仏壇のお供物を食べてもいいの?食べることが供養になるから大丈夫。

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仏壇に供える『お供物』。

あなたは、

  • お供物は仏様だけが食べるもの。
  • 仏壇から下げたお供物は、もったいないけどそのまま処分するもの。

と思っていませんか?

じつは、仏壇から下げたお供物は家族みんなで食べるものなんです。

この記事は、【仏壇に供える『お供物』を食べることの意味】について解説しています。

お供物の処分に関する悩みが解消されますので最後まで読んでみてください。

ちょっと自己紹介

この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴20年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。

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仏様へのお供物は食べても大丈夫

あなたは、お仏壇参りをした後、供えた『お供物』をどうしていますか?

「ご先祖様にお供えしたものだし、このまま処分するか。」って捨てちゃってませんか?

それ、とても『もったいない』ですよ。

この『もったいない』というのは【食べ物を捨ててしまうこと】を言っているのではありません。

もちろん、食べ物を捨ててしまうこと自体も『もったいない』のですが、それ以外に【ご先祖様からのお返し】を捨てているんですよね。

そうです、じつは、仏様にお供物を供えたら【ご先祖様からのお返し】があるんです。

あなたが仏壇へお供物を供えると、ご先祖様はお供物の一部を受け取って、残りはあなたに『お返し』してくれます。

これはべつに、ご先祖様が「これはあんまり好きじゃないし、ちょっとだけ食べたら、もういらないや。はい、じゃあ残りは返すね。」と言ってるわけじゃありません。

そうではなく、もっと慈愛に満ちたもので、「今日もお供えしてくれてありがとう。その気持ちがとても嬉しいよ。こんなに美味しい物だし、私は少しだけ頂くから、あとはみんなで分けて食べてね。」と言っているんです。

だから、ご先祖様へのお供物は食べても大丈夫なんですよ。

というか、せっかくご先祖様がお返しをしてくれて「みんなでどうぞ♪」と言ってるんだから、むしろお供物は積極的に食べるべきです。

このことを知らない人はきっと、「ご先祖様に供えたものを食べるなんて、なんだかバチがあたりそう。」と思ってしまうでしょう。

違います、逆です。

せっかくの『ご先祖様からのお返し』なのに、それを食べずに捨ててしまうことの方がよっぽど【バチがあたりそう】です。

だから、安心してというか、ぜひともお供物はみんなで食べましょう。

お供物を食べることは供養になる

あなたはきっと、お供物を「ご先祖様、いつもありがとうございます。コレ、美味しいので、どうぞ食べてください。」と、ご先祖様のことを想って供えていますよね?

お供物を供えるときは、【ご先祖様のことを想う気持ち】がとても大事です。その気持ちがあるからこそ、お供えすることが立派な【供養】になります。

供養とは、心を込めてお供えをしたり、お参りや法要を執り行うことによって、ご先祖様に『功徳(くどく)』を積んでもらうことです。

仏教では、功徳をたくさん積み上げることによって悟りを得ることができると考えています。

ですから、供養をすることは【悟りを得るための後押しをする】という意味があるんです。

お供え(供養)をすることによって、悟りへのスピードをアップさせてあげる、というイメージですね。

そうすると、あなたが心を込めてお供え(供養)してくれたことを、ご先祖様はきっと喜んでくださいます。

お供え(供養)をして喜んでもらう、じつは、これによってあなた自身も功徳を1つ積み上げています。

つまり、お供えをしている側のあなたも功徳を積むことができる、というわけです。

さて、先ほどの『ご先祖様からのお返し』を思い出してください。

あなたがお供えすると、ご先祖様からもお返しがある、と言いました。

ということは、お返しをしているご先祖様の方にも功徳が積まれることになるんですよね。

だって、ご先祖様は【お返し】という形で、あなたにお供物を食べてもらおうと【お供え】をしているんですものね。

だから、ご先祖様はあなたにお返し(お供え)をすることによって、結果的に功徳を積むことになります。

だから、【ご先祖様からのお返し】をちゃんと食べて、ご先祖様に功徳を積んでもらうことで供養になるのです。

要するに、お供えしたものを食べることが、ご先祖様への良い供養になるということですね。

だから、ご先祖様に供えたものを食べて、【供養】になることはあっても【バチがあたる】なんてことはありえないんです。

ですから、仏壇に供えたお供物は、積極的に食べるようにしてください。

お供物をみんなで美味しく食べることによって、ご先祖様がより早く悟りに近づくんですよ、なんと素晴らしいことでしょう!

【関連記事】⇒仏壇の意味と役割とは?仏壇の準備からお参り方法まで丁寧に解説

まとめ:お供物は食べても大丈夫。むしろ、それが良い供養になる。

多くの人は、仏壇に供えた【お供物】をその後にどうすればいいのか悩んでしまいます。

そのように悩んでしまうのは、

  • お供物は仏様のためだけに供えるもの
  • 仏様のものを食べるとバチがあたりそう

と考えているからです。

でも、供えた後のお供物をみんなで食べることは良い先祖供養になるので、むしろお供物は積極的に食べるべきなんですよね。

あなたが仏壇に供えたお供物は、供えた瞬間からご先祖様からのお返し物でもあります。

つまり、お供物とは【あなたと先祖様が相互に供え合うもの】なんです。

ありがたいご先祖様からのお供えですから、仏様ご先祖様と一緒に「これ、美味しいね♪」と言いながら私たちはちゃんと食べましょう。

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