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互助会

互助会に入るべきか?入会するメリットやデメリットなど互助会の全容を解説

「互助会入るべきか?」というテキストの背景にある入会申込書

最近では、いつか必ず来る『お葬式』に向けて今から準備を始める人が増えてきました。

しかし、そのような人の多くは「お葬式の準備は何をすればいいんだろう?」と悩んでしまいます。

もしも、あなたが、

  • 残された家族のために、なるべく葬儀費用の負担を減らしておきたい。
  • キレイで充実した設備のある場所で、納得のいくお葬式がしたい。
  • でも、やっぱり葬儀費用はできるだけ【お得】な方がいい。

と思うなら互助会に入るべきです。

互助会に入会すれば、お葬式のときには積み立てた金額以上の豪華な施設や備品を使えて、しかも葬儀費用が大幅に割引されます。

ただし、互助会にはメリットだけではなくデメリットもありますので、入会する前に家族とじっくり話し合って決めることが非常に大事です。

この記事では、お坊さん歴20年以上の僕が、

  • 互助会とは何なのか
  • 互助会のメリットとデメリット
  • 互助会の入会と退会の方法

について網羅的に解説しています。

最後まで読むと、互助会に関する必要な知識が身につき、お葬式の費用で悩むことなく準備ができるようになりますので、ぜひチェックしてみてください。

目次
  1. 互助会には入るべき?
  2. 互助会とは何か
    1. 互助会とは、事前にお金を積み立て、冠婚葬祭で大きな特典を受けるシステム
    2. 経済産業省の許可を受けた企業だけが行える事業
    3. 事前に支払う費用(毎月の積み立て金額)
    4. 互助会で受けられるサービスの内容
    5. 他の家族も利用できて、譲渡することもできる
    6. 県外などに転居しても《サービスを受ける権利》は引き継げる
  3. 互助会に入るメリットとデメリット
    1. 互助会に入るメリット
    2. 互助会に入るデメリット
  4. 互助会の入会方法
    1. 入会する互助会を探す
    2. 対面(窓口)で申し込む
    3. インターネットから申し込む
  5. 互助会の解約(退会)
    1. 解約をする理由
    2. 互助会の解約方法
    3. 互助会の解約返戻金は解約手数料が差し引かれる
  6. まとめ

互助会には入るべき?

右手をあごに当てて悩む女性

現在、互助会の加入契約数は約2,200万件で、じつに日本人の5人に1人が互助会に入会している計算になります。

これだけ大勢の人が互助会に入会していますが、だからといって無理に互助会に入会する必要はありません。

互助会に入る主な目的は、豪華な施設や備品を格安料金で使用すること、そして葬儀費用の大幅な割引を受けることです。

『最後の晴れ舞台』となるお葬式で、

  • 故人や弔問客に対して失礼とならないように、豪華な設備や備品を使いたい。
  • お葬式の内容についても、不足がないよう丁寧に執り行いたい。
  • できる範囲で葬儀費用を安くしたい。

