お坊さん歴20年以上の未熟僧と申します。
- 数日後にはお葬式があるのに、まだ数珠を買っていない。
- 数珠はどこで買えばいいの?
- 数珠を買いに行く時間がないし、簡単に買える方法はない?
- どんな数珠を買えばいいんだろう?
お葬式では必ず『数珠』を使います。
もしも、まだ【自分専用の数珠】を持っていないなら早めに購入することをおすすめします。
お葬式に参列する機会というのは必ずあり、しかも1度だけではなく複数回あるはずなので、ちゃんと【自分専用の数珠】を持っておいた方がいいですよ。
とはいえ、数珠をどこで買えばいいのかよく分からないですよね。
数珠は、
- 念珠店
- オンラインショップ
- 仏具店
- 大きな《お寺》
- デパート(百貨店)
- 紳士服専門店
- 大型ショッピングモール
- 葬儀式場や霊園
- 雑貨店やホームセンター
- 普通の服飾店
- 大手ディスカウントショップ
- コンビニ
- 100円均一ショップ
などで買うことができます。
そして、この中でも『種類の多さ、品質、値段』などを総合的に考えると【オンラインショップ】での購入が1番ラクで値段も安く抑えられます。
この記事では、
- 数珠を売っている場所
- どんな数珠(形・値段)を買えばいいのか
- 数珠の選び方
について詳しく解説しています。
数珠を買うにあたり必ず役立つ情報を書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
※オンラインショップで数珠を買うときは、こちらの記事を参考にしてみてください。
数珠を売ってる場所

数珠というのは、いろんな場所で売っています。
あなたの身近の意外な場所でも販売しているのでチェックしてみてください。
念珠店
数珠を買う場所として理想的なのは念珠店です。
数珠は『念珠(ねんじゅ)』という呼び方もするので、念珠店とは【数珠の専門店】のことをいいます。
念珠店で購入するメリットは、
- とても多くの種類の数珠が販売されている
- 自分だけの【完全オリジナルの数珠】を作ることができる
- 数珠のことなら何でも教えてもらえる
などです。
数珠の専門店だけあって、念珠店には非常に多くの種類の数珠が販売されているので、念珠店ならあなた好みの数珠が見つかります。
また、念珠店では【数珠の修理】もしているため、珠、ヒモ、房といったような細かい部品もたくさんあります。
そして、じつは、たくさんあるそれらの部品の中から自分で選んだ部品を組み合わせて、自分だけの【完全オリジナルの数珠】を作ってもらうことが可能です。
それに、店員さんは数珠に関する専門知識が十分にあるので、数珠のことなら何でも答えてくれます。
このように、数珠を買うなら念珠店が理想的なのですが、残念ながら念珠店というのは日本全国でみると店舗数が少ないです。
京都や奈良など【お寺】の多い地域なら念珠店も多いのですが、その他の地域では念珠店を探すのが大変。
あなたの家の近くに念珠店がある場合はぜひそこで数珠を購入をして、無ければ他の場所で購入しましょう。
オンラインショップ【※1番おすすめ】
数珠を買うなら『オンラインショップ』が1番おすすめです。
なぜなら、オンラインショップであれば数珠の種類がとても豊富なだけでなく、スマホやパソコンを使っていつでもどこでも購入が可能だからです。
特に、
- とにかく急いで数珠を買いたい
- 仕事などで忙しくて数珠を買いに行くヒマがない
- わざわざ店舗まで買いに行くのが面倒くさい
という人にはオンラインショップが最適です。
僕がおすすめしている数珠もオンラインショップで購入できますので、興味のある方は別記事の『【2023年最新版】お坊さんが厳選したおすすめの数珠を男女別に紹介』を読んでみてください。
大手のオンラインショップを利用する
オンラインで数珠を買うときは、
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
などの大手のオンラインショップを利用すると、数珠の種類がとても豊富なのでおすすめです。
あなたにはぜひ『本当に気に入った数珠』を買ってほしいのですが、店舗にはあなた好みの数珠がないかもしれません。
だったら、最初から大手のオンラインショップを利用した方が圧倒的に早くて確実に【あなた好みの数珠】が見つかるのでいいですよ。
また、大手のオンラインショップには定期的な『セール期間』がありますので、もしも現在セール期間中なら、良い品質の数珠をより安く買えるチャンスを逃さないようにしましょう。
急ぎで数珠を買うならオンラインショップがおすすめ
読者さんの中には、
- お葬式の日までに急いで数珠を買いたい。
- 仕事などで忙しくて数珠を買いに行くヒマがない。
という人もいるはず。
そのような人は、最初からオンラインショップで購入した方がその場ですぐに注文できるだけでなく値段も安いです。
しかも、大手のオンラインショップなら翌日~3日程度で届くので、お葬式で急に数珠が必要になったときでも間に合います。
店舗まで行くのが面倒くさい人はオンラインショップの一択
もしかして、あなたは「わざわざ店舗まで行って数珠を買うのは面倒くさいなぁ・・・。」と思っていませんか?
