お葬式

お葬式に行けない時は何をするの?失礼のない対応方法とは。

お坊さん歴20年以上の未熟僧(みじゅくそう)と申します。

この記事はこんな人に向けて書いています
  • お葬式の知らせが来たけど、参列できない場合は何をすればいいの?
  • 失礼のないように対応するには何に注意すればいいんだろう?

お葬式の知らせはいつも急にやってくるものです。

顔なじみの親戚、気の置けない友人、お世話になった恩師など、あなたにとって『大切な人』が亡くなってしまったら、できる限りお葬式に参列して最後のお別れをしたいですよね。

でも、お葬式というのは【亡くなって数日以内】に執り行われますので、お葬式当日の都合がつかず、どうしても参列できないこともあるでしょう。

そんな時に、

  • 「お葬式に行けない場合は、一体何をすればいいのかな?」

と疑問に思いますよね?

この記事を読むと、

  • お葬式に参列できない時の対応のしかた
  • お葬式を欠席する時の注意点

が分かります。

あなたにも予定がありますから、お葬式に参列できなくても、それはしかたのないことです。

お葬式に参列できない時は、他の方法であなたの『大切な人』を送り出してあげましょう。

お葬式に行けない時は何をすればいいのか

お葬式の知らせが来ても、

  • 「うわ〜、この日かぁ。どうしよう、この日はどうしても都合がつかないんだよな・・・。」

ということもあります。

故人があなたにとって『大切な人』ならば、なおさらお葬式に参列したいところでしょう。

しかし、どうやっても参列することができないわけですよね。

お葬式に行けない場合は、喪主やご遺族に失礼とならないようにあなたの『故人を偲ぶ気持ち』を伝えましょう。

では、順番に『お葬式に行けない時の対応方法』について解説していきます。

電話で欠席の連絡をする

お葬式の知らせが来て、どうしても行けない場合、まずは、

電話で欠席の連絡をする

のがいいですよ。

しかも、できる限り早めに、です。

知らせが来たということは、喪主としては『あなたに参列してもらいたい』と思っているんですよね。

ですから、あなたがどうしても行けないのであれば、そのことをちゃんと喪主に連絡しなくちゃいけません。

それに、喪主は事前に参列者の数を知っておきたいのです。

お料理や引き出物の準備など、参列者の数に応じて手配することがたくさんあるからですね。

それ以外にも喪主はやることが山ほどあって本当に忙しいので、欠席の連絡は早めにしてあげましょう。

欠席の連絡をする時には、

  • 行けない理由を【簡潔】に説明する

ようにしましょう。

欠席する側としては『やむを得ないことなんだ』という思いがあるでしょうから、ついつい説明が長くなってしまいがちです。

しかし、喪主としては忙しいんで、【欠席する】ということが分かればそれで十分なのです。

ですから、あなたは余計なことをアレコレと説明するのはヤメましょう。

念のために言いますが、このような【欠席の連絡】をしなきゃいけないのは、喪主ご遺族からお知らせが来た時だけです。

もしも、喪主やご遺族から知らせが来たのではなく、他の人を通じて知った場合は欠席の連絡をする必要はありませんからね。

弔電(電報)を送る

お葬式に行けない場合に、多くの人がしていることが、

弔電(電報)を送る

ということです。

『弔電』というのは、

  • お葬式に参列できない時に送る【お葬式用の電報】

のことです。

本当であれば、お葬式に参列をして喪主やご遺族へ【お悔やみの言葉】を伝えるべきなのですが、それができない時には『弔電』を送ることでその代わりをするのです。

お葬式に行けないと分かったら早めに弔電の手配をしておくとよいでしょう。

弔電は電話やインターネットで手配することができます。

手配をする時には、

  • 喪主の名前
  • お葬式の日程
  • 式場の場所(送り先)
  • 喪主と故人の続柄
  • 支払方法

といった内容を伝えますので確認をしておきましょう。

届け先の情報を伝えたら、電報台紙を選んで、お悔やみのメッセージを作成します。

そして、最後にあなたの情報(名前・住所・電話番号など)を伝えたら終了です。

