【やっぱり不謹慎?】喪中に誕生日のお祝いをしてはいけないの?

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喪中の誕生日祝いは不謹慎?
この記事を読んで分かること
  • 喪中の意味
  • 喪中に誕生日祝いをしてもいい理由
  • 喪中に誕生日祝いをする方法

日本には、『喪中は祝い事を避ける』という習慣があります。

そのため、「喪中に誕生日祝いをしてはいけない。」と言う人もいます。

でも、それだと喪中の1年間は家族全員の誕生日を祝えないことになりますよね。

いくら喪中とはいえ、そこまでして祝い事を避ける必要があるのでしょうか?

結論を言いますと、喪中でも誕生日のお祝いをしてかまいません。

この記事では『喪中における誕生日の過ごし方』について書いています。

未熟僧

『故人を偲ぶ気持ち』と『家族の誕生日を祝う気持ち』の両方を大切にしてくださいね。

ちょっと自己紹介

この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴25年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。

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喪中とは何か

人が亡くなると、その家族は1年間の【喪中】と呼ばれる期間を過ごします。

喪中の期間は、できるだけ『祝い事』や『派手な行動』を慎むべきとされています。

喪中の意味

あなたは12月に「喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます」というような【喪中ハガキ】を受け取ったことがありますよね。

ご存じのように【喪中ハガキ】とは、喪中の人が『新年のお祝いの挨拶を控える』ことを知らせるハガキです。

じつは、この【喪中】という言葉は略語であり、本来は『服喪中(ふくもちゅう)』といいます。

服喪中とは、字のとおり【喪に服す期間中】のことであり、亡くなった家族を偲んで慎ましやかに過ごす期間を意味し、これがやがて『喪中』と略されました。

そして、喪に服す期間は『1年間』というのが一般的なので、【喪中】とは亡くなった家族を偲ぶことに専念する1年間を指す言葉なのです。

喪中は祝い事や派手な行動を慎む

亡くなった家族を偲ぶことに専念する1年間といっても、具体的にはどのように過ごせばいいのでしょう?

喪中は、

  • 祝い事をしない
  • 派手な行動を控える

という期間なので、例えば『結婚式』はできないんですよね。

実際に僕の友人でも、結婚式を1か月後に控えていたところ、同居していた祖父が亡くなってしまい式を1年後に延期した人がいました。

結婚式以外にも祝い事はありますが、基本的に喪中はすべての祝い事を控えなければいけません。

また、旅行、家の新築やリフォームなどは『派手な行動』となり、喪中の間は慎むべきとされています。

喪中に誕生日のお祝いをするのは不謹慎?

喪中の祝い事がだめなのであれば、当然ながら【誕生日のお祝い】もだめということになります。

家族が亡くなって1年も経たないのに『おめでとう』の言葉は不謹慎であるため、喪中の1年間は家族みんなの誕生日のお祝いができないのです。

…とはいえ、誕生日は年に1度しかない大切な日ですから、ちゃんと祝いたいですよね。

ですから、喪中でも誕生日のお祝いをしてかまわないですよ。

とりあえず、仏教には『喪中の誕生日祝い』に関する決まりがないので、家族の誕生日くらいは喪中であることを忘れても問題ありません。

未熟僧

きっと故人だって家族と一緒に「お誕生日、おめでとう!」と言いたいと思いますよ。

本当に故人を偲んでいるのなら、故人に喜んでもらうためにも、ちゃんと家族の誕生日を祝ってあげましょうよ。

世間では「喪中に誕生日祝いをするのは不謹慎だ」と言われていますが、そもそも、日本人は仏教と神道とキリスト教の行事をごちゃ混ぜにしてるくらい【宗教】に対して寛容(いい加減)なんです。