という人は互助会に入るべきです。

一方で、

  • 何となく互助会に対する不信感がある
  • とにかくお葬式費用の安さを重視している
  • もう十分な葬儀費用の用意がある

という人は互助会に入会する必要はありません。

現在は、以前に比べるとあらゆることが『自由』になりましたので、互助会に入会するかどうかも完全に自由です。

1番よくないのは、《何となく》とか《周りの人たちが入会しているから》みたいな理由で決めてしまうこと。

家族みんなでちゃんと話し合って、しっかりと納得した上で互助会に入会をしましょう。

互助会とは何か

一列になって手をつないでいる7つの紙人形

お葬式の話題になるとよく出てくる『互助会(ごじょかい)』という単語。

互助会は、内容をちゃんと理解していればとてもお得に利用できるものであり、実際に多くの人が入会をしています。

お坊さんの僕としても、いずれ来るお葬式の準備のために【互助会に入会する】というのも有効な方法だと思います。

互助会とは、事前にお金を積み立て、冠婚葬祭で大きな特典を受けるシステム

互助会とは、正式名称を『冠婚葬祭互助会』といいます。

戦後(昭和23年)に誕生したもので、『相互扶助の精神』のもと、事前にみんなで少しずつお金を出し合い、冠婚葬祭での大きな負担を軽減させるための組織です。

組織ができて以来、続々と入会者が増え続けて、現在では日本全国に200以上の互助会があり、加入契約数が約2,200万件ということですから、冒頭でも言いましたように日本人の5人に1人は互助会に入会している計算になります。【参照:全日本冠婚葬祭互助協会

また、互助会全体として加入者から預かった前受け金は《2兆4,000億円以上》であり、これほど巨大な組織ですから安心してお葬式の準備ができますよね。

互助会のシステムを大まかに説明すると、

決まった掛金を事前に支払うことで、冠婚葬祭を行うときに大幅な割引があるなどの『支払った金額以上に高品質でお得なサービス』が受けられる。

というものです。

このような互助会のサービスのことを『役務(えきむ)』といいます。

互助会側は、多くの会員が事前に支払ったお金を《前受け金》として預かり、その資金をもとに結婚式やお葬式などに必要な設備や備品を充実させていきます。

会員側は、契約コースの料金を事前に支払うことで、結婚式やお葬式のときに大幅な割引きがあったり、互助会の所有(提携)する豪華な施設や備品を低価格で使用できるなど、お得なサービスを受ける権利が得られるのです。

本来なら冠婚葬祭で多額の費用がかかるところを、互助会に入っておくことで費用の負担を大幅に減らすことができるので安心です。

では、どのようにして事前にお金を支払うのでしょうか?

互助会の費用の支払い方法は、

  1. 所定の期間、毎月の積み立てをする。
  2. 最初は積み立てをして、利用したいときに残金を一括払いする。
  3. 最初から全額を一括払いする。

の3つです。

僕の知る限りでは『毎月の積み立て』をしている人が圧倒的に多いです。

毎月の積み立てなら家計に負担をあまりかけずに費用を支払うことができるので多くの人がこの支払方法を選んでいます。

一方で、『一括払いなら割安になる』という互助会も多いので「どうせ支払うものだから、少しでも安くしたい。」といって一括払いをする人もいます。

また、事前に支払う金額というのは、互助会ごとの契約コースによって違い、金額の高いプランであれば、それだけたくさんの特典があり、金額の安いプランだと相応の特典しか受けられません。

そして、ここで注意点があります。

互助会で『毎月の積み立て』をしていると、まるで【保険】のように思う人もいるのですが、保険とはまったく違うものなので注意しましょう。

保険は使用するときに《現金》が支給されますが、互助会の場合は、割引などの【サービス(会員特典)】を受けられるものであり現金は一切支給されません。

つまり、互助会にお金を支払うことにより、いずれ受けられる割引などの【サービス(会員特典)を受ける権利】を事前に獲得しておくということなんです。

ちなみに、互助会というのは冠婚葬祭のための組織ですが、ほとんどの場合は【葬祭】のために互助会が利用されています。

結婚式なら前もって日程や出席者数が分かっているので、事前に費用等の準備ができますが、お葬式がいつになるかは誰にも分かりませんので、いざというときに費用が足りずに困ってしまいます。

ですから、多くの人が互助会に入会して『お葬式』の準備をしています。

《関連記事》:互助会と葬儀社の違いは何?それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説

経済産業省の許可を受けた企業だけが行える事業

互助会の運営元はほとんどが葬儀社ですが、すべての葬儀社が互助会を運営しているわけではありません。

互助会を運営するには経済産業省の許可が必要です。

互助会というのは、積み立てや一括払いなどで【会員が先にお金を支払うシステム】なので、これにより経済産業省の許可が必要な『割賦販売法』の《前払式特定取引業》での運営をすることになります。