弔電を送る際の相場は、諸々を含めて3,000円~5,000円程度です。

生花を送る

お葬式に行けない時には、弔電の他にも、

生花を送る

という人も多いです。

仏様や亡くなった人に対して生花を供えることで、【故人を偲ぶ気持ち】を表すと同時に良い供養にもなるんですよね。

生花を送るというのは必須ではありませんけど、喪主やご遺族としては「あぁ、お花を出してくれたんだな。」とあなたの気持ちを嬉しく思うことでしょう。

ここで1つ注意していただきたいのですが、生花を送る時には、

  • お葬式を担当している【葬儀社】あなたが直接手配をする

ようにしてくださいね。

喪主に手配を頼むこともできますが、先ほども言いましたように《喪主はとにかく忙しい》のです。

担当の葬儀社が分からなければ、それは喪主に確認するしかありませんが、具体的な手配はあなたが自分でするようにしましょう。

御香典は、郵送する・代理の人に渡してもらう・後日に渡す、のどれかにする

お葬式には必ず『御香典』を持って行き、受付でそれを渡しますよね。

では、お葬式に行けない場合はどのようにして『御香典』を渡せばいいのでしょう?

これには、

  1. 現金書留で郵送をする
  2. 代理の人に渡してもらう
  3. 後日に喪主の家へ訪問をして、その時に渡す

の3つのパターンがあります。

現金書留で郵送をする

御香典は本来なら式場の受付で渡すものですが、それができない場合は、

現金書留で郵送をする

という方法でもいいでしょう。

とはいえ、現金書留だからといって、現金だけを入れて送ってはダメですよ。

現金はちゃんと【香典袋】に包んで、それを現金書留の封筒に入れて郵送をしてください。

本当なら受付で渡すべきものを、やむを得ず郵送するんですから、ちゃんと【香典袋】に包むようにしましょう。

もちろん【香典袋】には表書きをしなくてはいけませんし、現金を入れる向きにも注意をしてくださいね。

【香典袋】の書き方などは、別記事の『不祝儀袋【御香典(御香奠)・御霊前・御仏前】の意味、書き方、お札の入れ方を詳しく解説。』で詳しく説明していますので一度読んでみてください。

代理の人に渡してもらう

お葬式に行けないということは、もしかすると現金書留を郵送する時間もないくらい多忙なのかもしれませんね。

お葬式には行けない、現金書留を郵送することもできない、そんな時は、

代理の人に渡してもらう

という方法がありますよ。

【代理の人】というのは、例えば、

  • あなた以外の家族
  • 友人
  • 職場の人(なるべく同僚や後輩)

といった人たちです。

当たり前ですが、代理の人の条件は『お葬式に参列する人』ですからね。

もしも先に御香典を渡しておくことができるなら、前もって代理の人に渡しておきます。

それが不可能なら、とりあえず御香典を立て替えてもらうしかありません。

ただし、立て替えてもらうのは、代理の人にとってもかなり迷惑なことですから、後日によくよくお礼を言ってくださいね。

後日に喪主の家へ訪問して、その時に渡す

お葬式に行くことはできない、現金書留で御香典を郵送する時間もない、しかも代理の人に頼むこともできない、という人もいるかもしれません。

また、「自分はちゃんと喪主に会ってお悔やみを言いたい!」という人だっていることでしょう。

そのような人は、

後日に喪主の家へ訪問して、その時に御香典を渡す

ということになります。

まぁ、これが1番『丁寧な対応』なのかもしれませんよね。

もう故人の姿を見ることはできませんが、それでも喪主やご遺族にちゃんと会ってお悔やみを言おうとしているわけですからね。

ただ、当たり前ですが、必ず先に連絡をしてから訪問するようにしてください。

また、訪問する際には、御香典だけではなく【菓子折り】の1つくらいは持参した方がいいと思いますよ。

その他にも、訪問する日や時間帯などにも十分に注意をしてください。

決してあなたの都合だけで訪問してしまわないように気をつけましょう。

なぜなら、大変言いにくいですけど、

  • あなたが喪主の家に訪問することは、喪主にとっては少し迷惑である

こともあるからです。

だってねぇ、お客さんが家に来るとなれば何となく気をつかうじゃないですか?

