お坊さん

付き合いを解消するべきお坊さんの特徴5選。

さようならの文字の後ろで手をあげる木製人形
当ブログは記事内に広告を含む場合があります

お坊さん歴20年以上の未熟僧みじゅくそうと申します。

こんな人に向けて書いています
  • 今のお坊さん(お寺)との付き合いをやめたい・・・。
  • お坊さんと付き合いは解消できるの?
  • 付き合いを解消した方がいいお坊さんはどんな人?

あなたの家とお付き合いをしているお寺の【お坊さん】はどんな人ですか?

もしかして、「何でこんなお坊さんにお経を読んでもらわなきゃいけないんだよ・・・。」と思っていませんか?

そうだとすると、そのお坊さんはきっと悪いお坊さん(=付き合いを解消するべきお坊さん)ですね。

お坊さんにもいろんな人がいて、

  1. 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
  2. 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん

に分かれます。

もしも【良いお坊さん】と出会った人はラッキーです、そのまま末永くお付き合いすることをおすすめします。

一方で【悪いお坊さん】にあたってしまった人は、そのままお付き合いをする限り末永く『苦労』をし続けることになるでしょう。

あなたは末永く苦労をし続けたくはないですよね?

この記事では、

  • 悪いお坊さんの特徴
  • 悪いお坊さんとの付き合いを解消する方法

について解説しています。

最後まで読んでいただければ、もう【悪いお坊さん】に悩まされることはなくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

お坊さんとの付き合いは解消できるの?

付き合いのあるお寺やお坊さんに対して不満や疑問を抱く人は多いです。

あなたも、

もうアノお坊さんとは付き合いたくないなぁ・・・。でも、付き合いをヤメるなんてことできるのかな?

と思っていますよね?

もしも、あなたが今お付き合いしているお坊さんに対して不満があるなら、そのお坊さんとの付き合いを解消してもいいんですよ。

あなたが「あぁ、この坊主はダメだ。」と思ったのなら、遠慮なく付き合いを解消しちゃってください。

お坊さんには、

  1. 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
  2. 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん

という2つのタイプに分かれます。

もちろん良いお坊さんと付き合うことが理想的ですが、残念ながらお坊さんには【変な人】が多いんですよね。

【変な人】がお坊さんになると、ほぼ【悪いお坊さん】になってしまいます。

当たり前ですが、本当はイヤなのに無理をして【悪いお坊さん】と付き合う必要なんてありませんからね。

無理に【悪いお坊さん】とお付き合いをしたところで、あなたはずっと不快な思いをするだけですし、大切なお金までも必要以上に取られます。

ですから、あなたが「この人は【悪いお坊さん】だな。」と思ったのなら、できるだけ早く関係を断つようにしましょう。

そもそも、お坊さんの仕事は【仏様の教えを多くの人に広めて、知ってもらうこと】です。

お葬式や法事をすることだけではなく、お坊さんは『仏様の教えを広める』というのが1番重要な仕事なんです。

でも、あなたがそのお坊さんに対して不満を持っていたら、そのお坊さんの言うことなんて何も頭に入ってこないですよね?

お坊さんの仕事というのは、信者さんとの『信頼関係』がないと成立しません。

信者さんから信頼されないお坊さんというのは、信者さんにとってはお坊さんとしての【価値がない】のです。

つまり、あなたが不満に思っているそのお坊さんは、あなたにとっては【価値がない】のです。

あなたの貴重な時間を、そのような人のために費やすことはありません。

できるだけ早く【価値がない】お坊さんから逃げて、お坊さんとしてちゃんと【価値がある】人とお付き合いをしましょう。

また、そもそも『必要以上にお坊さんと関わりたくない』という人は、お寺の墓地ではなく霊園など《お寺と付き合う必要がない墓地》にお墓を建ててください。

お寺の中にある墓地を持ってしまうと『檀家』という立場になり、常にお寺との付き合いを意識しなくてはいけません。

お坊さんと関わりたくない人は、離檀をした後は霊園にお墓を建てましょう。

付き合いを解消するべき【悪いお坊さん】の特徴5選

あなたが付き合うべきなのは、言うまでもなく【良いお坊さん】です

とはいえ、【良いお坊さん】の基準というのは人それぞれに違います。

でも、【悪いお坊さん】の基準はある程度決まっています。

ですから、先に【悪いお坊さん】の特徴を知っておいて、それに該当するような人との付き合いはヤメる、という考え方でいいかと思います。

20年以上お坊さんをしてきた僕の経験から言うと、【悪いお坊さん】には5つの特徴があります。

その5つとは、

  1. プライドが高い
  2. 『自分は偉い』と思っている
  3. 毎日のように飲み歩いている
  4. 境内が清掃されていない
  5. 他のお寺と比べてお布施が異常に安い