もちろん、どんな葬儀社でも簡単に許可が得られるわけではありません。

許可を得るにあたり、

  • 集めたお金をしっかりと保全できる状況か
  • 運営元の財務内容はどうか
  • 同じ市場における他社との競合状況
  • どのような事業計画なのか
  • どのような約款なのか
  • 専門の相談窓口を設けているか

などを厳しく審査されます。

このような厳しい審査をクリアした葬儀社だけが許可(営業許可番号)を得ることができますので、必然的にある程度大きな葬儀社でないと互助会を運営できないんですよね。

また、互助会の運営が始まった後も継続的に経済産業省に監督され、定期的な運営報告の義務もあるため、互助会のある葬儀社は『高い水準の信用と規模がある葬儀社だと判断できます。

では、万が一、互助会のある葬儀社が倒産してしまった場合、会員が支払ったお金はどうなるのでしょう?

互助会というのは『会員から預かったお金の50%は保全する』という義務があります。

互助会は会員から預かったお金を、

  • 法務局に供託する。
  • 経済産業大臣の指定する者【指定受託機関(保証会社)】と供託委託契約を結ぶ。
  • 銀行または信託会社その他法令で定める金融機関と供託委託契約を結ぶ。

上記のいずれかの方法で保全しなければなりません。

ですから、万が一【倒産】をしても、株券などとは違って、最低でも会員が支払ったお金の半額は返ってきます。

このように、互助会は国の厳しい監督のもと、会員のお金をしっかりと守り、なおかつ会員の利益となるようなサービス(役務)を提供する仕組みができているのです。

たまに、「互助会はやばいから入会しない方がいい。」と言う人がいますが、それは【ごく一部の葬儀業界関係者】が自社の宣伝のために人々の不安をあおっているだけです。

互助会は巨大な組織なので誤解をされることもありますが、厳格な審査をクリアして運営されている組織であることを知っておいてください。

《関連記事》:互助会はやばいって本当?互助会が誤解される事例について詳しく解説

事前に支払う費用(毎月の積み立て金額)

互助会に入会すると、契約コースごとに決められた費用を事前に支払います。

きっと『支払う金額』が気になると思いますので、先に相場をお伝えしておきます。

互助会へ事前に支払う費用の相場は、1口あたり『12万円~60万円』といったところです。

もちろん互助会によって、あるいはコースの内容によって違いますが、多くの互助会で基本となっているのは『24万円』のコースです。

いろんな互助会の『24万円プラン』の内容を確認しましたが、どこの互助会でも本当に必要なものはとりあえず含まれています。

ちなみに、『毎月の積み立て』で支払う場合は【毎月1,500円~5,000円】という設定のところが多いです。

また、1口だけではなく、人によっては複数を申し込む場合もありますので、加入する口数については互助会で口数制限を確認してから決めてください。

そして、ここで非常に重要なことをお伝えします。

基本的に、事前に支払った掛金だけでは葬儀費用の全部をまかなえないので注意をしましょう。

じつは、ここが互助会のトラブルが1番多い部分なので、しっかりと理解しておいてください。

互助会へ事前に支払うお金だけでは、正直なところ【少し物足りない内容】しかカバーできません。

もちろん、事前に支払った金額以上の豪華な施設や備品が使えますし、さらに費用の大幅な割引もされますが、それでも、その他の部分については少し物足りないのです。

そのため、ほとんどの人は、事前に支払った費用の他にも、お葬式のときに追加金を支払ってグレードアップさせます。

この事実を知ると「追加金を払うんじゃ互助会で積み立てる意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、それでも互助会に入っていた方がお得ですよ。

