お墓の『花立て』を重ねて取れなくなった時の対処法

当サイトでは記事内に広告を含む場合があります。
この記事を読んで分かること
  • 重ねて取れなくなった花立ての取り外し方
  • 重ねた花立てが取れなくなってしまう理由

「あれっ!?重ねた『花立て』が全然取れないんだけど?」

「ウソッ!?こんなにしっかりとハマるの?」

お墓参りでちょくちょく発生するトラブルが、お墓の『花立て』を重ねたら取れなくなったというものです。

僕もコレをやってしまった経験がありますが、ほんとにビックリするほど取れませんよね。

そんなときには、

  • 厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分に差し込む
  • 重なった外側の花立てだけを温める

という2つの方法を試してみてください。

この記事では、『花立てを重ねて取れなくなったときの対処法』について紹介しています。

固くハマった『花立て』を無事に取り外せるようになりますので最後まで読んでみてください。

未熟僧

本記事を参考にして、落ち着いて対処してください。

ちょっと自己紹介

この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴25年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。

見たいところに飛べる目次

重ねた『花立て』が取れなくなってしまう原因

お墓参りでお花を供える前に、まずは前回のお墓参りで供えた古いお花を処分し、その後に水で『花立て』をキレイに洗います。

それから、洗った『花立て』をお墓へ持って行くわけですが、このとき他にも荷物があれば『花立て』を重ねて持ちたくなりますよね。

でも、それはやっちゃダメですよ、洗ったばかりの『花立て』を絶対に重ねてはいけません。

洗ったばかりの『花立て』を重ねてしまうと、ビックリするくらい固くハマって取れなくなってしまうのです。

僕は昔これをやったことがあり、取り外すのにメチャクチャ苦労しました。

当時の僕はちゃんとした対処法を知らず、力まかせに無理矢理やったもんだから花立てに傷が入ってしまいました。

未熟僧

自らの【戒め】として、今でもその花立てを使っています。

ということで、花立てがしっかりハマると取れなくなってしまうので十分に注意をしてください。

花立てが取れなくなったときに調べてみたのですが、どうやら、

  • 重なった花立ての中が【真空状態】になってしまった
  • 花立てが濡れており、水どうしが引き合っている

ことが原因のようです。

重なった『花立て』の中が【真空に近い状態】になってしまった

あなたは、花立てを重ねるとしたら、慎重にそ~っと重ねるでしょうか。

たぶん違いますよね、おそらく何気なしにそのままスポッと重ねることでしょう。

じつは、それがマズいのです。

勢いよくスポッと重ねてしまうと、重なった部分の空気が抜けて密着してしまいます。

要するに、重なった『花立て』の中が【真空に近い状態】になるのです。

重ねた『花立て』の中が【真空に近い状態】になってしまうと、そこだけ気圧が低くなるので、外そうと引っ張る方向とは逆向きに力が働きます。

未熟僧

空気が抜けてキレイにハマってしまうと、どんなに力を入れても取れなくなってしまうんですよね。

どうしても重ねたいというのであれば、ゆっくりと静かにそっと重ねるか、重なる部分に何かを挟んで空気を入れるようにしてください。

でも、原則として【花立ては重ねない】ということは覚えておいてくださいね。

『花立て』が濡れており、水同士が引き合っている

花立てを重ねてしまうタイミングというのは、花立てを洗った直後が多いです。

じつは、洗った直後、つまり『水のついた花立て』を重ねてはいけません。

なぜなら、水は他の水と引き合う性質があるからです。

1つの水滴のすぐ近くに別の水滴をたらすと、2つの水滴は引っ付いてまとまりますよね。

未熟僧

これは、水どうしが引き合って1つにまとまろうとする性質があるからです。

そして、この性質は【水のついた花立てを重ねたとき】にもそのチカラを発揮してしまうんですよね。

『花立て』のほんの一部だけ濡れているだけならいいのですが、広い範囲が濡れていたら、それだけ水と水が引き合う面積が大きくなり、いくら引っ張っても取れません。

ちなみに、先ほど僕は【真空状態】を回避するために、「重ねたいなら、ゆっくりと静かにそっと重ねるか、重なる部分に何かを挟んで空気が入るようにしてください。」と言いました。