です。

この中の1つに該当するくらいなら、まぁまだ何とかギリギリ大丈夫でしょう。

しかし、もしも2つ以上該当していると、もうそれは【悪いお坊さん】と言ってもいいです。

あなたが不満に思うお坊さんは、はたしていくつ該当していますか?

プライドが高い

あなたの知り合いに『プライドだけは高い』という人はいませんか?

『プライドだけは高い』という人は、けっこう面倒くさいです。

それがお坊さんとなれば、さらに面倒くさくなるんですよね。

特に、お坊さんの中でも『住職』という立場にある人は、「自分はお寺をずっと守ってきたんだ」という自負があります。

お寺というのは、建物の維持費や仏具の価格がとにかく高いのです。

ですから、『坊主丸儲け』なんてよく言われていますが、じつは日頃から一生懸命に節約しながらお寺の経営をする必要があるんです。

また、お坊さんというのは信者さんたちに常に見られる生活をしなくてはいけません。

そして、お寺は1年を通じて【休業日】というものがありません。

これを何十年も続けるのはけっこう大変なのです。

ですから、住職をしている多くのお坊さんは『お寺の住職』であることに『プライド』を持っています。

でも、『プライド』を持つこと自体はいいのですが、それを他人に対してアピールしてしまうお坊さんがまぁ多いこと。

「あぁ、それを自分で言わなきゃいいのになぁ・・・。」ということを言ってしまうんですよね。

『プライド』というのは、アピールするのではなく自分の中でしっかりと持っておくものです。

プライドを持って行動することで《その人らしさ》が自然とにじみ出るからこそ、他の人から「あぁ、この人は信念を持って取り組んでいるんだな。」と理解してもらえるのではないでしょうか?

『プライド』をアピールするお坊さんは【信者さんの協力のおかげで寺が維持できている】という非常に重要なことを忘れがちです。

【信者さんの協力があったから】ではなく【全部《優秀な自分が頑張った》からこそ寺の維持ができているんだ】と勘違いをするんです。

このような【信者さんの存在】を軽く考えて『プライドだけは高い』お坊さんは、信者さんへの感謝を忘れているので、高いお布施を当たり前のように要求します。

そして、高いお布施を納めてもらったことに対して感謝をしません。

そんな『プライドだけ高い』お坊さんは信頼されることはないので、近いうちに誰からも相手にされなくなるでしょう。

『自分は偉い』と思っている

お坊さんというのは葬儀社のスタッフさんから『先生』と呼ばれます。

そのせいでしょうか、多くのお坊さんは『自分は偉い』と勘違いをしてしまうんですよね。

特に葬儀社のスタッフさんに対して横柄な態度をとるお坊さんは多いんです。

葬儀社のスタッフさんは【仕方なく】お坊さんのことを『先生』と呼んでいます。

日本のお葬式は『仏式』で執り行われることが多いので、お葬式はお坊さんが取り仕切ります。

なので、葬儀社としては、お客様のお葬式を無事に進めるために、お坊さんにヘソを曲げられては困るのです。

それで、葬儀社のスタッフさんはどんなお坊さん相手でも『先生』と呼び、いろいろと気を遣うんですよね。

ここで大事なのが、あくまでも【お客様】のためであり、決してお坊さんを敬っているのではないとうことです。

しかし、この当たり前のことに気が付かずに「おい、◯◯しておいてくれ。」なんてエラそうに指示をするお坊さんが多いんです。

もちろん、葬儀社のスタッフさん達はそのようなお坊さんのことを陰でボロクソに言っています。

『自分は偉い』と思っているお坊さんは、何を言うにも【高圧的】です。

何を言うにも【高圧的】な人が、他の人から慕われたり信頼されることはありません。

そして、誰からも慕われず信頼もされないような人は、当然ながら【お坊さん】としての資質もありません。

だったら、そんなお坊さんと付き合う必要はないですよね?

