【弔電の送り方と注意点】事前に申込み方法を知っておくと安心です

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弔電送り方と注意点

訃報は突然やって来ます。

そのため、どうしても都合がつかなかったり、遠方に住んでいるなどの理由で、お葬式に参列できないことがありますよね。

お葬式に参列できないときは、代わりに【電報】を送ることでお悔やみの気持ちを伝えられます。

しかし、電報を送るときに、

  • どこへ依頼するのか
  • どんな文章がよいのか
  • いつまでに依頼するのか
  • 費用はどのくらいか

など、いろんな疑問が湧いてくることでしょう。

弔電は参列者の前で読み上げられますので、故人や遺族に失礼のないように注意しなくてはいけません。

そこで、この記事では、弔電を送るときの手配方法・注意点・費用・文例を詳しく紹介しています。

お葬式に参列できなくても、しっかりとマナーを守りながらあなたの弔意を伝える方法が分かりますので参考にしてみてください。

ちょっと自己紹介

筆者:未熟僧(みじゅくそう)

お坊さん歴25年超の経験をもとに、仏事(お葬式・お墓など)の疑問解消、人間関係の悩み対策、僧侶の裏事情について発信しています。

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弔電を送るときの流れ

弔電とは、お葬式に参列できないときに、遺族へお悔やみの気持ちを伝えるために送る電報のことです。

故人や遺族に失礼のないよう、マナーを守ってあなたの気持ちを伝えてください。

まずは、弔電を送るときの流れを紹介します。

弔電を送るにあたり、『Webサイトでの申込み』と『電話での申込み』の2通りの方法があります。

どこの電報サービス会社でも申込み方法はだいたい共通しており、基本的には以下のような流れです。

  1. 電報サービス会社へWEBでアクセスまたは電話をかける
  2. 台紙(商品)を選ぶ
  3. 宛先と配達日時を入力(指定)する
  4. 本文を作成
  5. 差出人を入力(指定)する
  6. 決済(支払い)をする