しかし、ただの【真空状態】のときとは違って、濡れた『花立て』は絶対に重ねてはいけませんよ。

どんなに『ゆっくりと静かにそっと』重ねても水の性質で引き合ってしまいますので本当に注意してくださいね。

お墓の『花立て』を重ねて取れなくなったときの対処法

私たち人間というのは、どうしてもミスをしてしまう生き物です。

ですから、注意をしていたつもりでも、うっかり花立てを重ねて取れなくなることもあるでしょう。

そんなときはまず、花立てを傷つけないように念のため布やタオルなどに包んでから、どこか硬いところで軽くトントンと叩いてみてください。

チカラを入れ過ぎたらダメですよ、叩くときは【軽く】です。

チカラ任せに叩いてしまうと、かつての僕みたいに花立てを傷つけてしまいます。

それでも取れなかったときは、

  • 厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分へ差し込む。
  • 『花立て』の内側を冷やし、逆さにしてから外側を温める。

という、どちらかの方法で対処してみてください。

僕の経験上、今のところはこの2つの方法で解決していますので試してみてください。

ただし、これから紹介する方法は【ステンレス製の花立て】であることを想定しています。

厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分へ差し込む

まず1つめは、厚さの薄いポイントカードなどを重なっている部分へ差し込むという方法を試してみてください。

これは、重ねて【真空状態】になっているところへ、物を差し込むことによって『すき間』を作って通気してあげるわけです。

【真空状態】のところに空気が入れば、重なった『花立て』の内側と外側の気圧が同じになり、少し引っぱれば取れるようになります。

でも、金属が重なっているところへ差し込むわけですから、差し込む物の強度が弱かったり、ぶ厚いものだと上手く差し込むことができません。

ですから、この作業は、なるべく硬くて薄い物を使わないとダメなんです。

そこで、誰でも手に入るような『厚さの薄いポイントカード』を使うのがベストかなと思います。

重ねた内側の花立てを冷やして、逆さにしてから外側の花立てを温める

場合によっては、ポイントカードをうまく差し込めないかもしれません。

そんなときは、もう1つの方法を試してみてください。

これはお墓の前でできる方法ではないのですが、試してみる価値はありますよ。

少し面倒くさいですが、重ねた内側の花立てを冷やし、逆さにしてから外側の花立てを温めるという方法です。

この方法は、金属の持つ、

  • 冷やすと縮む
  • 温めると膨らむ

という性質を利用した方法です。

具体的な手順を説明しますね。

まずは最初に【氷水】【お湯】を用意してください。

次に、重なった2つの『花立て』の、

  1. 内側になっている方に氷水を入れて冷やす
  2. しっかりと冷やしたら、氷水を捨てる
  3. 重なった『花立て』を逆さにひっくり返す
  4. 外側になっている方にお湯をゆっくりかけながら温める
  5. ヤケドをしないように注意しながら取り外す

という感じです。

要するに、内側を縮め、外側を膨らませることで、重なっている部分に『すき間』を作り出すということですね。

ただ、この方法はお湯の温度が高すぎるとヤケドをする可能性があります。

また、『花立て』が【プラスチック製】だと温度変化で割れてしまう確率が上がりますので十分に注意をしてくださいね。

まとめ:洗ったばかりの『花立て』は重ねちゃダメ!

洗い終わったばかりで水のついた花立てを重ねてしまうと、固くハマって取れなくなります。

重ねた花立てが取れなくなってしまうのは、

  • 重ねた中の空気が抜けて密着してしまう
  • 濡れていると水どうしが引き合って密着してしまう

というのが原因です。

重なったままビクともしない『花立て』を取り外すには、

  • 厚さの薄いポイントカードなどを、重なっている部分に差し込む
  • 『花立て』の内側を冷やして、逆さにしてから外側を温める

という方法を試してみてください。

カードを差し込んで無理矢理に【すき間】を作るか、あるいは収縮や膨張を利用して自然に【すき間】を作るか、とにかく【すき間】を作ってあげれば取り外せます。

しかし、最も大事なのは、まずは『花立て』を絶対に重ねないということです。

少し面倒でも花立ては個別に取り扱ってくださいね。

それでもうっかり重ねてしまい取れなくなったら、そのときはまたこの記事を読んでください。

とはいえ、花立てのことだけではなく、他にもいろんなマナーなどに気をつけながらお墓を管理するのは大変ですよね。

近年では、「お墓の維持管理の負担が大きすぎる」という理由で、お墓を手放し、遺骨を【海洋散骨】する人が増えています。

海洋散骨については『【海洋散骨ガイド】散骨までの流れや費用など海洋散骨の全容を解説』で詳しく解説していますので、興味があれば読んでみてください。

供養のカタチはどんどん変化していますので、一度家族で『今後もお墓を守るべきか』についても話し合ってみてください。

※お墓参りへ行く前にこちらの記事を読んでみてください。

見たいところに飛べる目次