互助会で積み立てをすれば会員だけの大きな特典が得られますので、お葬式のときに追加金が出たとしても、定価(非会員価格)で支払うよりもずっとお得。

ですから、積み立てが終わってしまえば、あとはどうしても必要な追加金の準備だけをしておけばいいんですよね。

互助会で受けられるサービスの内容

互助会に入会するときには希望のコースに申し込みをします。

コースの内容は互助会によって違いますが、だいたい共通している項目がありますので、ここで《どの互助会でもよくある内容》を紹介します。

どの互助会でもよくある内容は、

  • 寝台車
  • 霊柩車(れいきゅうしゃ)
  • 枕飾り一式
  • 棺(棺覆い付き)
  • 仏衣
  • ドライアイス
  • 祭壇
  • 遺影写真
  • 位牌
  • 骨壺
  • 受付設備
  • 司会者手配
  • 打ち合わせ・役所手続き代行

などです。

ご覧のとおり、基本的に必要最低限のものが対象になっています。

ただし、申し込んだプランの中に「これは必要ないなぁ。」というものがあっても、原則として内容の変更はできず、仮に不要なものを削っても料金は変わりませんので注意してください。

互助会のコースの内容については、別記事の『【入会前に必読!】互助会の積立てコースによくある内容を項目ごとに解説』で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

他の家族も利用できて、譲渡することもできる

互助会にお金を支払うことで得られた《サービスを受ける権利》というのは、契約者1人に限定されるものではありません。

じつは、互助会のサービスは契約者の家族でも利用できるのが一般的です。

例えば、契約者の子どもの結婚式をする場合、そこへ契約者本人の持つ権利を適用できます。

また、権利を家族や他人にも譲渡することが可能な互助会もありますので、よく内容を確認しておきましょう。

さらに、権利は適用されるまでずっと残り続けるので、権利の消失(失効)を心配する必要はありません。

県外などに転居しても《サービスを受ける権利》は引き継げる

私たちは、人生において引越しをする回数の平均は約3回なのだそうです。

そのため、互助会に入会しているけれども、事情があって県外へ引越すことになったというケースがあります。

そのような場合は、現在の互助会を解約するのではなく『互助会の移籍』をしましょう。

互助会の移籍をすれば、引越し先でも《現在の互助会と同等のサービスを受ける権利》を引き継げるのです。

もしも現在加入している互助会と同グループの葬儀社が引越し先の近くにあれば、そこでほとんど同じ内容を引き継ぐことができるでしょう。

同グループの葬儀社が無かった場合でも、互助会のある葬儀社であれば、内容は少し変更されますが同レベルのサービスを受ける権利を引き継げます。

この権利の引き継ぎは、日本全国に互助会があり、各互助会同士がしっかりとネットワークで繋がっているからこそできるんですよね。

《関連記事》:引越しをするなら互助会は解約しなきゃダメ?互助会の移籍をする方法

互助会に入るメリットとデメリット

両手の上にmeritとdemeritの文字を持っているスーツの男性

すべてのことには必ずメリットとデメリットがあります。

互助会についてより深く理解するためにも『互助会のメリットとデメリット』をちゃんと知っておきましょう。

互助会に入るメリット

互助会に入会することのメリットは、先ほど書いた内容と重複してしまいますが、

  • お葬式での出費を大幅に減らせる
  • 立派な設備のある会場や備品を使用できる
  • 葬儀式場やご遺体の安置所がすぐに確保できる
  • 葬儀場以外の会員専用の施設が利用できたり、会員特典を受けられる

