互助会のお葬式はもう時代遅れ?互助会を利用するべき理由を再確認

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互助会は時代遅れ?

「互助会は時代遅れだ」と言う人がいますが、互助会はもう不要なんですか?

未熟僧

いいえ、互助会は今でも十分に利用価値がありますよ。

スマホなどで「互助会なんて時代遅れだ。」みたいなことが書いてあるのを見ると「えっ、じゃあ互助会には入会しない方がいいの?」と思いますよね。

僕はお坊さんとして25年以上お葬式の場に立ち会ってきましたが、互助会は決して時代遅れではないと思っています。

互助会は戦後にできた歴史ある制度ですが、現代の多様な葬儀スタイルにも柔軟に対応できる、利用価値の高い仕組みです。

他人の言葉だけを鵜呑みにすると、結果的に《悔いが残るお葬式》となってしまうこともあります。

納得のいくお葬式をするためにも、この記事を読んで互助会の利用価値を確認してみてください。

この記事を読むと・・・
  • 互助会が時代遅れと言われる理由を詳しく知ることができます
  • 多くの人が互助会を利用している理由が分かります
  • 互助会が今でも利用価値のあるものだと分かります
こんな人向けの内容です
  • 互助会が時代遅れなら利用したくない
  • 今は家族葬が増えているのに、それでも互助会は必要なの?
  • 互助会よりも料金の安い葬儀社の方がよいのでは?
ちょっと自己紹介

この記事を書いている僕『未熟僧(みじゅくそう)』は、お坊さん歴25年以上。仏事の疑問を解消するいろんな情報を発信しています。

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互助会のお葬式はもう時代遅れなの?

最近では「互助会なんて時代遅れだ!」と言われることもあります。

しかし、僕は『互助会は今でも十分に利用価値がある』と思っています。

互助会は時代遅れではない

互助会というのは、簡単に言えば葬儀費用を軽減するための組織です。

僕の記憶ではありますが、2010年くらいまでは参列者が100人~300人という大規模なお葬式がよくあり、そのため葬儀費用の負担もかなり大きなものでした。

そこで、互助会に入って積み立てをしておき、お葬式のときには会員特典を利用することで葬儀費用の負担を軽減していたのです。

ところが、近年では参列者が100人を超えるような大規模なお葬式はほとんどなく、代わりに小規模なお葬式が急増中です。

お葬式の規模が小さくなれば、それだけ葬儀費用も少なくなります。

そのため、互助会の存在意義を疑問視する人から「互助会はもう時代遅れだ。」と言われるようになりました。

しかし、互助会には、

  • 充実した設備を使用できる
  • スタッフの教育レベルが高い
  • 参列者への印象がよい
  • 事前にしっかりとお葬式の準備ができる
  • お葬式関連以外にも会員特典がある

など葬儀費用を軽減すること以外のメリットもあり、これらのメリットは昔も今も変わりません。

ですから、葬儀費用以外のメリットにも価値を感じる人にとっては互助会が時代遅れということはないのです。

逆に『時代遅れではないお葬式』とは何?

では逆に、互助会を利用せずに行う『時代遅れではないお葬式』とはどのようなものでしょうか?