もしも、数珠を買いに行くことが面倒な人は【オンラインショップ】の一択です。
数珠を買う場所には決まりがありませんから、店舗で買うのが面倒であればスマホやパソコンを使って購入しましょう。
スマホやパソコンからオンラインショップにアクセスして、気に入った数珠を見つけたら、あとは『購入する』のボタンを押すだけで数日後には自宅に数珠が届きます。
店舗販売もオンラインショップも『数珠の品質』は全く同じ
読者さんの中には、『オンラインショップ』と聞くと、
という人もいるでしょう。
そこはご安心ください、じつは、店舗で買うのもオンラインショップで買うのも『数珠の品質』は全く同じです。
なぜなら、念珠店は仏具店に卸すものと全く同じものをオンラインで販売しているからです。
念珠店としては、商品を《仏具店に卸す》か《オンラインで売る》かという販売経路が違うだけで数珠の品質そのものは変わりません。
したがって、オンラインショップでも確かな品質の数珠が買えますのでご安心ください。
後悔しない数珠の買い方
『後悔しない数珠の買い方』の手順は以下の4ステップです。
- 仏具店へ行く
- 実際に数珠を見せてもらい、【素材の種類】と【素材の質感】を覚える
- その仏具店では買わずに帰宅する
- 仏具店で覚えたことを思い出してオンラインショップで買う
時間に余裕がある場合は、まず一度仏具店へ行って、そこで実際に売っている数珠を見てみましょう。
すると、必ず店員さんが声をかけてきますので、実際に数珠を見ながら、いろいろと教えてもらいます。
この時に【どの素材がどんな質感なのか】を覚えるようにしてください。
そして、一通り教わったら「ありがとうございます、もう少し考えてからまた来ます。」と言って、そのお店では買わずに帰宅します。
帰宅したら、仏具店で教えてもらった情報をもとにオンラインショップで数珠を検索してください。
気に入った数珠が見つかったら、あとは『購入する』のボタンを押すだけ。
これで、あなたが納得した数珠を店舗の販売価格よりも安く購入できました。
面倒くさい方法ではありますが、ちゃんと現物を見た上で気に入ったものを安く買うならこの方法がベストです。
仏具店
数珠というのは『仏具』ですから、仏壇や位牌などと一緒に仏具店でたくさん売っています。
仏具店の店員さんは数珠に関する知識がそれなりにあります。
ですから、後ほど解説しますが、もしも『本式念珠』を買うなら仏具店か念珠店がおすすめです。
ちなみに、仏具店でも【数珠の修理】に対応をしてくれます。
費用や時間は念珠店よりも多くかかってしまいますが、仏具店が依頼している職人さんが修理をしてくれるので安心です。
自分で修理をすることもできますが、数珠のヒモは組み方が難しく、素人がやると無残な仕上がりになりますので専門家に任せた方が無難です。
大きな《お寺》
仏事の多くは【お寺】で行います。
ですから、数珠は【お寺】で買うこともできます。
ただし、数珠を売っているのは大きな《お寺》だけです。
大きなお寺というのは初詣に数万人規模の参拝客が来るようなお寺のことで、日頃からたくさんの人が参拝をするので、御守などと一緒に数珠を売っています。
しかも、お寺の関係者が販売をしていますから、数珠に関する知識も十分にあります。
一方で、残念ながら『普通の規模のお寺』では数珠を売っていません。
『普通の規模のお寺』は日頃から参拝客が少ないため、御守や数珠などは販売されていませんので注意をしてください。
デパート(百貨店)
数珠は、デパート(百貨店)でも売っています。
さすが『百貨店』というだけあって、いろんなものが販売されていますから、仏事に関する商品もちゃんとあります。
デパートにはだいたい紳士服店があり、そこで喪服や黒いネクタイと一緒に数珠も売っていますから、他の買い物をするときは一緒に数珠も買うのもアリですね。
ただし、販売されてる数珠の種類が少なく、デパートの店員さんもあまり数珠の専門知識がありませんから、数珠に関する質問をしても満足のいく答えは返ってこないでしょう。
紳士服専門店
数珠は、紳士服専門店でも売っています。
紳士服専門店には必ず『喪服』が売っていますから、喪服と合わせて数珠も売っているんですよね。
ただし、デパートと同様に、販売されている数珠の種類は少ないですし、店員さんも数珠に関する知識はさほどありません。
大型ショッピングモール
最近は、いろんな所に大型ショッピングモールがありますよね。
数珠は、そのような大型ショッピングモールでも買えます。
大型ショッピングモールにはたくさんの店舗があるので、その中には、先ほど紹介したような『仏具店』や『紳士服店』が入っていることも多いです。
しかし、大型ショッピングモールに入っている『仏具店』や『紳士服店』は店舗の規模が小さく、数珠の販売スペースも狭いので売っている数珠の種類は少ないです。
他の買い物をしているときに店舗を覗いてみて、もしもそこで気に入った数珠があれば購入しましょう。