などがあります。

お葬式での出費を大幅に減らせる

互助会の会員は、お葬式を行うときに大幅な割引を受けることができます。

割引率は申し込むプランによって違いますが、だいたい【30%~50%】の割引となります。

非会員の人とまったく同じように豪華な施設や備品を利用しているのに、会員割引のおかげで30%~50%も安くなるのですから、これはかなり大きな優遇です。

このように、お葬式での出費を大幅に減らせることが互助会に入会する最大のメリットです。

ちなみに、お葬式の出費を減らすために『格安葬儀』を考えている人もいますが、格安葬儀をするときには少し注意をしてください。

ごく一部の格安葬儀社の広告には【数万円】でお葬式ができるかのように記載されていますが、実際のところ数万円でまともなお葬式はできません。

納得のいくお葬式をするためにはメニューの追加が必要で、最終的には一般的な葬儀費用と大差がないんですよね。

また、格安葬儀をするとトラブルがおきやすい点にも注意しましょう。

格安葬儀社としては利益をあげるために数を多くこなす必要があるので、どうしても対応が雑になりがちで、その結果トラブルがおきやすいんです。

とはいえ、大多数の格安葬儀社は利用者に寄り添った対応をしてくれますので、『とにかく葬儀費用を抑えることが最優先』という人は格安葬儀でもよいでしょう。

豪華な設備のある会場や備品を使用できる

あなたの家の近くにある葬儀社はとても立派な建物だったりしませんか?

最近の葬儀社の建物はまるでホテルのようですが、それを利用するには当然ながら相応の金額を支払う必要があります。

しかし、互助会で事前に積み立てを済ませておけば、いざというときに豪華な施設を格安料金で使用できます。

豪華な施設の中には高価な備品などがあり、もちろんそれらの備品を使うことができます。

お葬式は大事な家族の【最後の晴れ舞台】ですから、それなりに豪華な設備のもとで執り行ってあげた方が故人も喜ぶのではないでしょうか?

葬儀式場(斎場)やご遺体の安置所がある

互助会には【直営の式場】や【提携している式場(斎場)】がありますが、じつはこれが大事なメリットの1つなのです。

お葬式をするときによくあるのが、『お葬式をしたい日が、どこの葬儀式場も予約でいっぱいだった』ということです。

お葬式は急にやって来ますから、時期によってはどこの葬儀式場も空きがなく、10日以上もお葬式が先送りされることもあります。

しかし、互助会では、いつでもお葬式ができるように複数か所の葬儀式場(斎場)を確保していますので、そのおかげで喪主の希望に合わせた日程でお葬式ができます。

複数か所の葬儀式場を確保できるのは互助会があるような大規模な葬儀社なので、この点は互助会ならではの安心感といえます。

また、病院や施設で亡くなった場合、早くご遺体を移送するように急かされますが、葬儀社が決まっていない場合、ご遺体の搬送先が無くて困ってしまうのです。

喪主の自宅に搬送することも多いですが、事情によってはそれができないこともあります。

しかし、互助会に入っていれば、互助会の所有する立派な霊安室が利用できるため、ご遺体の搬送もスムーズに行えます。

ですから、いろんな設備が整った施設を利用できるというのは互助会に入会するメリットです。

物価変動があっても契約コースの内容は変わらない

物価というのは常に変動します。

そして、物価は少しずつ上昇していくので、以前は低価格で利用できたものが、10年後には価格が上がり利用できなくなるということもあります。

しかし、互助会側は、物価が上昇しようと会員に対して《契約したサービス》を提供しなければなりません。

ですから、会員側としては、互助会の入会時に契約したコースの内容は、たとえ物価が高騰したとしても追加金なしで利用できるんです。

このように、物価変動があっても契約コースのサービス内容は変わらないということが互助会に入会するメリットになります。

葬儀場以外の会員専用の施設が利用できたり、会員特典を受けられる

互助会に入会すれば、互助会の所有する葬儀場以外の施設も利用できます。

それらの会員専用施設を利用することで、旅行先などで豪華な施設を割安料金で使えます。

また、その他にも、

  • ホテルまたは旅館
  • ショッピング
  • レストラン(グルメ)
  • レジャー
  • スポーツ

など、いろんな場面で会員特典を受けられます。

そして、これらの特典を契約者本人だけではなく家族も受けられるのですから嬉しいメリットですよね。

互助会に入るデメリット

続いて、互助会に入る【デメリット】を紹介しますと、

  • 決まったプランから選ぶことになり、結局は追加金が発生する
  • 他の互助会に移籍したら全部同じサービスを受けられるとは限らない
  • 互助会に入会していることを忘れる、または家族が知らないと損をする
  • 互助会を運営する企業が倒産する可能性がある