なのに、誰かが亡くなったときだけ急に厳しくなって「喪中だから…」なんて言うのはおかしい。

宗教に対して寛容な日本人だからこそ、喪中であっても誕生日のお祝いくらいはしたっていいんです。

喪中に誕生日祝いをする方法

喪中でも誕生日祝いをしたってかまいません。

とはいえ、やっぱり喪中のことが気になるあなたのために、僕が「こういう方法で祝えばいいと思います」というものを紹介します。

他の人には言わず、家族だけで祝う

僕は、故人を偲ぶためにも、故人と一緒に家族みんなで誕生日のお祝いをするのがいいと思っています。

大丈夫、不謹慎なんてことはありませんから気にしなくてもいいです。

ただし、他の人がどう思うかは分かりません。

他の人はこの記事を読んでいないので「喪中の誕生日祝いは不謹慎だ」と思うかもしれません。

だから、喪中の誕生日のお祝いは、他の人には言わず、家族だけで祝うのが無難です。

もしも親戚や知人で【慣習やしきたりにうるさい人】がいたら、その人には内緒にしておきましょう。

そういう人にはいくら説明をしても「そんな不謹慎なことをして!」と非難されるだけで、理解はしてもらえません。

ですから、他の人には一切言わずに、家族だけでお祝いをしてください。

ちなみに、古い習慣や親戚との付き合いに煩わしさを感じている人は【海洋散骨】を選ぶ傾向にあります。

海洋散骨であれば遺骨が残らないので、多くの人が頭を抱える『お墓の維持管理や継承者問題』で悩むことがありません。

また、不思議なことに、お墓が無ければ、親戚から「◯◯さんの法事はやらないの?」と迫られることが少なくなるのです。

ですから、思い切って海洋散骨をすることで、古い習慣や煩わしい親戚付き合いから解放され、自由な供養をすることができます。

もしもあなたが従来の供養方法に疑問を感じているなら『【海洋散骨ガイド】散骨までの流れや費用など海洋散骨の全容を解説』を読んでみてください。

…と、話が『将来の供養』に脱線しましたが、もう一度【喪中の誕生日祝い】に戻しますので続きを読んでみてください。

「おめでとう」ではなく「ありがとう」と言ってみては?

ここまで読んでくれたあなたは、もうだいぶ「喪中でも誕生日のお祝いをしてもいいよね。」という気持ちになっているかと思います。

しかし、それでもまだ少し気になっているかもしれませんね。

おそらく、喪中にもかかわらず「おめでとう」の言葉を発することが気になるのでしょう。

ならば、「おめでとう」ではなく「ありがとう」と言ってみてはどうですか?

つまり、「お誕生日、ありがとう!」と言うのです。

未熟僧

少し違和感がありますか?

でも、よく考えてみてください。

誕生日を祝うのは『今年も無事に誕生日を迎えられたこと』を喜ぶためですよね。

無事に1年間を過ごすことができたのは『家族』の存在があったからこそです。

だから、誕生日を迎えた当人は、家族に対して「おかげ様で、また無事に誕生日を迎えられました、ありがとう。」と言いましょう。

そして、家族は誕生日を迎えた人に対して『あなたがまた無事に誕生日を迎えてくれて嬉しいよ、ありがとう』という意味で「お誕生日、ありがとう!」と言いましょう。

誕生日を通じて【祝い】の言葉の代わりに、家族同士でお互いに【感謝】の言葉を言い合ってください。

もちろん、家族の中には【故人】も含まれていますよ。

家族以外で喪中の人の誕生日を祝う場合

あなたの家族の誕生日は、喪中であっても余計なことは気にせずお祝いをしてかまいません。

しかし、家族以外で喪中の人の誕生日を祝う場合は、ある程度の配慮が必要になります。

家族以外の人の場合は、その人の状況や性格を考えてあげることが大事です。

身内が亡くなってまだ間もない人の場合

家族以外で喪中の人に対しては、誕生日であっても『おめでとう』の言葉は出さないほうが無難です。

特に、身内を亡くしてまだ間もないような人に『おめでとう』は禁句です。

その人の誕生日を祝ってあげたいと思うなら、お祝いの言葉を使わずに気持ちを伝えてみてください。

例えば、

  • 「今日は誕生日だね。」と事実をそのまま伝える
  • 「いつもありがとう。」などの感謝の気持ちを伝える

といった方法であれば喪中でも問題ありません。

直接的な祝いの言葉を使わず、あなたの表情や声のトーンでお祝いの気持ちを伝えてみてください。

しかし、身内を亡くして間もない場合【誕生日どころではない】という心境になっていることもあります。

あなたには祝いたい気持ちがあっても、そこはやはり相手の状況を優先し、しばらく間を空けて後日に祝ってあげてください。

誕生日を重要視している人の場合

誕生日というのは年に1度しかない大事なイベントですから【誕生日を重要視している人】は多いものです。

そのような【誕生日を重要視している人】が喪中であった場合、普段通りちゃんと誕生日のお祝いをしてあげてください。

誕生日を重要視している人は、喪中と誕生日をしっかりと切り離して考えています。

たとえ喪中であろうと、誕生日のお祝いをしない選択肢は当人の中にありません。

喪中を迎えている当人が「誕生日を祝ってほしい。」と本心では思っているのですから、そこは要望に応えてあげて、何も気にすることなく普段通りのお祝いをしてあげてください。

まとめ:喪中でも誕生日のお祝いをしてください

【喪中】の期間は『祝い事』を避けるべきとされているため、「喪中に誕生日のお祝いをしてはいけない」と言われます。

しかし、年に1度しかない大事な家族のイベントですから、喪中でも誕生日のお祝いをしてかまいません。

あなたの家族は【故人の家族】でもありますので、きっと故人だって家族の誕生日を祝ってあげたいと思っているはずです。

もしも、「おめでとう」の言葉を発することに対して抵抗がある場合は、「おめでとう」を「ありがとう」に替えてみてください。

誕生日祝いというのは本来【1年間を無事に過ごせたこと】を喜び、そして家族に感謝をする日です。

なので、喪中の期間は、誕生日を迎えたことの喜びよりも、感謝の方をメインに考えて過ごせば『祝い事』にはなりませんよ。

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