仏事全般

【40代の終活】家族へ迷惑をかけないために今からするべきこと

この記事はこんな人に向けて書いています
  • 『終活』について大まかなことを知っておきたい。
  • もしもの時のために、家族へ迷惑をかけないように今から準備をしたい。
  • 自分は40代だけど、『終活』なんてまだ早いかな?
  • 『終活』って何をすればいいんだろう?

あなたは、【自分の死】について考えたことがありますか?

きっと少しくらいは考えたことがあるはず。

だから、死亡保険にも加入をしていることでしょう。

死亡保険があれば、もしものことがあってもそれなりのお金を残すことができます。

しかし、お金のことを考えるだけでは不十分です。

お金のこと以外にも、

  • お葬式
  • 財産相続
  • 様々な名義変更手続き
  • 遺品の整理
  • お墓や仏壇の購入

など、【残された家族がしなきゃいけないこと】についても考えておく必要があります。

これらのことについて事前によく考えて、できる範囲で先に決めておけば、あなたにもしものことがあっても家族が大変な思いをしなくてすみます。

ですから、早い段階からしっかりと準備をしておくことがとても大事なんです。

そうです、要するに、

家族のために『終活』をしましょう

ということです。

『終活』はできるだけ早いうちからやったほうがいいですよ。

『終活』を早く始めることで、あなたの家族に迷惑をかけずにすみますし、あなたの人生がより安心感があり充実したものにもなるのです。

でも、『終活』といっても何をすればいいのか分かりませんよね?

この記事では、そんなあなたに向けて、お坊さん歴20年以上の僕が、

  • 『終活』とはどのようなものか
  • 何のために『終活』をするのか
  • いつから『終活』をすればいいのか
  • 『終活』で具体的にどんなことをしておけばいいのか

について詳しく解説しています。

最後まで読んでいただければ、『終活』について一通り分かるようになりますので、ぜひチェックしてみてください。

終活とは何?

生れ出た命というのは、やがて必ず【死】を迎えます。

しかし、それがいつなのかは誰にも分かりません。

いつかは分からないけど必ず来るのです。

そして、【死】を迎えて大変な思いをするのは、【死】を迎えた本人ではなく家族です。

残された家族が、すべてのことを整理したり処理したりしなきゃいけないのです。

だったら、家族へ迷惑をかけないように、必ず来る【死】に向けて今から準備をしておいた方がいいと思いませんか?

昔から『備えあれば憂いなし』といいますが、何事においても準備というのは重要です。

ですから、必ず来る【死】に向けて早いうちから準備をしておきましょう。

あなたもご存じのとおり、【自分にもしものことがあったとき】のために生前から準備しておくことを、

終活(しゅうかつ)

といいます。

多くの人は『終活』という言葉を知っていて、そして何となくそれが大事なものであることも分かっています。

しかしながら、統計によると、実際に行動へ移す人は《全体の20%程度》なのだそうです。

なぜ、終活が大事なことだと分かっていながら20%程度の人しか行動しないのでしょう?

それは、

  • 自分はまだ本気で終活をするような年齢ではない、と思っている。
  • 同年代の知人たちがまだ終活をしていないから自分もまだしなくていい、と思っている。
  • 大事なことだと分かっているけど、正直なところ面倒くさい。
  • 終活を始めたいけど、何をすればいいのか分からない

