お葬式

お葬式の時に携帯電話で写真を撮りたい。撮影する時の注意点

お葬式は故人にとって最後の『晴れ舞台』です。

そして、私たちにとっては故人の姿を見ることができる最後の機会です。

故人との【最後の思い出】を作るために、お葬式の様子を記録に残したいという人は多いものです。

あなたも同じことを考えていますよね?

記録を残すためには『写真を撮る』という方法が一番良いのです。

あなたはもちろんのこと、今や誰でも持っている携帯電話には『カメラ機能』が必ず付いています。

携帯電話があれば、わざわざカメラを別に用意する必要もなく、いつでもどこでも、ある程度の高画質で撮影できます。

この携帯電話のカメラ機能を使って、お葬式や故人の姿を撮っておきたいと思う人は多いのです。

しかし、『お葬式』という場で写真を撮ることを考えると、少しためらってしまうことでしょう。

はたして、お葬式で写真を撮るということは問題がある行為なのでしょうか?

この記事では、

今回の内容は要するにコレ
  • お葬式で写真を撮ってもよいのか
  • お葬式で写真を撮る時の注意点

について書いています。

故人との最後の思い出作りに、この記事が参考になれば幸いです。

お葬式の時に携帯電話で写真を撮りたい

お葬式では、故人を偲ぶために親戚や知人または故人や喪主と縁のある人たちが集まって、故人との最後のお別れをします。

みんなが集まってくれているのを見て、故人もきっと感謝していることでしょうね。

そんなお葬式の様子や故人の姿を、ちゃんと写真に撮って記録に残しておきたいと思いますよね?

でも、きっと「お葬式で写真を撮ってもいいのかな?」と、少しためらいを感じることでしょう。

はたして、お葬式という場で写真を撮っても大丈夫なのでしょうか?

結論から言いますと、

お葬式で写真を撮っても問題はありません。

どうぞ、故人の最後の晴れ舞台の様子を写真に撮ってあげてください。

たぶんあなたは、写真を撮るといっても、わざわざカメラを持って行くのではなく、携帯電話の『カメラ機能』を使って撮影をしたいんですよね?

大丈夫です、一眼レフカメラでも携帯電話でも、写真を撮る機器は何だってかまいません。

最近の携帯電話のカメラ機能はとても高性能で、一昔前のデジタルカメラよりもずっと綺麗に写真が撮れますからね。

それに、あなたのように携帯電話のカメラ機能を使ってお葬式の写真を撮りたいと思う人はけっこういるんですよ。

ぼくがお葬式をお勤めしていても、携帯電話でお葬式の様子を写真に撮っている人はちょくちょく見かけますから。

故人の人生の締めくくりとなるお葬式の様子を携帯電話で写真に撮って、記録としてしっかりと残してあげてください。

故人の姿を写真に撮りたい

お葬式は故人の姿を見られる本当に最後の機会です。

故人には綺麗に化粧がされていて、本当に【ただ眠っているだけ】のように見えます。

そのような姿が見られるのも最後だと思うと、

「この姿をもう見られなくなるのか、写真に撮って残しておきたいなぁ。」

という気持ちになることでしょう。

わかりますよ、あなたのその気持ち。

だって、お葬式の数時間後には、もう二度と故人の姿を見ることはできなくなるんですからね。

しかし、参列者の中には【故人の最後の姿は頭の中に記憶しておくものだ】という考えの人もいるはずです。

というか、多くの人がそのように考えているかもしれません。

あなただって、それはわかっているんですよね?

わかっているけど、それでもやはり故人の姿を画像として残しておきたいんですよね?

故人の姿を写真に撮るということに関しては賛否両論あります。

写真撮影に対して否定的な人は「亡くなった人にカメラを向けることは、故人の尊厳を傷つける行為だ。」と言います。

でも、ぼくは、故人の姿を写真に撮ってもよいと思っています。

例えば、子どもが生まれた時には、その可愛らしい姿を写真に撮りますよね?

それ以降も、入学式・卒業式・結婚式など、子どもの人生の節目の記録として写真に撮って残しておきます。

お葬式は故人の最後の晴れ舞台です、最後の節目なのに、なぜここだけは写真を撮ることが【故人の尊厳を傷つける】ことになるのでしょうか?