毎晩のように飲み歩いている

お坊さんの中には【お酒】と【女性】が大好きな人もたくさんいます。

まぁ、【お酒】と【女性】が大好きなのはお坊さんに限ったことではありませんけどね。

しかし、お坊さんの中には、信者さんから納めてもらった大事なお布施を使って毎晩のように飲み歩く人もいるんです。

お坊さんというのは【仏になるための修行をしている立場】です。

仏となるには【いかにして自分の欲望を抑えるか】を常に考えて行動することが1番大事なんです。

それなのに、毎晩のように【お酒】を飲んで、その横にはいつもご指名の【女性】が座っている、という『欲望全開』のお坊さんがいるわけです。

そりゃね、お坊さんだって人間ですから、たまにはそういうのもイイとは思いますけど、それがあまりに頻繁だと問題がありますよね。

信者さんとしても、そんな人に「仏様の教えは~」なんて言われたところで、残念ながらまったく心に響きません。

自分の欲望を抑えきれないだけでなく、貴重なお布施を夜の街にばらまくような人には、お坊さんとしての資質はありません。

なので、いろんな人が「あのお坊さん、この前も◯◯で飲んでたなぁ。」と言っているような場合は、できるだけ早く付き合いを解消すべきでしょう。

境内が清掃されていない

お坊さんが自分の寺や信者さんをどのくらい大事にしているかは、『境内の清掃のレベル』でわかります。

境内がいつもキレイに清掃されている場合、その寺のお坊さんは【良いお坊さん】であることが多いです。

いつもキレイにしておくことで、信者さんに気持ちよくお参りをしてもらい、「また来よう」と思ってもらえるようにするんです。

また、境内をしっかり清掃していると「ここはちゃんとしているお寺だからイイよ♪」と他の人にも紹介してもらえたりもするんですよね。

【良いお坊さん】はそのことをよく知っていますので、まずは境内の清掃に力を入れます。

そして、清掃は誰かに任せっきりではなく必ず自分も一緒に行います。

一生懸命に清掃をするお坊さんを見て、また「あぁ、頑張ってお寺のことを守ってくれているんだな。」と思ってもらえます。

これが信者さんからの『信頼』に繋がっていくのです。

一方で【悪いお坊さん】は、本当に必要最低限しか清掃をしません。

きっと「掃除なんかしたってお金にならないし、人が通ることができればいいんだよ。」くらいにしか思っていないのです。

「信者さんたちが気持ちよくお参りできるように」とか「信者さんたちが使う場所だから」といったような【信者さんのため】という気持ちがものすごく薄いんです。

【信者さんのために行動する】ことが、そのまま自然に【お寺の収益にはね返ってくる】ということを知らないのかもしれませんね。

信者さんのことを大事にできないお坊さんがいるお寺は、そう長くは続きません。

そんなお寺にお墓を持ち続けるのは不安じゃないですか?

他のお寺と比べてお布施が異常に安い

あなたはお坊さんに納める【お布施】は安い方がいいですか?