からです。

じつは、『終活』をする目的は【自分にもしものことがあったとき】のための準備だけではありません。

早いうちから『終活』をしておくことによって、あなたの今後の人生をより《安心》で《充実》したものにするのです。

【自分にもしものことがあったとき】を想定して事前にしっかりと準備をしておけば、あなたの家族だけではなく、あなた自身にとっても安心ですよね。

安心があれば、心に余裕が生まれます。

心に余裕があれば、あらゆることへの視野が広がったり、人に対しても優しくなれますので、より充実した人生を送ることができます。

ですから、『終活』をする主な目的は【もしものときに家族へ迷惑をかけないため】ですが、それと同じくらい大切な【自分の人生を充実させるため】という目的があるのです。

40代から終活をしておくべき理由

何度も言いますが、『終活』は早いうちからやっておきましょう。

何でもそうですけど、早めに準備をしておくことが大切ですよ。

お坊さんの僕としては、40代になったら『終活』を始めた方がいいと思っています。

とはいえ、こんなことを言うと「それはちょっと早すぎない?」とか「なんだか面倒くさそうだな。」なんて思うかもしれませんね。

40代の多くの人はそう思っています。

そして、そのような人はその後もずっと『終活』を先延ばしにしてしまい、その結果、いざというときに家族へ迷惑をかけてしまうんです。

40代から『終活』をしておけば、【もしものとき】までに時間がたくさんあるんですよね。

時間がたくさんあるということは、何をしておくべきかをじっくりと考えることができ、必要な費用を準備する上でもかなり有利です。

ですから、『終活』は40代から始めるくらいでちょうどいいのです。

家族に安心してもらうため

40代から『終活』をする理由としては、

家族に安心してもらうため

というのがあります。

40代のあなたは今まさに『働き盛り』です。

そんなあなたが今のうちから『終活』を始めたら、あなたの家族はどう思うでしょう?

とりあえず、

えっ、何どうしたの?もしかしてこの人、私たちに言えないような病気でもしてるの?

って思うことでしょう。

そこで、40代から『終活』をする理由をあなたがちゃんと説明をしてあげてください。

家族のためにやっていること、人生を豊かに過ごすために早くから取り組んだ方がいいこと、これらを丁寧に説明してあげてください。

もしかすると「今からそんなこと、縁起でもない。」と言われるかもしれませんが、そうではないことをちゃんと伝えてあげてください。

恩着せがましいくらいに『家族のために終活をする』ということをアピールするくらいで丁度いいです。

そうすれば、あなたの家族は【40代からの終活】に対して理解をし、「家族のことをいろいろと考えてくれているんだな。」って安心してくれるでしょう。

将来に向けて計画的に行動するため

『終活』というのは【自分の死】について考えるわけですから、いろんなことを《ゴールから逆算して考える》ということです。

ゴールから逆算して、【いつまでに何をしておくのか】ということを区切りをつけながら順序だてて計画をしておくのです。

つまり、『終活』は、

将来に向けて計画的に行動するため

にやるのです。

多くの人は、自分の年齢が《年金を受給するくらいの年齢》までいってから、そこでようやく行動をし始めます。

しかし、それでは『手遅れ』なことも中にはあります。

特に【お金】に関することは早めに取り組んでおかないと、年金生活になってからでは遅すぎます。

働き盛りの40代のうちから、貯金や投資などで【自分が死を迎えるまでの資金】をしっかりと準備しておく必要があります。

先ほども言いましたが、『終活』は、自分が死んだ後のためだけではなく、自分の人生を豊かにするために行うものでもあります。

将来のことをしっかりと見据えて計画的に行動することで、より安心で充実した人生を歩むことができます。

そのためにも、『終活』をして【自分の死】までのこともしっかりと計画を立てておきましょう。

自分の親と一緒に終活ができる

40代から『終活』をすることは、あなたの家族やあなた自身のためだけではなく、じつは【あなたの親】にとっても良いことなんです。

あなたが40代から『終活』をすると、

自分の親と一緒に終活ができる

のです。

40代の子どもを持つ親のほとんどは60代~80代前半なので【真剣に『終活』に取り組むべき年齢】になっています。

しかし、先ほども言ったように、多くの人はなかなか行動をしません。

また、せっかく行動を始めたとしても、高齢者の場合は【何をすべきか、何を知っておくべきか】ということをちゃんと判断できないんですよね。

実際に、そのような高齢者を狙った【終活に関連する詐欺】がたくさんありますし、今後も増えていくはずです。

そこで、あなたの出番ですよ。

あなたが、あなたの親と一緒に『終活』をすればいいんです。

40代のあなたなら、いろんなことをちゃんと判断できます。

あなたが今やっているように、まずはあなた自身の『終活』のためにスマホやPCでたくさん情報を集めてください。

そして、集めた情報をもとに何が必要なのかをよく学んで、それをあなたの親に教えてあげてください。

あなたも一緒に『親の終活』取り組んであげると、あなたの親からすればとても心強くて安心できるはずですよ。

しかも、《人に教える》というのは学んだ知識を整理して、それをちゃんと理解しないとできませんから、あなたにとっても非常に良い勉強になります。

ですから、40代からあなたの親と一緒に『終活』をすれば、あなたの親からは感謝されて、あなた自身にとってもよい勉強になるという、まさに【一石二鳥】になるのです。

40代の終活でするべきこと

ここからは、40代の『終活』でするべきことについて紹介していきます。

ハッキリ言って『終活』というのはすることがたくさんあります。

『終活』ですることは、以下のようなことです。

  1. 『エンディングノート』を作る
  2. できる範囲で身辺整理
  3. 『自分の財産』の確認と情報共有
  4. スマホやPCのデータ整理
  5. 現在加入している保険を見直す
  6. 資産運用をする
  7. お葬式のことを話し合っておく
  8. 交友関係を一覧表にする
  9. お墓のことを話し合っておく
  10. 日頃からできるだけ『自分の写真』を撮る
  11. できるだけ物を増やさず、買うものを厳選する