あなたが故人の姿を携帯電話のカメラで撮っておきたいと思うのであれば、どうぞ、最後の姿を撮ってちゃんと記録に残しておいてあげてください。

写真を撮る時の注意点

あなたがお葬式の様子や故人の姿を写真に撮ることは問題ありません。

ただし、写真を撮る時にはいくつか注意点がありますので、これらは必ず守るようにしてくださいね。

お葬式は、深い悲しみの中で執り行われる【非常に繊細な行事】です。

あなたの行動がお葬式全体に迷惑をかけてしまい、故人の最後の晴れ舞台を【台なし】にしてしまわないよう、最低限のマナーを守って慎重に写真を撮るようにしましょう。

絶対に喪主の許可を得る

まずは、写真を撮る前にあなたには必ずすべきことがあります。

それは、写真を撮る前に、

絶対に喪主の許可を得る

ということです。

決して勝手に写真を撮ってはいけませんよ。

あなたにとって故人は大切な存在だったのだと思います。

だからこそ写真に撮っておきたいんですよね?

でも、喪主や家族にとってはもっと大切な存在なのです。

例えば、あなたの愛する人の姿を、他の誰かが勝手に写真に撮っていたら腹が立つでしょ?

たぶん「撮った写真を今すぐに削除せぇや!」と怒鳴りたくなるじゃないですか?

それと同じことだと思いますよ。

喪主の許可なく写真を撮ることは【盗撮】と同じだと思っていいくらいなんです。

ですから、写真を撮る時には絶対に喪主の許可を得るようにしてください。

写真を撮る時は、できるだけ音を出さない。iPhoneのビデオ撮影の『静止画撮影機能』を使うといい

携帯電話のカメラ機能は、撮影時に「カシャっ!」というシャッター音が出ます。

この音が出るのは、たしか防犯上の理由だったと思いますが、原則として音を消すことができません。

あなたもご存じのように、そこそこの音量で「カシャっ!」と鳴るので結構目立ってしまいます。

音が出ないようにするために専用のアプリをダウンロードして使ってもいいのですが、どのようにして使うのかなど、慣れるまでに時間がかかってしまい意外と面倒です。

そこでおすすめなのが、あなたが持っているiPhoneに最初から付いている機能の、

ビデオ撮影中の『静止画撮影機能』を使う

という方法です。

操作方法は、

  1. カメラアプリを起動(タップ)する
  2. 撮影開始ボタン(白丸ボタン)の上の部分を横にスライドして『ビデオ』モードに切り替える
  3. 撮影開始ボタン(赤丸ボタン)を押す
  4. 画面の左側に出た『静止画像撮影ボタン(白丸ボタン)』を、写真を撮りたいタイミングで押す

という手順です。

この機能を使えば、写真を撮る時のシャッター音が出なくてすみます。

この機能の素晴らしいのは、シャッター音が出ないことだけではありません。

基本的にはビデオ撮影をしているものなので、動画を撮影しながら同時に静止画を撮れるんですよ。

つまり、ビデオとカメラの機能をいっぺんに果たしているんです。

一度、練習がてら試してみてください。

でも、この方法にもやはり弱点があるんです。

それは、写真を撮る時のシャッター音は出ないのですが、最初の【ビデオ撮影の開始時】と最後の【撮影終了時】だけは「ピコッ♪」という音が出てしまうことです。

まぁ、写真を撮るたびにシャッター音が出るよりかはずっとマシだと思ってください。

もう一つの弱点は、写真だけでなく動画も撮影しているので、その分だけストレージ(画像や動画などの保存領域)の容量を使ってしまうことです。

これを考えると、動画と静止画をいっぺんに撮れることは、メリットにもデメリットにもなるんですよね。

また、写真だけが必要だという人にとっては、後で動画の部分を削除する作業が面倒になるかもしれません。

必要最低限の一部の人にだけ見せる

あなたが撮ったお葬式の写真は、現像をして喪主へ渡してもいいですし、撮った画像を喪主やご家族へ転送してもいいと思います。

でも、あなたが撮った写真は、

必要最低限の一部の人にだけ見せてください。

間違ってもSNSなんかにアップしてはいけませんよ!