葬儀式場や霊園
数珠は『お葬式』のときに必ず使うものですが、数珠を忘れてしまう人がけっこう多いんですよね。
そんな人のために、葬儀式場では数珠を販売しています。
ですから、あなたの家の近くに葬儀式場があるなら、そこで数珠を買うのもアリ。
ただし、あくまで【急に数珠が必要になった人】のために販売しているものですから、数珠の種類は2~3種類くらいしかないと思います。
また、数珠を必ず使うもう1つの場面が『法事』です。
法事の場合は数珠を忘れる人がさらに増えるんですよね。
そのような人のために、霊園でも数珠を売っていることがあります。
ただし、こちらも【急に数珠が必要になった人のため】に販売されているものなので、葬儀式場と同様に数珠の種類は2~3種類くらいです。
また、葬儀式場とは違って、霊園の場合は数珠を販売していない所も多いので注意してください。
雑貨店やホームセンター
じつは、全国チェーン展開しているような雑貨店やホームセンターでも数珠は売っています。
雑貨店やホームセンターというのは、いろんな分野の商品が販売されています。
その中には【仏事】に関する商品もあるので、そこで数珠を売っている場合があります。
とはいえ、非常にたくさんある分野の中の1つなので、数珠の種類は非常に少なく、おそらく1~2種類くらいしかありません。
また、すべての雑貨店やホームセンターで数珠が販売されているわけではありません。
仏事に関する商品は、お盆やお彼岸の時期には販売している店舗が多いですが、それ以外の時期だと売ってない可能性も十分にあります。
普通の服飾店
じつは、数珠は普通の服飾店でも売っています。
特に『ファッションセンターしまむら』のように全国チェーン展開している大型ファッション店であれば、種類は少ないですが数珠を売っています。
ただ、普通の服飾店で売られている数珠は『品質』という点で少し心配なモノが多いです。
数珠はある程度『高品質なもの』を持った方がいいので、普通の服飾店でも一応は数珠を買えますよ、ということだけお伝えしておきます。
大手ディスカウントショップ
数珠は大手ディスカウントショップでも販売しているところがあります。
でも、残念ながら、すべての大手ディスカウントショップで販売されているわけではありません。
大手ディスカウントショップなら、例えば『ドン・キホーテ』には数珠が販売されています。
しかし、ご存じのとおり『ドン・キホーテ』の店内は、商品数が多すぎて何がどこにあるのか分かりにくいです。
時間があれば他の商品も見ながらゆっくりと探してもいいと思いますが、急いでいるなら最初から店員さんに案内してもらいましょう。
また、数珠の種類はとても少なく1~2種類程度ですから、数珠のデザインに対するこだわりがない人なら購入できます。
コンビニ
あなたがいつも利用しているコンビニ。
じつは、コンビニでも数珠を売っていたりします。
ただし、すべてのコンビニで売っているわけではありません。
コンビニでは膨大なデータを集めて、収集結果にもとづいて【その場所で売れやすい物】を販売しています。
ですから、『葬儀式場』や『公営霊園』あるいは『火葬場』が近くにあるコンビニであれば数珠を売っている可能性があります。
でも、仮に売っていたとしても、残念ながらコンビニにある数珠の『品質』が良いとはいえません。
100円均一ショップ
数珠を売っている場所で僕がもっとも驚いたのが、100円均一ショップです。
たしかに数珠を売ってはいますが、 正直言うとオモチャみたいですよ。
ですから、100円均一ショップで数珠を買うのは、『どうしても数珠を買う時間がない』という緊急時の【最終手段】として頭の片隅に置いておきましょう。
あと、100円均一ショップの数珠は使い終わったらすぐに捨ててください。
数珠の捨て方については『【お坊さんの僕が詳しく解説!】数珠を処分する5つの方法(捨て方)』の記事で詳しく紹介をしていますので読んでみてください。
数珠の選び方

数珠を買う場所が決まったら、あとはもう数珠を選んで買うだけです。
しかし、「どんな数珠を買えばいいのか分からない。」という人が多いので、ここからは『数珠の選び方』について詳しく紹介します。
数珠は『略式念珠』を買えばOK
数珠はどれも同じというわけではありませんので、適当に買わないでください。
数珠は『略式念珠』を買うことをおすすめします。
数珠には、大きく分けて、
- 本式念珠(ほんしきねんじゅ)
- 略式念珠(りゃくしきねんじゅ)
の2種類があります。
下の画像のように、珠の数が108個あって、お坊さんが使うような正式な数珠のことを『本式念珠』いいます。

また、『本式念珠』は宗派によって形が違うので、購入するときには《自分の家の宗派》を確認する必要があります。
とはいえ、自分の家の宗派を確認したところで【どの宗派がどういう形の数珠なのか】なんて分かりませんよね?