ご覧のようにけっこうありますよね。

だからこそ、動けるうちから早めに取り組んだ方がいいんです。

これらのことを、今のうちから1つずつ着実にこなしていってください。

『エンディングノート』を作る

『終活』をする上で欠かすことができないのが、

『エンディングノート』を作る

ということです。

『エンディングノート』は、いわゆる【遺言書】とはまったく違うものです。

【遺言書】は亡くなった後のことに関することを文書に残すことです。

しかし、『エンディングノート』は亡くなった後のことだけではなく、今後どのように過ごしたいのかなど自分自身の思いや考えも記しておくものです。

また、『エンディングノート』はあくまで個人の思いや考えを記しておくものですから、【遺言書】のような法的な効力はありません。

『エンディングノート』に書く内容としては、

  • 自分自身の思いや考えについて
  • 家族へ伝えたいことについて
  • 個人情報について
  • 医療や介護について
  • お葬式やその後の年忌法要について
  • いざというときの連絡先について
  • 財産相続について
  • あらゆる物の保管場所について

などです。

この『エンディングノート』は家族にとって欠かせないものとなります。

当たり前ですが、もしもあなたが死んでしまったら、家族に伝えたいことがあってもそれができません。

しかも、私たちは日頃の生活をしている中で【自分だけが分かっていること】というのがたくさんありますよね?

なので、家族に伝えておくべきことを事前に書面で書き残しておくのです。

そして、いざそうなったときに家族は『エンディングノート』を見て、あなたからのメッセージをもとに動いてくれます。

ですから『終活』をする上で『エンディングノート』は必須なのです。

できる範囲で身辺整理をする

僕がお坊さんをしてきてよく聞いたのが、

亡くなった親父の遺品がたくさんありすぎて、大事なモノがどこにあるのかサッパリ分からなかったんですよ。

という遺族の愚痴です。

ですから、『終活』をするなら、

できる範囲で身辺整理をする

ということが大事です。

昔の人は物をとても大事にするので、簡単には捨てることができなかったんでしょうね。

でも、物を捨てないならキッチリと整理をしておかなきゃダメなんですよね。

とはいえ、それができる人はそんなに多くありません。

また、いくら整理をしても物が増えていけば、だんだんと手に負えなくなってしまいます。

それで結局は物を整理しきれず、最終的に家族が大変な思いをするのです。

ですから、あなたは【ちゃんと物を整理する】ようにしてくださいね。

べつに、最近でいう『断捨離』をしろと言っているのではありませんよ。

きっと1つ1つの物が《思い出の品》でしょうから、無理にそれらを捨てる必要はないです。

でも、他の家族が見ても【何がどこにある】ということが分かるように、日頃からしっかりと【整理】をしておいてください。

『自分の財産』の確認と情報共有

あなたも40歳を過ぎればそれなりの財産を保有していますよね?

でも、あなたの家族はそのことをご存じですか?

きっと全部をご存じではないんじゃないですか?

もしかすると、あなた自身もよく分かっていないのでは?

ですから、『終活』をするなら、

『自分の財産』の確認と情報共有

をしましょう。

財産というのは、ザックリ言えば、

  • 金銭
  • 土地
  • 家屋
  • 家具
  • 貴金属
  • 有価証券(持ち株など)

のことです。

まずは、自分がどんな財産を保有しているのかを確認しておきましょう。

そして、保有している財産に関する書類などがちゃんと揃っているかも確認してください。

さらに、【財産の処分(売却)方法】までしっかりと確認できていれば最高です。

自分が保有している財産の確認ができたら、それらの情報を家族と共有してください。

当たり前ですが、あの世まで財産を持って行くことはできません。

あなたがいなくなったら、あなたの財産は家族が引き継ぐのです。

もしも家族があなたの財産のことを知らなければ、せっかくの財産が家族にとっては《存在しないもの》となってしまいます。

誰にも引き継がれない財産は、そのまま放置しておくと最終的には【国のもの】になってしまいます。

あなたが一生懸命に守ってきた財産が、よりにもよって【国のもの】になっちゃうんですよ。

そんなの悔しいと思いませんか?