どうしてもSNSにアップしたいのであれば、喪主は当然のこと、画像に写っている全ての人に許可を得てからにしましょう。

先ほども言いましたが、お葬式は深い悲しみの中で執り行われる【非常に繊細な行事】です。

あなたが撮った写真の中には、涙を拭う喪主や親戚の姿が写っているかもしれません。

その姿を不特定多数の人に見せることになるんです、ぼくならそんなことはできませんけどね。

SNSでなくとも、お葬式の写真を見せるのは【故人や喪主に関係する一部の人だけ】にしておくのが最低限のマナーでしょう。

火葬場は【写真撮影禁止】です

お葬式では喪主の許可が得られれば写真を撮ることはかまいません。

しかし、

火葬場では【写真撮影禁止】です。

火葬場での写真撮影が禁止されているのは、

  1. 心霊写真と誤解されるようなものが写る可能性があるから
  2. 火葬場の職員さんが写ってしまうから

という理由です。

心霊写真と誤解されるようなものが写る可能性がある

写真を撮ると、光の入り方などのいろんな条件が偶然重なり、まるで『心霊写真』のようなものが撮れてしまうことがあります。

言うまでもなく、あくまで『まるで心霊写真のようなもの』が撮れてしまうだけであり、それは本当の霊魂が写ったわけではありません。

しかし、『悪事千里を走る』ではありませんが、心霊写真のような【霊的現象の噂】はすぐに広まってしまいます。

ぼくがいつも行く火葬場にもそのような噂がありました。

「◯◯火葬場の◯◯式場には霊が出る」みたいに、けっこう具体的な場所の噂でした。

その場所へは何度も行っていますが、もちろん霊なんて見たことがありませんよ。

しかし、噂を聞いて「あそこの火葬場は霊が出るから、故人の火葬は他の所でしたいな・・・。」と思ってしまう人は少なからずいるんです。

じつは、火葬場というのはそんなにたくさんあるわけではないんですよ。

もしも一つの火葬場に変な噂が流れてしまい、そこを使いたくないという人が増えてしまうと、他の火葬場がすぐにパンクしてしまいます。

そうすると、たくさんの人に多大な迷惑をかけることになります。

そのような事態を万が一にも招かないように、火葬場では写真を撮ることは控えましょう。

火葬場の職員さんが写ってしまう

火葬場に着くと、火葬場の職員さんの誘導のもと、最後のお焼香をして、故人はいよいよ火葬されます。

火葬が終わると収骨室で、同じく火葬場の職員さんの案内のもと、故人のご遺骨を骨壺へ納めていきます。

収骨の最後には、職員さんが故人のご遺骨を丁寧に集めて、すべてのお骨を骨壺へ納めてくれます。

あなたは、このような火葬されたばかりの他人のご遺骨を扱う仕事ができますか?

火葬場の仕事は絶対に必要なものでありながら、昔は【敬遠される職業】でした。

ひどい場合には差別的な扱いをされることもあったそうです。

ですから、火葬場の職員さん自身もあまり自分の仕事のことを他人には言わなかったそうです。

そこへ、もしも誰かが写真を撮って他の人へ見せてしまい、たまたま職員さんの知人がそれを見てしまったらどうなると思いますか?

現在ではそんな偏見はありませんが、火葬場の職員さんだけでなく、撮影した場所によっては他の家の人が写り込んでしまいます。

このように、火葬場の職員さんや他の家の人のプライバシーを保護する意味でも、火葬場での写真撮影は禁止されているんです。

ですから、火葬場での写真撮影はヤメましょう。

まとめ:マナーを守って写真を撮りましょう

故人の姿を見ることができるのは、お葬式が最後です。

お葬式の様子や故人の姿を写真に撮ること自体はマナー違反ではありません。

しかし、写真を撮る時には必ず喪主の許可を得るということだけは忘れないでくださいね。

喪主の許可なく写真を撮る行為は間違いなく【マナー違反】ですからね。

お葬式の様子や故人の姿を写真に撮っておきたいということは、あなたが故人のことをとても大切に思っている証拠です。

もし何の思い入れも無ければ、きっと【写真を撮ろう】という発想にすらならないですからね。

あなたがそれほど故人のことを大切に思っているなら、ぜひ写真を撮ってあげてください。

ただし、最低限のマナーは厳守してくださいね。

お葬式で写真を撮る際には、シャッター音やフラッシュはもちろん、他の人たちの迷惑とならないように細心の注意を払ってください。

お葬式は、悲しみの中で執り行われる【非常に繊細な行事】ですから、マナーを守って故人との最後の思い出を記録してください。

そして、その記録は、喪主やご家族など必要最低限の一部の人たちだけで分かち合ってください。

故人もきっとあなたの気持ちを嬉しく思い、感謝していることでしょう。