おそらく『遺族の希望に添い、なおかつ適正な費用で行えるお葬式』かと思います。

しかし、【適正な費用】の基準は人それぞれで、とにかく『安さ』を重要視する人もいます。

じつは、お葬式で『安さ』を追い求め過ぎると、満足度が低下し、結果的に後悔をするのです。

安さを追い求めるとお葬式全体の質が低くなりますので、遺族としては何となく故人に対して後ろめたいモヤモヤした気持ちになります。

しかも、質の低いお葬式は参列者にとっても印象が悪くなるため、結果的に【悔いが残る残念なお葬式】になってしまいます。

お葬式は故人にとって『最後の晴れ舞台』なのですから、ちゃんと質の良いお葬式を執り行ってあげましょう。

とはいえ、家庭の事情でどうしても葬儀費用を抑えなければならない場合は、生活を最優先して安さを追い求めていいと思いますよ。

互助会が時代遅れだと言われる理由

互助会が時代遅れだと言われる理由はいくつかありますが、その中でも代表的なものは、

  • 家族葬が増えている
  • 互助会のコース内容が時代の変化に合っていない
  • 料金の安い葬儀社を利用すればいい

という理由です。

家族葬が増えている

互助会が時代遅れと言われる理由の1つに『家族葬』が増えていることがあります。

『家族葬』というのは、参列者が【家族だけ】あるいは【家族と、故人と近い関係の親戚だけ】で行われる小規模なお葬式をいいます。

お葬式は、以前に比べて規模がどんどん小さくなっています。

以前なら参列者が100人以上いるのは普通のことでしたが、最近では50人いれば多い方です。

そして、参列者の減少にともない家族葬をする人が増加しました。

家族葬であれば一般的なお葬式よりも参列者が少なく、その分だけ葬儀費用も安くなりますので、結果的に互助会を利用する必要がなくなるわけです。

ちなみに、家族葬が増えたことを裏付けるように、コロナ禍以降は《小規模葬儀専用の式場》が増えています。

葬儀社としても「お葬式の傾向」を予測して式場を設けているわけですから、今後も家族葬が増えていくのは間違いないでしょう。

互助会のコース内容が時代の変化に合っていない

互助会が時代遅れと言われる理由には『互助会のコース内容が時代の変化に合っていない』ということがあります。

互助会に入会するときには【積み立てのコース】を選び、5年~10年かけて満期まで積み立てます。

そして、満期を迎えた後も『会員特典を受ける権利』というのは利用するまで残り続けるのです。

しかし、お葬式に求めるものは時代によって変化していきます。

場合によっては、10年以上前に契約したコース内容を現在のお葬式で適用することになり、それだとお葬式に対するニーズとの乖離が生じてしまいます。

そのため、互助会に入会しても、お葬式をするタイミングによっては利用価値がなくなるため、互助会は《時代遅れ》と言われるのです。

料金の安い葬儀社を利用すればいい

互助会が時代遅れと言われる理由として急増しているのが『料金の安い葬儀社を利用すればいい』ということです。

互助会に入会する主な目的は、お葬式のときに葬儀費用の負担を軽減することです。

しかし、最初から【料金の安い葬儀社】を利用し、葬儀費用の負担が少ないお葬式をすれば互助会に入会する必要がありません。

近年では格安葬儀社が増えているので「葬儀費用の負担を軽減するための互助会なんて時代遅れだ。」と言われているのです。

お葬式で互助会を利用する理由

互助会は時代遅れだと言われることもありますが、それでもやはりお葬式のために互助会を利用するのは有効な手段です。

今でも多くの人が互助会を利用する理由は、

  • 家族葬は期待するほど費用が安くならないから
  • 互助会のコース内容は基本的なものだから
  • 料金の安い葬儀社はトラブルが起きやすいから

です。

家族葬は期待するほど費用が安くならない

お葬式は、参列者を限定し『家族葬』にすることで葬儀費用を安くできます。

しかし、あなたが期待するほど費用が安くならないかもしれません。

地域や調査データによりますが、家族葬の費用の平均は110万円で、ここにお坊さんへ納めるお布施を追加すると合計130万円~180万円くらいになります。

一般的なお葬式費用が総額で約210万円なので、家族葬の方がたしかに費用を抑えることはできますが、実際のところ《雲泥の差》というほどの違いはありません。

家族葬でもそれなりに大きな費用が必要なことには変わりないので、互助会で事前に積み立てをしておくと家族にとっても安心です。

互助会のコース内容は基本的なもの

互助会のコース内容は入会時に決めています。

そのため、ある程度の年月を経てからお葬式をすると『入会当時は必要だったものが今は不要になっている』ということがあります。

しかし、不要になってしまうものはごく一部の内容だけでしょう。

なぜなら、互助会で用意されているコース内容は【お葬式で基本的に使用するもの】であり、不要となるものがほぼないからです。

もちろん『霊柩車の形が昔のものとは違う』とか『祭壇の花の種類が変わった』などの変化はあるかもしれませんが、基本的なものが無くなるようなことはありません。

つまり、互助会では【必要なもの】の費用を事前に積み立てているのです。

必要なものの費用を積み立てているだけなのに《大幅な割引》という会員特典を受けられるから互助会はお得なんですよね。

どこかの誰かが言った「互助会は時代遅れだ。」という言葉を鵜呑みにして、せっかくのメリットを見落とさないようにしてください。

料金の安い葬儀社はトラブルがおきやすい

スマホやパソコンでお葬式について調べていると、お葬式が数万円程度で行えるという広告がときどき出てきますよね。

そして、それを見て「料金の安い葬儀社があれば互助会なんていらない。」と言う人もいます。

しかし、数万円のお葬式プランというのは『直葬(火葬だけを行うこと)』を指します。

一般的なお葬式を数万円程度で行うというのは現実的ではありません。

仮に数万円程度のお葬式プランがあったとしても、それは、

  • 葬儀社がするような専門的な作業や手続きを遺族がしなくてならない
  • 時間的に無理がある
  • 使用する物のすべてが最低レベル
  • 式場の設備や備品の質が悪い
  • お葬式当日の葬儀社スタッフの数が少ない

というものです。

そのため、遺族としては「さすがにこれは…、もう少し丁寧なお葬式にしてあげよう。」という心理が働きます。

そして、内容を普通のレベルまで戻すためにメニューを追加したりグレードアップさせていくうちに、気がつけば一般的な金額と大差がなくなってしまうのです。

しかし、安さだけで選んだ利用者は最終的な金額に納得がいかず葬儀社とトラブルになってしまいます。

一方で、互助会なら割引料金なのに充実した内容と設備のお葬式ができます。

悔いが残るお葬式にしないためには互助会を利用するということも有効な手段です。

もちろん、料金が安くてもしっかりと遺族に寄り添ってくれる葬儀社もあるので、そのような葬儀社が近くにあればぜひそこを利用してください。

《関連記事》:安さだけで選ぶと大後悔。格安葬儀でトラブルになる事例と理由

まとめ

互助会は現在でも利用価値があるので『時代遅れ』ではありません。

互助会には、

  • 大幅な会員割引を受けられる
  • 充実した設備を使用できる
  • スタッフの教育レベルが高い
  • 参列者への印象がよい
  • 事前にしっかりとお葬式の準備ができる
  • お葬式関連以外にも会員特典がある

というメリットがあり、これらは時代の流れにあまり影響されません。

また、

  • 家族葬は期待するほど費用が安くならない
  • 互助会のコース内容は基本的なもの
  • 料金の安い葬儀社はトラブルがおきやすい

という観点からも互助会を利用する価値はあります。

どこかの誰かが言った「互助会は時代遅れだ。」という言葉を鵜呑みにせず、あなたが『どんなお葬式にしたいのか』をよく考えてお葬式の準備をしましょう。

※互助会を選ぶときにはこちらの記事をご参考にどうぞ。

互助会はどこがいい?現役のお坊さんがおすすめする互助会5選

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