ですから、本式念珠を買う場合は、ちゃんと仏具店に行って、店員さんに教えてもらってから購入した方が無難です。
次に、下の画像のような珠の数が【18~27個】くらいで、一般の人が使うような数珠のことを『略式念珠』といいます。

あなたが「とりあえず1つ数珠を持っておきたい。」というのであれば、この『略式念珠』で十分です。
略式念珠は、『略式』という名前ではありますが、数珠としての意味や効果まで略されているわけではありませんので安心してください。
略式念珠は、いろんな宗派で使えるように工夫された『優れた数珠』なので、略式念珠を1つ持っていれば何も問題はありません。
あと、購入する略式念珠の【素材】や【色】については特に決まりがありませんが、数珠には【男性用】と【女性用】がありますので注意をしてくださいね。
【関連記事】:初めて数珠を買うなら【略式念珠】を選ぶのが正解!
男性が数珠を買うときの注意点
男性の場合は数珠を買うときにちょっとした注意点があります。
これは特に、男性の中でも【少し毛深い男性】に向けた注意点です。
【少し毛深い男性】はできるだけ珠の数が少ない略式念珠を買うようにしましょう。
僕もそうなんですが、少し毛深い男性は『手の甲』や『指』にもしっかりと毛が生えていたりします。
数珠というのは、ヒモを通すために珠へ穴が空けられており、穴とヒモの間に《すき間》があるんですよね。
それで、数珠を左手にかけたとき、手の甲や指に生えている毛がその《すき間》に挟まって、毛が引っ張られてしまうことがあります。
しかし、珠の数が少なければ《すき間》の数も少なくなるので、痛い思いをする確率が減ります。
また、珠の数が少なければ1つ1つの珠が大きくなるので、それだけ毛と《すき間》の距離ができて毛が挟まりにくくなります。
というわけで、【少し毛深い男性】は珠の数の少ない略式念珠を買う方が痛い思いをしなくてすみますよ。
どのくらいの値段の数珠を買うべきか
ここで、あなたに大事なお願いがあります。
数珠は、ちゃんと『品質の良い数珠』を買うようにしてください。
『品質の良い数珠』というのは、
- 珠に頑丈な素材を使用しているもの
- 珠の穴の加工部分がザラザラしていないもの
- 珠に通しているヒモが丈夫なもの
- 房は、折り目がつきにくく、すぐに抜け落ちないもの
のことです。
数珠は、亡くなった人やご先祖様など『仏様』に手を合わせるときに使うものなので、ちゃんと品質の良い数珠を使って仏様に『敬意』を示すことが重要です。
キツい言い方かもしれませんが、品質の良い数珠を買えるのに、それでも低品質な数珠を使うのは【仏様を軽んじる】ことだと思ってください。
とはいえ、品質の良い数珠の値段がどれくらいするのか分かりませんよね。
品質の良い数珠は、
3千円~1万5千円(税込)
くらいで買えますので、試しにオンラインショップで探してみてください。
もちろん、これより価格の安い数珠はいくらでもありますが、あまり価格の安い数珠だと品質が悪いです。
品質が悪い数珠は、珠を通すヒモがすぐに切れてしまったり、房が簡単にほつれますので、結局また新しい数珠を買うハメになります。
数珠は品質の良いものを1つ買って、それを大事に使いましょう。
お葬式や法事で腕輪念珠(ブレスレット型)は使えない
数珠と聞いて、手首につける『ブレスレット型の数珠』を思い浮かべた人もいるかもしれません。
下の画像のような『ブレスレット型の数珠』のことを【腕輪念珠】といいます。

ここで注意点が1つあります。
腕輪念珠は、本式念珠や略式念珠と同じような使い方はできません。
腕輪念珠というのは、数珠の仲間に入ってはいますが【本式】でも【略式】でもないただのアクセサリーにすぎません。
ですから、腕輪念珠を【普通の数珠】のように持ってお焼香をするのはNGですし、そんなことをしたら恥をかいてしまいます。
しかし、《手首に腕輪念珠をつけて、そこへさらに左手に略式念珠を持つ》というのであれば大丈夫です。
数珠はいつ購入したらいいの?