電報サービス会社へWEBでアクセスまたは電話をかける

まずは、利用したい電報サービス会社を選んでください。

どこの会社でもかまいませんが、

  • D-MAIL
  • Very Card
  • ハート電報
  • でんぽっぽ
  • e-denpo

などが電報サービスの主要会社だと思います。

電報の申込みは『WEBでアクセス』と『電話をかける』という2つの方法があります。

最初にインターネットで電報サービス会社を検索して、そのまま申込みフォームで入力するか、申込み受付番号に電話をしてください。

台紙(商品)を選ぶ

電報はさまざまな台紙にメッセージが記載されます。

台紙には、

  • 和紙
  • 押し花
  • 刺繍
  • うるし調

など、いくつか種類がありますので、その中から選んでください。

また、台紙によって料金が異なります。

宛先と配達日時を入力(指定)する

台紙を選んだら、続いて記載内容を決めていきます。

まずは、弔電を送る宛先(氏名・所在地)と配達日時を入力(指定)してください。

このとき、宛先や配達日時を間違えないように十分に事前確認をしておきましょう。

本文を作成

次に、弔電の本文を作成します。

ここが弔電の一番大事な部分ですから、故人に対するあなたの気持ちをしっかりと伝えてください。

後述しますが、弔電の文章を作成するときはいくつかマナーがありますので注意しましょう。

文章をすべて自分で考えるのが難しい場合は、いくつかの例文が用意されていますので、それに沿って作成すれば大丈夫です。

差出人を入力(指定)する

本文を作成したら、差し出し人であるあなたの氏名と住所を入力(指定)してください。

決済(支払い)をする

最後に決済(支払い)をします。

決済の方法は以下のとおりいくつかありますので、各社のWebサイトで確認をしてみてください。

  • クレジットカード
  • 銀行や郵便局での後払い
  • 電話料金合算(NTT)
  • 口座振替

弔電を送るときの注意点

弔電を送るときには注意点がいくつかあります。

故人や遺族に対して失礼にならないよう、十分に気をつけて弔電を送りましょう。

弔電は葬儀式場へ送る

弔電というのは電報です。

一般的に、電報は相手方の自宅へ送ります。

しかし、弔電の場合は『葬儀式場』へ送るようにしてください。

弔電は、お葬式のときに参列者の前で読み上げられますので、葬儀式場に送る必要があるのです。

そして、近年では葬儀式場として、以下のような『自宅以外の場所』を選ぶ人が増えています。

  • 葬儀社の所有する式場
  • 公営の式場
  • 寺院

このため、弔電を送るのは喪主の自宅ではなく葬儀式場となるのです。

もちろん、喪主の自宅でお葬式を行う場合は、自宅が送り先となります。

また、お葬式を行わず火葬だけをする『直葬』の場合は、弔電を送らないのが一般的です。

宛名は喪主にする

弔電を送るときは、宛名を故人にしないように注意してください。

弔電の宛名は『喪主』で、基本的にはフルネームで記載します。

しかし、喪主のフルネームが分からないケースもあるでしょう。

そのようなときは、以下のように記載しておくとよいと思います。

  • 『~様(故人名)ご遺族様』
  • 『~家喪主様』

また、稀に「自分の知人が喪主以外の遺族にあたるので、その人に弔電を送りたい」という人もいます。

その場合は、『○○(喪主の氏名)様方△△(知人の氏名)様』と記載するとよいでしょう。

差出人と故人の関係が分かるように記載する

弔電を送るときは、遺族が見て『あなたと故人の関係性』が分かるようにしましょう。

せっかく弔電を送っても、あなたと故人の関係性が分からなければ、遺族は「なぜこの人から送られてきたのだろう?」と対応に困ります。

そのため、弔電には【差出人と故人の関係】が分かるように記載するのがマナーです。

特に、会社関係で送る場合は部署名まで明記しておくと、遺族側は助かります。

差出人を記載するときは、以下のようにあなたの肩書や関係性を添え、次に、あなたの名前に『読み仮名』をつけておきましょう。

  • △△株式会社◇◇事業部○○○○(差出人氏名)
  • △△大学◇◇学部●●期生○○○○

また、複数人が合同で弔電を送る場合は以下のようになっていることが多いです。

  • △△株式会社◇◇部一同
  • △△高校同窓生一同

ちなみに、弔電には差出人の住所も記載しておきましょう。

遺族は、お葬式の後日にお礼状などを手配することが多いので、差出人の住所が記載しておくと親切です。

弔電は、合同ではなく連名で送るケースもよくありますが、その場合、住所を記載するのは、全員ではなく代表者だけにしておくとよいでしょう。

弔電は『葬儀・告別式』の前日に届くようにする

弔電はお葬式で読み上げますので、式までに必ず到着していなくてはいけません。

ですから、弔電は【葬儀・告別式】の前日に届くように手配してください。

お葬式の当日に届けると、式に間に合わなかったり、弔電を読み上げる司会者に行き届かないリスクがあります。

一方で、前日に届いていれば、喪主と司会者で『誰をどの順番で読み上げるか』などの打ち合わせができます。

電話で弔電を手配するときは受付時間に注意して、前日に届くように早めに手配しておきましょう。

弔電の『文章』の注意点

弔電の文章には、ある程度『構成』や『使用する言葉』が決まっています。

マナー違反の弔電とならないよう、ここからは文章に関する注意点を紹介します。

文章の基本構成

弔電の文章というのは、以下のとおり構成がだいたい決まっています。

  1. お悔やみの言葉
  2. 遺族への労りの言葉、故人との思い出
  3. 結びの言葉

この3点が入った内容であれば、弔電として過不足のない文章となるでしょう。

故人に対する『敬称』の使い分け

弔電では、故人に対して『敬称』を用います。

このとき、【喪主から見た関係性】で故人の敬称が変わります。

僕の経験上、弔電でよく用いられる敬称は以下のとおりです。

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故人との関係呼び方(敬称)
喪主のご尊父様(ごそんぷさま)
喪主のご母堂様(ごぼどうさま)
喪主のご主人様(ごしゅじんさま)・ご夫君様(ごふくんさま)
喪主のご令室様(ごれいしつさま)・ご令閨様(ごれいけいさま)
喪主の息子ご令息様(ごれいそくさま)・ご子息様(ごしそくさま)
喪主のご令嬢様(ごれいじょうさま)・ご息女様(ごそくじょさま)
喪主の祖父ご祖父様(ごそふさま)
喪主の祖母ご祖母様(ごそぼさま)
喪主のご令兄様(ごれいけいさま)
喪主のご令弟様(ごれいていさま)
喪主のご令姉様(ごれいしさま)
喪主のご令妹様(ごれいまいさま)