などが挙げられます。

メリットだけではなくデメリットもしっかりと理解しておきましょう。

決まったコースから選ぶことになり、結局は追加金が発生する

互助会に入会するときは、いくつかの決められたコースの中から選ぶことになります。

先ほども言いましたが、どのコースを選んでも、ほとんどの場合は【追加金】を支払ってお葬式を執り行うことになります。

互助会に入会すると「支払い(積み立て)は終わったから、もうこれ以上お金はかからない。」という勘違いをする人が本当に多く、それが原因でトラブルになりやすいので要注意です。

また、会場については、どこでも自由に選べるわけではなく、互助会の直営会場や提携会場など『指定された会場』の中から選択しなければなりません。

互助会には多くの特典がありますが、その互助会に関係する場所でしか特典が使えませんので注意しましょう。

他の互助会に移籍したら全部同じサービスを受けられるとは限らない

互助会に入会した後で、家庭の事情によって引越しをする人も多いので、そのような人は引越し先で他の互助会に『移籍』をしましょう。

移籍の手続きをすれば、前の互助会で申し込んだコース内容と同レベルのものを次の互助会で引き継げます。

ただし、前の互助会で契約したプランと全部同じサービスを受けられるとは限りません。

設定されているコースは互助会ごとに違うので、前の互助会とまったく同じサービスを受けるというのは難しいんですよね。

このように、移籍により内容の変更を受け入れる必要があるのはデメリットになります。

互助会に入会していることを忘れる、または家族が知らないと損をする

互助会に入会するときには『家族みんなで話し合ってから決める』ということが非常に大事です。

たまに、「家族には迷惑をかけたくないから。」と言って、誰にも相談せず互助会に入会してしまう人がいます。

とても家族想いで計画性のある人のように思えますが、これはよくありません。

入会から長い年月が経つと、契約者本人が『互助会に入会したこと』を忘れてしまうケースがあるんですよね。

そして、いざ契約者が亡くなったときに、本来であれば大幅割引などの多くの特典が受けられるところを、それを知らない家族は他の葬儀社でお葬式をしてしまうのです。

また、家族としては何も知らないわけですから、互助会の解約もできません。

これじゃ、せっかく家族の負担を軽減させるために支払ったお金が完全に無駄になります。

むしろ、その分のお金を家族に残しておく方がまだよかった。

このように、互助会に入会したことを忘れてしまったり、家族がそのことを知らないと、結局は損をしてしまうのがデメリットとなります。

互助会を運営する企業が倒産する可能性がある

互助会というのは民間企業の事業です。

ですから、場合によっては経営不振などにより互助会を運営する企業が倒産する可能性もあります。

そうなると、互助会も活動ができなくなります。

また、会員が支払ったお金は、必ずしも全額が返金されるという保証はなく、法的に義務付けられた『会員が支払ったお金の半分』だけが返金されることもあります。

もちろん、ほとんどの互助会が急に倒産なんてしませんが、永遠に存在するわけでもないことを承知しておく必要があります。