生前にさんざん税金を巻き上げられているのに、その上さらに国のために寄付をするのですか?

あなたの貴重な財産は、国なんかのためではなく、大事な家族のために残してください。

そのためには、今のうちからあなたの財産に関する情報を家族と共有しておきましょう。

スマホやPCのデータ整理

最近では、多くのことを【スマホ】や【PC=パソコン】で行うことができます。

ですから、【スマホ】や【PC=パソコン】の中には重要なデータがたくさん入っています。

『終活』をする上で、

スマホやPCのデータ整理

はしっかりやっておきましょう。

重要なデータがどこに入っているのかを、あなただけではなく家族が見ても分かるように整理をしてください。

そして、いざというときのために、あなたのスマホやPCを起動させる際の【サインイン番号】を家族にも分かるようにしておきましょう。

また、いろんなアプリやサイトにログインするための『アカウント情報』、つまり、

  • IDまたはメールアドレス
  • パスワード

といった情報の管理も大事です。

例えば、あなたには毎月お金を支払っているようなアプリやサイトはありませんか?

それらを解約するには、あなただけが知っているIDやパスワードが必要です。

でも、あなたがいなくなってしまい、IDやパスワードが分からなければ、不要なアプリやサイトを解約するために面倒な作業をしなくちゃいけません。

面倒だからといって解約の作業をしなければ、そのまま料金を支払い続けてしまいます。

しかも、そのような支払いがいくつもあれば、毎月たくさんの【無駄金】が発生します。

ですから、あなたが利用している有料のアプリやサイトにログインするための情報は、あなたの家族も分かるようにしておいてください。

あっ、あなた今、

いやいや、ちょっと待て!それだと俺のプライバシーが無いぞ!

って思いましたか?

そうですね、たしかにそうかもしれません。

でも、あなたは【家族に迷惑をかけない】ために『終活』をするんですよね?

ならば、家族に迷惑をかける可能性があることに関しては【俺のプライバシー】は捨てましょう。

もしも、お金を支払う必要がなくて家族にも迷惑をかけないものであれば、それは【俺のプライバシー】として管理してください。

資産運用をする

40代から『終活』をした方がよい理由は、【自分の死】までに時間がたくさんあるから、です。

時間がたくさんあれば、自分がするべきことを1つ1つじっくりと考えられます。

また、時間がたくさんある方が、

資産運用をする

という点でも有利なんですよね。

こんなことを言うのもアレですが、やはり何をするにも【お金】が必要です。

老後の生活をするにも、自分のお葬式をするにも、とにかく【お金】がないと何もできないのです。

そして、【お金】はすぐに得られるものではありません。

まとまったお金を作ろうと思えば長い期間が必要となります。

しかも預貯金だけではお金が足りなくなる可能性も十分にあります。

なので、今のうちから預貯金の他にも『資産運用』をするということが重要になります。

べつに資産運用は年齢に関係なくできるものではあります。

しかし、高齢になってから運用をすると、収入がなくなっているので《失敗したときのリスク》が高すぎるんですよね。

一方で、40代くらいであれば、仮に運用に失敗してもリカバリーが可能です。

また、資産運用をするには、運用期間の長い方がより大きな『複利の恩恵』を受けられるので有利です。

ですから、40代のうちから預貯金をしながら、『終活』の1つとして資産運用をした方がいいんですよね。

ちなみに、僕も少しずつではありますが運用を始めています。

【関連記事】:お坊さんの私も投資信託をしている。初心者にはインデックス投資がおすすめ。

現在加入している保険を見直す

あなたは今、どんな保険に加入していますか?

そして、加入している保険の内容を正確に理解していますか?

というか、ずっと前に加入した保険をそのまま続けているんじゃないですか?