数珠を買うにあたり「数珠はいつ購入したらいいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
数珠の購入のタイミングについては、【数珠を買う場所】に決まりがないのと同じで、数珠はいつ買ってもかまいません。
たまに「数珠を買うと不幸を待っているみたいで縁起が悪い。」という人もいますが、それは間違いです。
そもそも数珠というのは《お葬式》や《法事》だけで使うのではなく、
- お墓参り
- お寺の参詣
- 自宅での仏壇参り
などにも使用するので、言ってみれば【日常的に使うもの】です。
日常的に使うものですから、縁起が悪いも何もないですし、いつ購入してもかまいません。
それよりも、お葬式の直前になって「ヤバい!数珠を持っていない!」と慌ててしまう方がよっぽど悪いことなのではないでしょうか?
数珠はいつ購入してもかまいませんので、できるだけ早めに買っておくことをおすすめします。
《関連記事》:【2023年最新版】お坊さんが厳選したおすすめの数珠を男女別に紹介
【数珠袋】も一緒に買っておく
数珠には必ず【房】がついています。
数珠の房というのは、保管方法が悪ければ、
- 折り目がついてしまう
- 房の一部が抜け落ちてしまう
ということがあるので注意が必要です。
お葬式で『お焼香』が終わって自席に戻ると、数珠をそのまま喪服のポケットに入れるという人が多いです。
法要が終わるまで一時的にポケットへ入れておくだけならいいのですが、そのままずっと何日も数珠をポケットへ入れっぱなしにするのはNGです。
そして、それをそのまま放置していると折り目がついたり房の一部が抜け落ちるんですよね。
また、ポケットだけではなく、バッグの中に入れっぱなしでも同じことが起こりますから、そうならないために数珠をキレイに保管する【入れ物】が必要です。
ということで、数珠を買うときには『数珠袋』を一緒に購入してください。
数珠袋というのは、こういう袋です。

数珠袋はその名のとおり、数珠をキレイな形で入れておくための袋です。
数珠を使い終わったら、房を整えてから数珠袋へ入れて保管をしてください。
袱紗は、数珠ではなくて香典袋やご祝儀袋を入れるためのものです。
たまに数珠袋と袱紗がごっちゃになっている人がいますので、数珠袋を買うときにはちゃんと確認しましょう。
まとめ:数珠を購入するなら【オンラインショップ】がおすすめ!
数珠は、お葬式や法事で必ず使うものです。
特にお葬式の知らせは急に来ますから、いざというときに慌てないよう、数珠は前もって購入しておくべきです。
数珠には、
- 本式念珠
- 略式念珠
の2種類がありますが、よほどのこだわりがなければ『略式念珠』を買うだけでかまいません。
また、数珠の購入場所については何の決まりもないので、数珠はどこで購入してもかまいません。
ただ、『商品の数、品質、値段』などを総合的に考えるとオンラインショップで買うことをおすすめします。
100円均一ショップなどでも買うことはできますが、正直に言うと安いものは品質が悪いので、数珠を買うなら、
3千円~1万5千円(税込)
くらいの、ちゃんと『品質のよいもの』を選んでください。
社会人になったら、数珠の1つくらいは持っておくべきです。
必要以上に高価なものは買わなくていいので、いざというときに恥をかかないように【あなた専用の数珠】を1つちゃんと購入しておきましょう。
※お葬式では数珠以外にも持ち物がたくさんあります。忘れ物やマナー違反をしないように、こちらの記事を参考に準備をしてみてください。