互助会の入会方法

申込書にハンコを押そうとしている右手

互助会は日本全国にあり、それぞれの互助会によってプランの内容が違います。

まずは、あなたの近所にある互助会の資料請求をしたり、あるいはインターネットで検索して、家族とよく話し合ってから入会の申し込みをしましょう。

入会する互助会を探す

今の段階で【入会したい互助会】が決まっていない場合、まずは互助会を探すところから始まります。

最近では、互助会の資料請求ができるサイトがあるので、それらのサイトを利用して自宅近くの互助会の資料請求をしてみてください。

まずは、仕事の通勤時間や休憩時間などにスマホやパソコンを使って、どんな互助会があるのかを大まかに調べてみましょう。

気になる互助会があれば、その互助会の公式サイトから資料請求をしてください。

ここで注意点が1つあります。

資料請求をするときは、できるだけ複数の互助会に資料請求をしてください。

互助会によって契約コースの内容が違いますので、複数の互助会の資料をよく比較検討して、それから決めてください。

じつは、互助会でトラブルが起きる原因の多くは【契約者側の理解不足】なので、しっかりと資料の内容を確認し、家族でよく話し合ってから入会する互助会を決めてください。

【関連記事】:互助会はどこがいい?お坊さんの僕がおすすめする互助会5選

対面(窓口)で申し込む

互助会に入会するにあたり、互助会の窓口まで行き対面形式で申し込みをするケースは多いです。

まずは互助会の担当者と直接会って、そこで詳しい説明を受けます。

このときに不明点があったら必ず確認をしておきましょう。何となく説明を聞いてしまうと、後になってトラブルになる可能性があります。

説明を受け、十分に納得できたら、次にその互助会所定の申込書へ必要事項を記入し押印します。

なお、支払い方法を『毎月の積み立て』にする場合、支払い方法が【口座振替】となる互助会が多いので、申し込み時には必ず契約者本人の《通帳》と《通帳の届出印》を持参してください。

必要書類の提出と費用の支払い方法の確認ができ次第、契約者へ『加入者証』が発行されます。

インターネットから申し込む

互助会の入会は、対面形式ではなくインターネットから申し込むこともできます。

ただし、残念ながらインターネットでの申し込みは全部の互助会が対応しているわけではあありません。

インターネットで申し込みをする場合は、希望する互助会の公式サイトに入り、そこで案内に沿って必要事項を入力していきます。

入力をする内容は、

  • 契約者の情報
  • 契約するプランの選択
  • 互助会の規程(約款)への同意
  • 費用の支払い方法の選択

などです。

ちなみに、互助会によっては、インターネットでは【仮申し込み】までしかできず、【本申し込み】をするには互助会スタッフと会って最終的な説明と確認が必要となる場合もありますので注意しましょう。

インターネットでの互助会の入会方法については『互助会に入会する方法。申し込み手続きの流れを分かりやすく解説』で詳しく紹介していますので読んでみてください。

互助会の解約(退会)