40代になったら、

現在加入している保険を見直す

ということをやってみましょう。

余計な内容が付いていないか、似たような内容で他社に安いものがないか、そもそも現在の保険に加入するべきか、など改めて考えるのです。

あなたにとって適切ではない保険に入っている可能性があるので、見直しはしておくべきですよ。

あと、もしもあなたが【昔からある大手保険会社】に加入しているなら、1度でいいから【インターネットの保険会社】の内容を見てみてください。

同じような内容でも【インターネットの保険会社】の方が掛け金がだいぶ安いですよ。

個人的には圧倒的に【インターネットの保険会社】をおすすめします。

だって、駅前にある立派なビルに店舗をかまえて、さらに多くの従業員を雇っている保険会社なんて、当然ながら掛け金が高くなるわけですよ。

一方で【インターネットの保険会社】は基本的に対面ではないので、ムダな店舗がなくて人件費も抑えられています。

なので、掛け金が安くて内容の充実した保険に入ることができるんです。

しかも、これからは間違いなく【インターネットの保険会社】が成長していきます。

あなたも早めに【昔からある大手保険会社】の高い掛け金から卒業してください。

そして、【インターネットの保険会社】に乗り換えて浮かせたお金は、あなたの将来や家族のために残しておきましょう。

お葬式のことを話し合っておく

あなたはお葬式で『喪主』をした経験はありますか?

喪主をしたことがあるなら『終活』の重要性がよくわかりますよね?

お葬式というのは喪主の負担がとても大きいのです。

それは、事前にお葬式に関することを細かく決めておかなかったことが原因です。

喪主となる人は、お葬式までの数日間でたくさんのことを判断してすぐに決めなくてはいけないから負担が大きくなるんです。

ですから、『終活』をするときには、

お葬式のことを話し合っておく

というのがメチャクチャ大事ですよ。

というか、きっと多くの人は『終活』といえば【お葬式に関する準備】のことを連想するでしょう。

自分のお葬式をするときに、

  • どこの葬儀社へ依頼するのか
  • お葬式には誰に参列してもらうのか
  • どのような形式のお葬式にするのか
  • 参列者へふるまう料理はどんなものにするのか
  • 生花はどうするのか

といったようなことをあらかじめ家族と話し合っておきましょう。

喪主がやることについては『お葬式で喪主がやることはコレ!事前の準備からお葬式後までの動き』の記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

お葬式のときに重要なのは【葬儀社】選びです。

あなたが現在どこかの葬儀社の互助会などに入会しているなら、いざというときにはその葬儀社へ連絡をしてください。

まだどこの葬儀社ともお付き合いが無い人は、今のうちからいろんな葬儀社の説明会に参加したり、あるいは資料請求などをしておきましょう。

葬儀社というのは悪徳業者もたくさんあります。

悪徳業者は、忙しい喪主の状況を利用して「一般的にこれは必要なんですよ。」なんて言いながら、不要なものまでガンガン追加してしまいます。

それで、何も知らない喪主は葬儀社に言われるがままに進めてしまい、最後に高額な請求をされることになるのです。

あなたは家族をそんな目に合わせたくないですよね?

だから、冷静に判断できる今のうちに、しっかりと比較検討をして、事前に『信頼できる葬儀社』を選んでおくことが大事なんです。

最近では、インターネットでも優良な葬儀社がありますので、一度検討してみる価値はありますよ。

NHKで紹介されたよりそうのお葬式

交友関係を一覧表にする

お葬式をする場合、家族や親戚以外にも知人や友人に参列してもらうことがあります。

そのときのために、あなたの、

交友関係を一覧表にする

といいですよ。

あなたの交友関係が分かっていれば、いざそうなったときに家族はスムーズに連絡をすることができます。

とはいえ、あなたの交友関係のすべてを一覧表にしなくてもいいですからね。

要するに、『自分のお葬式に来てもらいたい人』の一覧表があればいいんです。

また、一覧表を作るときには、

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • あなたとの関係性

といった最低限の情報くらいは記載しておきましょう。

お墓のことを話し合っておく

あなたが死んでしまったら、あなたの遺骨を埋葬するための【お墓】が必要です。

もうすでに『お寺』や『霊園』などに【お墓】があるなら問題はありません。

でも、まだ【お墓】がないなら、早いうちに、

お墓のことを話し合っておく

ことが大事です。

お墓というのは、家族の誰かが亡くなってから用意するという人がほとんどです。

お墓というのは後の人たちに代々受け継がれていくものです。

だから、お墓のことはじっくりと考えなきゃダメなんです。

しかし、その時の感情だけでお墓を用意してしまい、後になって悔やむ人がけっこう多いんですよね。

そんなことにならないように、

  • どこにお墓を建てるのか
  • どんなお墓を建てるのか
  • 誰がお墓を守るのか

ということを家族でよく話し合っておきましょう。

お墓について話し合いが終わったら、どのくらいの費用が必要なのかを計算して、今のうちからお金を貯めておいてください。

あるいは、今のうちからお墓を用意しておくのもいいと思いますよ。

墓石はとても硬くて丈夫ですから、普通に100年以上もちます。

ですから、金銭的に少し余裕があるなら、今のうちに建てておくと安心です。

ちなみに、お坊さんの僕としては、お墓を建てるなら『霊園』がおすすめです。

『霊園』だったら【お寺】に比べて圧倒的に便利ですし費用も安くてすむので検討してみてください。

【関連記事】:お墓を建てるなら霊園の方がいい?霊園のメリットとデメリット。

日頃からできるだけ『自分の写真』を撮る

僕が今まで700回以上お葬式をしていますが、たまに「この遺影、いつ撮ったものだ?」と思うような明らかに【ずっと昔に撮った写真】を遺影として使っているケースがあるんです。

