「お布施は『お気持ち』で納めてください」と言われたらどうする?

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「お布施はお気持ちで」どうすればいい?

お坊さんに納める『お布施』はなるべく安い方がいいですよね。

そんな施主の思いを考慮してなのか、「お布施は【お気持ち】で納めてください」と伝えているお坊さんもいます。

しかし、じつは【お気持ち】と言われて逆に困ってしまう人も多いのです。

そこで、この記事では、お坊さんの僕が以下について正直に解説していきます。

  • 『お気持ち』と言われたときの対応
  • 『お気持ち』に対するお坊さんの本音

あなたとお坊さんが互いに納得した上でお布施を納めることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

ちょっと自己紹介

筆者:未熟僧(みじゅくそう)

お坊さん歴25年超の経験をもとに、仏事(お葬式・お墓など)の疑問解消、人間関係の悩み対策、僧侶の裏事情について発信しています。

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「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言われた

お坊さんから「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言われて困っているあなた。

お気持ちというのは、「あなたの自由にしてください」という意味です。

ですから、お坊さんに納めるお布施は、あなたが自由に決めてかまいません。

5千円でも、50万円でも、あるいは現金ではなく物でも、本当にあなたの気持ちで決めて大丈夫です。

そもそも、お布施というのは納める人の『気持ち』で決めるもの。

お坊さんの方から金額を提示すること自体が間違っているのです。

とはいえ、お葬式や法事でお坊さんに渡すものなので、できるだけ失礼のないようにしたいですよね。

それに、お気持ちで大丈夫だとしても「実際のところ、いくら納めるものなんだろう?」と迷ってしまうことでしょう。

お布施は本来あなたが決めるものですが、迷ったときは【お布施の相場】を基準にして決めるのが無難です。

実際のところ、どのくらい納めればいいの?

お坊さんに「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言われて困ったら、相場の金額を納めるとよいでしょう。

しかし、お布施の金額というのは、

  • 地域
  • 宗派
  • 戒名(法号)の位
  • 寺院ごとの設定

などの条件によって大きく異なります。

ですから、インターネットを利用して「お葬式 お布施 相場 ○○県◇◇市△△宗」のように調べてみるとよいでしょう。

それでもいろんな金額が出てくると思いますが、その中からあなたが納得できる金額を納めてください。

ちなみに、法事のお布施の相場は【3万円~5万円】くらいです。

一方、お葬式のお布施の相場についてはここで紹介しきれないので、詳細に解説した別の記事を読んでみてください。

【関連記事】:お葬式で渡す『お布施』の金額はどのくらい?宗派や地区別に相場を紹介

『お気持ち』に対するお坊さんの本音

お布施の金額は、納める人が自分の意思で決めるものであり、それが仏教の考え方です。

お坊さんもそのことを重々承知していますので、「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言います。

しかし、この『お気持ち』という言葉には、お坊さんの本音が詰まっています。

お坊さんが『お気持ち』と言う本当の理由

お坊さんは、本当に「お布施は【お気持ち】でよい」と思っているわけではありません。

もしも「これが私の気持ちです」と言って、100円を納められても困ります。

お坊さんの本音としては「◯◯万円納めてください」と言いたいのです。

お寺を維持管理するにはたくさんのお金が必要なので、それを計算した上でお布施の金額を指定したいのです。

しかしながら、仏教の考え方に従っていくと、お坊さんの方からお布施の金額を指定することができません。

また、税務上の理由でもお布施の金額を指定するのはマズいのです。

そこで、お坊さんは「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言うことで、お布施の金額をある程度コントロールしています。

お坊さんに「お気持ちで納めてください」と言われたら、多くの人は「お気持ちって、具体的にいくら納めればいいの?」と思うんですよね。

それで、施主は「失礼のないように納めておこう」という心理になり、インターネットなどでお布施の相場を調べて納めてくれます。

あるいは、

  • 「お気持ちとは、例えばどのくらいですか?」
  • 「他の皆さんは、どのくらい納めていますか?」

というように、直接お坊さんに【お布施の目安】を聞く人もいます。

じつは、施主の方から【お布施の目安】を聞いてくれると、お坊さんは『納めてほしい金額』を伝えやすくなるので非常に助かるのです。

ですから、涼しい顔で「お布施はお気持ちで…」なんて言いながら、心では「目安を聞いてくれないかな」と願っています。

ですが、これってお坊さん側の都合であり、施主に余計な手間をかけさせていますよね。

そのため、近年ではお坊さんの方から先に【お布施の目安】を伝えるケースが増えています。

税務上、金額の指定をするとマズいのですが、あくまで目安を伝えているだけならギリギリOKなのです。

施主に余計な手間をかけさせないために、そしてお坊さん側も必要な金額を納めてもらうために、お布施については【お気持ち】ではなく【目安】を伝える方がよいと僕は思います。

高額なお布施を要求するお坊さんもいる

お坊さんの中には、【お気持ち】どころか『高額なお布施』を要求する人もいます。

もちろん、お布施の金額に決まりはないので、相場より高いこともあるでしょう。

しかし、明らかに相場から外れて高額である場合は、お坊さんと交渉をしてください。

大丈夫、お坊さんの心理を利用しながら交渉をすれば、常識的な金額まで値引きしてもらえます。

お布施の値引き交渉については、別記事の『【僧侶がこっそり教えます】高すぎるお布施を値切る交渉術』を読んでみてください。

でも、値引き交渉にまったく応じてくれないお坊さんもいるんですよね。

正直に言うと、そのようなお坊さん(お寺)とは縁を切ってもよいと思いますよ。

多くのお坊さんは、施主の事情を考慮して、ちゃんと交渉に応じてくれます。

まったく交渉に応じてくれないケースというのは、『お坊さんの身勝手』あるいは『お寺の経営状態が破綻寸前』のどちらかでしょう。

どちらにせよ、そのようなお坊さん(お寺)とは長く付き合えませんので、早めに縁を切った方がいいですよ。

お寺との付き合いをやめるには『墓じまい』が必要になることもありますが、本当にお墓が必要なのかを考える良い機会になると思いますよ。

※墓じまいを検討するときは下の記事を読んでみてください。

『墓じまい』から、改葬・永代供養墓・海洋散骨・手元供養までの流れ

まとめ

お坊さんから「お布施は【お気持ち】で納めてください」と言われたら、

  • お布施の相場を調べて納める
  • お坊さんに直接聞いて納める

というのが無難です。

お坊さんの多くは、「お布施はお気持ちでよい」なんて本気で思ってはいません。

お坊さんという立場上、自分から金額を指定できないだけなのです。

ですから、お坊さんから「お気持ちで…」と言われたら、あなたは「他の皆さんは、どのくらい納めていますか?」と聞いてあげてください。

本当にご迷惑をおかけしますが、何卒お坊さん側の本当の『気持ち』をご理解くださいませ。

※お坊さんとの付き合いに疑問を感じたら、こちらの記事を読んでみてください。

このお寺はもう嫌だ!付き合いを解消するべきお坊さんの特徴

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