きっと100人中95人は「お布施は安い方がいい」と言うでしょう。

そんな望みをしっかりと聞いてくれて、「では、これくらいならお納めいただけますか?」と他のお寺と比べて異常に安い金額を提示してくれるお坊さん。

もしも【あなたの家のお墓があるお寺】のお坊さんがそんな人だったら要注意です。

そのお坊さんは、べつに何か【裏】があるわけではありませんし、あなたをダマすつもりもないでしょう。

きっと【信者さんのこと】を第一に考えて、できるだけ負担をかけないようにお布施を安くするんだと思います。

しかし、そのお寺の規模があまり大きくないのに【お布施が異常に安い】のであれば、そのお寺は危険です。

そのお寺のお坊さんは、『お坊さん』としては理想的ではありますが、『お寺の住職』としては好ましくありません。

先ほども言いましたが、お寺を維持するには非常に多くのお金が必要なのです。

信者さんの数がメチャクチャ多いのであれば話は別ですが、それほどの数でもないのに【格安のお布施】を納めてもらっていては、寺の経営はすぐに《火の車》です。

住職というのは、お寺そのものは当然として、信者さんの家のお墓もしっかりと守る義務があるんです。

そのためには、年間を通じて莫大なお金が必要となるので、日頃からちゃんと収入を確保しなきゃいけません。

ですから、しっかりとお寺を維持するためには、【格安のお布施】では無理があるのです。

時には「えっ、そんなに納めなきゃいけないの?」と文句を言われることもあります。

しかし、そこは【お寺の維持】のため、信者さんの【お墓を守る】ために、できるだけ協力を求める姿勢が必要なんです。

信者さんの『ご機嫌とり』ばかりをしていてはいけないんですよね。

住職という立場のお坊さんは、本当に必要な分はしっかりと納めてもらい、それを無駄なく計画的に使うことが仕事です。

そんなに大きな規模のお寺ではないのに、他のお寺と比べて異常に安いお布施ばかりを納めてもらっているお坊さんは、ちゃんと主張することができない【能力のないお坊さん】です。

そのようなお坊さんがいるお寺は近いうちに潰れますので、長期的に見ると【悪いお坊さん】となります。

ただし、紹介されたお坊さんであれば、あなたのお墓とは何の関係もありませんので、単純に【ありがたいお坊さん】になりますね。

悪いお坊さんとの付き合いを解消する方法

もしもあなたが先に紹介したような【悪いお坊さん】と付き合ってしまっている場合は、できるだけ早く付き合いを解消しましょう。

『あなたの家のお墓があるお寺』のお坊さんが【悪いお坊さん】であった場合は、『離檀(りだん)』の手続きをしましょう。

離檀というのは、『檀家』という立場をヤメてしまうことで、お墓を【墓じまい】することによりお寺との付き合いを解消できます。

ただし、【墓じまい】をするには墓石の撤去費用が必要となりますし、離檀の際にお寺から『離檀料』を請求されることもあります。

それなりに費用はかかってしまいますが、それでも付き合いは解消した方がいいですよ。

また、葬儀社などから紹介されたお坊さんが【悪いお坊さん】であった場合、付き合いの解消は簡単です。

紹介されたお坊さんとの付き合いを解消するには、

紹介された葬儀社などに説明をして(クレームを言って)、他のお坊さんを紹介してもらう

だけです。

紹介されたお坊さんとの解消であれば、その際に費用は一切かかりませんよ。

とにかく【悪いお坊さん】との付き合いは、あなたにとってデメリットしかありませんから、いち早く逃げることを考えましょう。

まとめ:本記事の特徴があるお坊さん(お寺)とは今すぐにでも付き合いをやめよう!

お坊さんも1人の人間ですからいろんな人がいます。

そうすると、

  • 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
  • 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん

の2通りのお坊さんに分かれます。

もしも今あなたとお付き合いのあるお坊さんが【悪いお坊さん】なら、できる限り早く付き合いを解消してしまいましょう。

【悪いお坊さん】の特徴は、

  1. プライドが高い
  2. 『自分は偉い』と思っている
  3. 毎日のように飲み歩いている
  4. 境内が清掃されていない
  5. 他のお寺と比べてお布施が異常に安い

という5つです。

これらのうち該当するのが1つだけなら大丈夫ですが、2つ以上該当したら、そのお坊さんは【悪いお坊さん】なので、できるだけ早く逃げて(付き合いを解消して)ください。

その【悪いお坊さん】が『あなたの家のお墓があるお寺』のお坊さんである場合、費用はかかってしまいますが速やかに《離檀》をしましょう。

『葬儀社から紹介されたお坊さん』が【悪いお坊さん】であった場合は、葬儀社にちゃんと説明(クレームを言う)をして、すぐにでも他のお坊さんを紹介してもらってください。

お坊さんには【変な人】が多いので、本記事の5つの特徴に該当するようなお坊さんとはしっかりと付き合いを解消すべきです。

あなたの目でちゃんと【良いお坊さん】を見つけ出し、以後はそのお坊さんに供養をしてもらいましょう。