もしかすると、その故人は写真に撮られることが苦手だったのかもしれません。

とはいえ、あまりにも若い頃の写真だと遺影としては適切ではありません。

ですから、あなたも、

日頃からできるだけ『自分の写真』を撮る

ようにしておきましょう。

言い方は悪いですが、いつ死んでもいいように頻繁に【最近の自分の写真】を撮っておくのです。

べつに、写真を撮るときはいつも【遺影】を意識しろと言ってるわけではないですよ。

写真はその瞬間を切り抜いた『思い出の記録』です。

『思い出の記録』はたくさんある方がいいと思いませんか?

だから、日頃からできるだけたくさん写真を撮っておいてください。

その中にはきっと『良い表情のあなた』の写真がありますから、それをついでに【遺影】の候補として残しておいてください。

できるだけ物を増やさず、買うものは厳選する

『終活』の話題になると、お葬式のことはもちろんですが、その他に『いかに遺品を少なくするか』という話が出ます。

実際に、家族が亡くなって大変な思いをするのは遺品の整理なのです。

ですから、あなたは、

できるだけ物を増やさず、買うものは厳選する

ということを日頃から意識しておきましょう。

じつは、できるだけ物を増やさず買うものを厳選することのメリットは大きいのです。

まずは、遺品が少ないほど残された家族の負担は少なくなりますよね。

次に、日頃から余計な物を買わなくなるので金銭的に少し余裕が出てきます。

そして、物があまり増えないということは掃除や整理の時間もあまり増えないので、どんどん物を増やしてしまう人よりも時間の確保ができます。

乱暴な言い方かもしれませんが、人生を有意義に過ごせるかどうかは、【お金】と【時間】をどれだけ確保できるかで決まります。

【お金】と【時間】の両方が多ければ、心に余裕ができますので、人に対しても優しくなれます。

そうすると、【お金】と【時間】だけではなく【良い人間関係】も生まれます。

また、買うものを厳選することで《自分にとって本当に必要なものかどうか》を考えるようになります。

このような【ものごとの本質】を考えるクセがつくと、簡単にはダマされないようになるのもメリットの1つです。

世間では【断捨離(だんしゃり)】というのが流行っていますよね。

『終活』においては、べつに必ず【断捨離】をするというわけではないですからね。

無理に物を捨てる必要なんかありませんよ。

あなたが残しておきたいと思うなら大事にとっておきましょう。

しかし、これからは『本当に必要かどうか』をよく考えてから買うようにしてくださいね。

まとめ:家族へ迷惑をかけないために、終活は40代からやっておこう

私たちは、いつこの命を終えてしまうか分かりません。

昨日まで元気だった人が、今日は帰らぬ人となってしまうこともあります。

ですから、しっかりと【自分の死】について考え、なるべく早い段階から『終活』をしておきましょう。

それが、あなたの家族のためであり、また、あなた自身の人生を豊かにすることにもなります。

『終活』でするべきことは、

  1. 『エンディングノート』を作る
  2. できる範囲で身辺整理
  3. 『自分の財産』の確認と情報共有
  4. スマホやPCのデータ整理
  5. 現在加入している保険を見直す
  6. 資産運用をする
  7. お葬式のことを話し合っておく
  8. 交友関係を一覧表にする
  9. お墓のことを話し合っておく
  10. 日頃からできるだけ『自分の写真』を撮る
  11. できるだけ物を増やさず、買うものを厳選する

などです。

『終活』は高齢になって慌ててやるよりも、若いうちから始める方がいいですよ。

若いうちから始める方が、体力や判断力だけでなく時間も十分にあるからです。

備えあれば憂いなし、です。

あなたの家族に迷惑をかけないため、そしてあなた自身の豊かな人生のため、もしものときに備えて今からしっかりと準備をしておきましょう。

NHKで紹介されたよりそうのお葬式

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