解約という文字が書かれた紙を差し出している右手

お葬式は互助会に入会しなくても執り行えます。

ですから、互助会には入ってみたものの、途中で「やはり必要ないから辞めたい。」と考え直す人もいます。

ここからは、互助会を解約する理由や解約方法について紹介していきます。

解約をする理由

互助会を解約する人には必ず理由があるので、主なものを2つ紹介します。

家庭の経済的な事情

互助会の解約の理由として1番多いのは『家庭の経済的な事情』です。

要するに、積み立てをする余裕が無くなった、ということですね。

僕がいる寺の信者さんが互助会を辞めたときもこの理由でした。

互助会の積立金は、一般的に『毎月1,500円~5,000円』くらいを支払います。

家庭によっては、この積立金の支払いが生活を圧迫することもあります。

そうなると、現在の生活を優先せざるを得ないので、互助会の解約となってしまうんですよね。

互助会のない葬儀社へ依頼したい

最近の葬儀社の中には、あえて互助会などを設立せずに、その代わり費用の安いプランを用意しているところも多いです。

そのような葬儀社で葬儀をしたいと考えている人は、互助会に入る理由がありません。

なぜなら、立派な施設や備品の使用、その他の会員特典よりも、とにかく『少しでも葬儀費用を抑える』ことが大事だからです。

安さを求めるなら、最初から費用が安い葬儀社に依頼するのが1番いいです。

ただし、先ほども言ったように【格安葬儀社】はトラブルもおきやすいので、価格だけで判断せずに内容をしっかりと見てから決めてください。

このように、途中でお葬式に関する考え方が変わった人などは、途中で解約をしています。

互助会の解約方法

互助会を解約すると決めたら、間違いのないように解約手続きをしましょう。

解約方法の手順としては、

  1. 契約者が互助会に連絡をして、解約したい旨を伝える
  2. 互助会のスタッフと対面し、そこで解約に関する説明を受ける
  3. その互助会所定の解約書類に必要事項を記入&押印して提出する
  4. 解約の書類が受理される
  5. 指定した口座に返戻金が振り込まれる

といったカンジです。

解約の手続きというのは、基本的に【契約者】が行います。

契約者以外の代理人でも解約手続きはできますが、その際には《委任状》の提出が必要になります。

代理で解約手続きをした場合、解約金の払い戻しは【契約者の口座】となります。

また、解約書類は郵送してくれるところもありますので、最初に電話連絡をしたときに確認してみましょう。

ちなみに、最近では互助会の解約のときにトラブルを起こしてしまう人も増えています。

そのような人のために専門の【解約代行業者】がありますので、興味のある方はインターネットで検索してみてください。

【関連記事】:【保存版】互助会を解約(退会)する方法。解約したい理由や満期の後についても詳しく解説

互助会の解約返戻金は解約手数料が差し引かれる

互助会を解約すると事前に支払ったお金が返ってきます。

ただし、支払ったお金のすべてが返金されるわけではありません

解約後に返金されるのは、解約手数料が差し引かれた金額だけです。

解約手数料は互助会によって違いますが、多くの互助会では事前に支払った金額の【10%~20%】相当くらいです。

じつは、この解約手数料について互助会とトラブルになるケースが多いのです。

支払った金額の20%ですから、かなりの金額になりますので、契約者は「まだ何も利用していないのに20%も減らされるのはおかしい!」と怒ってしまうんですよね。

しかし、解約手数料については入会時に同意しているはずなので、それを後から文句を言う方がおかしいと思うのは僕だけでしょうか?

まとめ

互助会に入会して事前に掛け金を支払っておくことで、お葬式のときには豪快な施設や備品を格安料金で使えたり、葬儀費用の大幅な割引が受けられます。

ですから、互助会に入っておけば、いざというときに葬儀費用をある程度は軽減できます。

また、互助会の特典は、引っ越し先でも引き継ぎが可能だったり、契約者の家族にも適用されるところも嬉しいポイントです。

ただし、互助会に入会しても、

  • お葬式のときに現金が支給されるのではなく、大きな割引やサービスを受けることにより出費が大幅に抑えられる
  • 『事前に支払った掛金』だけで葬儀費用の全部をまかなうことはできず、より満足のいく内容にするために多少の追加金を支払うケースがほとんど
  • 解約金は手数料を引かれてから返金される

という点には注意が必要です。

互助会にはいろんなメリットやデメリットがありますが、互助会に入るべき人は、

  • 故人や弔問客に対して失礼とならないように豪華な設備や備品を使いたい。
  • お葬式の内容についても、不足がないよう丁寧に執り行いたい。
  • できる範囲で葬儀費用を安くしたい。

という人です。

反対に、互助会に入会をする必要がない人は、

  • 何となく互助会に不信感を持っている
  • とにかく安さだけを追求している
  • もう十分な葬儀費用の用意がある

という人です。

互助会に入会すべきかどうかは人それぞれの考え方や経済状況によって変わりますので、入会する前に【どのプランにどんな内容が入っているのか】をしっかりと確認してください。

しっかりと確認して、それで「互助会に入った方がよい。」と判断したら、できるだけ早く積み立てを始めるようにしましょう。

※互助会に入会するときはコチラの記事を参考にしてみてください。

互助会はどこがいい?お坊さんの僕がおすすめする互助会5選