よく考えてみてください。

あなたの都合でお葬式に行けなかったのですよ。

そして、あなたの気持ちで喪主の家に訪問しているのですよ。

すべて【あなたの都合である】ということを忘れないでくださいね。

お葬式に欠席する時の注意点

お葬式に欠席する時にはいくつか注意すべきことがあります。

せっかくあなたに『故人を偲ぶ気持ち』があっても、ちょっとした不注意によって喪主やご遺族に悪い印象を与えてしまうこともあるのです。

そんなに難しいことではありませんので、これを機会に【お葬式に欠席する時の注意点】を覚えておきましょう。

メールなどで欠席の連絡をしない

先ほども言いましたが、お葬式に行けない場合は、できるだけ早めに喪主へ欠席の連絡をしなくてはいけません。

しかし、だからといって、

メールなどで欠席の連絡をしない

ようにしましょう。

メールでの連絡というのは、【電話よりも略式の連絡方法】と考える人が多いのです。

ですから、1番早くて、なおかつ失礼にあたらないのは、やはり【電話で連絡する】という方法なのです。

・・・と、他のサイトでは言っています。

でも、僕の意見は違います。

僕は、

  • お葬式の欠席の連絡こそメールでするべき

と思っているんですよね。

まず、最近ではいろんな連絡を電話ではなくメールでやり取りするのが当たり前なんですよね。

なので、「メールでの連絡に対して抵抗はあまりない」という人は多いんです。

そして、メールであれば喪主が都合の良いタイミングで見ることができますし、ちゃんと履歴にも残っているので後で確認することができるんですよね。

一方で、電話は喪主の都合に関係なく半強制的に繋げてしまいますし、通話の録音でもしない限り会話の履歴が残りません。

電話の良いところは、【声のトーンや話し方で気持ちを伝えやすい】という点ですから、お悔やみの気持ちを伝えるには適しています。

でも、喪主に連絡をする1番の目的は『お葬式を欠席する旨を伝えること』だと思うんですよね。

『連絡』という点では、どう考えたって電話なんかよりもメールの方が優れているんです。

だから僕は、きっと近いうちに「お葬式を欠席する時は、電話ではなくメールなどで連絡をしましょう。」という時代が来ると思っています。

とはいえ、現在のところは【欠席の連絡は電話でするのがマナー】とされていますから、まだしばらくの間はメールではなく電話で連絡をしましょう。

弔電を送る時には【忌み言葉】に注意する

日本語には【忌み言葉】と呼ばれるものがあります。

簡単に言うと、【死】や【苦】といった《不幸を連想させる言葉》のことです。

また、【四】や【九】というように、本来の意味が《不幸を連想させる言葉》ではなくても、不吉な数字とされるような単語は【忌み言葉】になってしまいます。

他にも、『ますます』『くれぐれも』『重ね重ね』『引き続き』みたいに《同じことを繰り返す》という意味の言葉も、お葬式という場面では【忌み言葉】になってしまうんですよね。

ですから、お葬式という場では【忌み言葉】を使わないように注意しなきゃダメなんです。

となれば、当然ながら弔電を送る時にも【忌み言葉】を使ってはいけません。

まぁ、正直言うと僕は「そんなことまで気にするん?神経質になりすぎなんとちゃう?」と思いますけどね。

とはいえ、そういう面倒くさいところも日本の文化なので、弔電を送る時には【忌み言葉】を使わないように配慮しておきましょう。

一応、参考までに弔電の文面を紹介しておきます。

文面としては、

ご尊父(ご母堂)様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

ご遺族皆様のご心痛いかばかりかとお察し申し上げますとともに、在りし日のお姿を偲び、ご冥福を心よりお祈りいたします。