日常的に使わない呼び方が多いので、間違えないように注意してください。

使用してはいけない『忌み言葉』

お葬式の場では使用してはいけない言葉があります。

これを【忌み言葉(いみことば)】といいます。

いくつか『忌み言葉』の例を紹介しますので、誤って使わないようにしてください。

重ね言葉

お葬式では、『同じ単語が重なっている言葉(重ね言葉)』は使用しないでください。

重ね言葉は、お葬式において『不幸を重ねる』として使用を控えるべき言葉とされています。

例えば、以下のような重ね言葉は日常的に使いますが、弔電では使わないよう注意してください。

  • たびたび
  • しばしば
  • ますます
  • 日々
  • だんだん
  • 次々

続き言葉

重ね言葉の他にも『物事が続くことを表す言葉(続き言葉)』を使わないようにしましょう。

これは、「不幸が続かないように」という遺族への配慮として、使用を避けるべき言葉なのです。

例えば、以下のようなものが続き言葉になりますので注意してください。

  • 続いて
  • 引き続き
  • また
  • 再び
  • 次に

不幸を連想させる言葉

『重ね言葉』や『続き言葉』以外にも使用を控えるべき言葉があります。

不幸を連想させる言葉は使わないようにしてください。

例えば、以下のようなものは弔電での言葉として不適切です。

  • 四(=死)
  • 九(=苦)
  • 終わる
  • 切る
  • 消える

宗教による表現の違い

お葬式でよく使われるフレーズに「故人様のご冥福をお祈り申し上げます」というのがありますよね。

じつは、冥福というのは仏教の言葉であるため、『他の宗教』のお葬式では使用できません。

他にも、成仏・供養・焼香などもよく使われますが、これらも仏教の言葉です。

もしも何の宗教でお葬式が行われるか分からない場合、どの宗教でも使用できるように「謹んでお悔やみ申し上げます」とだけ伝えておきましょう。

香典は同封できない

お葬式に行けない場合、香典は郵送するのが基本です。

しかし、弔電と一緒に香典を送ることはできません。

弔電はあくまで通信手段であるため、現金を同封できないのです。

香典を送るときは、弔電とは別に『現金書留』を利用してください。

弔電の文例

弔電の文章は、本来であれば差出人が自分で作成するものですが、実際にところ難しいと思います。

弔電の文例をいくつか紹介しますので参考にしてみてください。

まずは、僕が今までに何百回と聞いた文例がこちらです。

ご母堂様のご訃報に接し、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ありきたりな文章ですが、仏式のお葬式では最も安全なので、文章作成が苦手な場合はおすすめです。

もう少し長めの文章であれば、以下のようなものでもよいと思います。

  • ご逝去の報に接し、ご家族の皆さまのご心痛いかばかりかと拝察いたします。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
  • ◯◯様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。お別れにも伺えず残念でなりません。心より哀悼の意を表しますとともに、安らかにご永眠されますようお祈りいたします。

Webサイトから弔電を申込めば他にもたくさんの文例が出てきますので、それらの中から自分の気持ちに合った文章を選んでもかまいません。

弔電の費用

続いて弔電を送るときの費用について紹介します。

弔電の費用は、

  • 台紙の代金
  • メッセージの文量
  • オプション

これらの合計金額で決まります。

また、送る相手との関係性による相場の金額があります。

スクロールできます
送る相手との関係性金額台紙のタイプ
一般・知人・近所1,500円~3,000円紙・簡単な刺繍
親戚・友人・取引先3,000円~5,000円押し花・上質な刺繍・高級和紙
特にお世話になった人5,000円~10,000円漆塗り・プリザードフラワー

どのくらいの金額にするか迷ったら、とりあえず【3,000円】くらいのものを選んでおけば無難でしょう。

まとめ

お葬式に行けない場合は、弔電を送ってお悔やみの気持ちを伝える方法もあります。

弔電を送るときは、以下の点に注意してください。

  • 郵送先は葬儀式場で、宛名は喪主のフルネーム
  • 差出人は故人との関係性を明記し、住所を記載
  • お葬式の前日に到着するように手配
  • 文中は『忌み言葉』を使わない
  • 敬称を確認

弔電はお葬式のときに参列者の前で読み上げられます。

どうしても葬式に参列できないときは、本記事をご参考にしていただき、故人と遺族に失礼のないように弔電を送りましょう。

※お葬式に行けない場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。

お葬式に行けない時は何をするの?失礼のない対応方法とは。

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