく調和します。
そして、この数珠では、透明な本水晶に加えて、優しいピンク色の正絹房が使われており、そっと女性らしさを演出。
さらに、アクセントとなる部分にも《紅水晶(ローズクォーツ)》が施され、見た目のやわらかさ、品の良さも感じられます。
もちろん見た目だけではなく、細部まで丁寧に作り込まれており、ヒモや房には高級な正絹が使用されているので、お葬式や法事で使うにも納得のクオリティーでしょう。
もしかすると「透明感はあるけど、ちょっと地味では?」と思うかもしれませんね。
でも、このシンプルな美しさが本水晶の魅力です。
控えめな主張ながらも、その輝きがあなたの礼儀正しさや品位をしっかりと引き立ててくれます。
しかも、この数珠は本水晶を使用しているのに価格がとても良心的。
この品質でこの価格、さらにちゃんと数珠袋(やさしいピンク色)まで付いてくるのですから、ハッキリ言って【買い】だと思います。
「上品で使いやすく、ずっと使えるものがほしい」というあなたには、この本水晶の数珠がピッタリです。
★どれにしようか迷ったらもう一度チェック。
番外編:小学生のお子様には『子ども用の数珠』を買おう
お葬式には大人だけではなく『子ども』も一緒に参列をしますよね。
となれば、子どもにも数珠を持たせてあげるのが故人に対する礼儀となります。
なので、あなたのお子様が【小学生】くらいの年齢であれば、お子様専用の数珠を持たせてあげるといいですよ。
小学生くらいの記憶は大人になっても残っていますので、お子様専用の数珠を持たせて今のうちから【仏事の基本】を教えてあげましょう。



小学生くらいの頃は「自分も大人と同じ物を持ちたい!」と強く思いますから、きっとお子様も喜びますよ。
ついでに言いますと、あなたがお子様に『子ども用の数珠』を持たせることで、それを見た他の参列者からの《あなたに対する評価》はグンと上がるでしょう。
子ども用の数珠であれば値段もさほど高くありませんから、仏様への礼儀として、そして将来に向けての【教育】の1つとして『お子様専用の数珠』を買ってあげてはいかがでしょうか?
数珠の値段は【1,500円以上】が目安
最後に、購入する数珠の値段の目安をお伝えします。
数珠を買うときは『1,500円以上』を目安にしてみてください。
数珠を使うのはだいたい【お葬式】と【法事】なので「たまにしか使わないし、安いものでいいよね。」と考えがちですが、数珠はちゃんと品質の高いものを買った方がいいと思います。
なぜなら、
- 高品質な数珠を使うことが『故人に対する礼儀』だから
- 安い数珠は破損しやすいから
です。
例えば、あなたが『ご主人の両親』に初めて挨拶をしに行ったときは、失礼がないようにちゃんと品質の高い服を着ましたよね?
数珠も同じように考える必要があり、高品質な数珠を使うことが【故人に対する礼儀】だと思うのです。
とはいえ、あまり高価なものを買う必要はなくて『1,500円以上』で大丈夫です。逆に、2万円を超えると『ぜいたく品』になります。
また、この価格帯なら数珠の種類もたくさんあるので、あなた好みの数珠が見つかると思いますよ。
ちなみに、1,500円以下の数珠もたくさん販売されていますが、それらはおすすめしません。
数珠というのは値段によって品質に大きな差があるので、安いものは品質が悪くて破損しやすいんですよね。
せっかく買ってもすぐに破損したら、結局は【安物買いの銭失い】になってしまいます。
しかし、1,500円以上の数珠なら品質が高いので、長期間使用できて結果的に【お得】です。
まとめ
女性用の数珠にはたくさんの種類があるので、その中から値段・デザイン・色使いのよい数珠を選ぶのは大変です。
なので、この記事では僕のお坊さんとしての経験をふまえて女性におすすめの数珠を5つ紹介しました。
どの数珠も、使い勝手の良さ、手頃な価格、品質の良さという点でとても優れていると思います。
とはいえ、この記事で紹介した数珠がどれもあなたのお気に召さないこともあるでしょう。
他の数珠であなたが「これはイイ!」と思うものがあれば、それはきっと【あなたと縁の深い数珠】です。
そのような数珠が見つかったら、ぜひそれを購入して大事に使ってくださいね。
★どれにしようか迷ったらもう一度チェック。
※お葬式では他にも持ち物がありますのでコチラの記事で確認してみてください。